理事 赤居 実花
10月27日今年のフォーラムが無事に終了しました。
今年は、初関西で京都の会場。
毎年のフォーラムでは、午後から5つほどのグループに分かれて、森林セルフケアを体験していただきますが、今年は、基調講演をしていただいた、鎌田東ニ先生の案内で、京都東山の森に”全員”で入りました。
フォーラム日の前から、「せっかくの京都だし、別の森も行きたいなー」と思い、知人に声をかけ、フォーラム前日に、下鴨神社に糺の森で、森林セルフケアのプチ体験会を行いました。
有名な観光地(世界文化遺産)ゆえに、たくさんの人で、静かな時間が取れるかな?と心配していましたが、うるさくない程度の、まばらな人出で、まさしく、伝統文化の森を体験していただけました。
参加された方に、「どうして、プチってついてるの?」と言われましたが、
「いやーどう考えても、お参りがメインで、森はちょっとだけなのでねー」とお答えしながら、
森にかこまれた参道を、五感を使って色々なものを見つけよう!というカードを使い、歩きます。
五感を使って(意識して)森を歩くことが、初めての人も、あ!今、鳥の声が聞こえた!
この感触は、チクチクかな〜?生き物見つけた!などと、どんどん自然と仲良くなっていかれました。
参拝前の「手水社」からも歴史を感じます。下鴨神社にお参りし、皆で神社の説明を読みまくり、みたらし団子発祥の場所もお参りしました。
さあ!少し静かな森に入りましょう!…と森の歩道に入りかけたその時!
先ほど通過した、作り酒屋さんが出店されているテントで、日本酒の試飲がしたい!と、一人の人が、後戻り!「え?ここで、酒飲む?」
と、思いながらも、幾つものお酒を試飲する。
「ん??これはもしや、五感のうちの味覚がしっかり使えているではないか!」
ほんのちょっとのお酒なのに、皆、なんだかほこほこするね!と言いながら、森へ。。。
糺の森の歴史の看板を読んだり、気功で少し体を動かし、深呼吸をしたり、
小川の流れに見入ったり、最後は木漏れ日の中、一人のゆっくり時間を満喫。
京都の自然豊かな場所に住んでいる人も「こんな森や自然の歩き方は初めてでした。もっと森のことを学びたい!」とご感想をいただきました。
他の方も「赤居さん、今日のは、プチじゃないよ、フル体験だと思う」とこれまた嬉しいお言葉をいただきました。深い森でどっぷりもいいけれど、歴史や伝統を感じながらの身近な森も心と身体が緩みます。参拝に森と、楽しくて、とても良い時間になりました。