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2023年10月11日

「みつばちとの触れ合い」森林療法×ミツバチの可能性

「みつばちとの触れ合い」
森林療法×ミツバチの可能性


一般社団法人トウヨウミツバチ協会
代表理事 高安和夫


 前回は、宮城県富谷市の「みつばちの里」活動を紹介しました。ミツバチの行動を観察し、ミツバチのための蜜や花粉源となる花(養蜂植物)を育て、土と触れ合うことは「心のケア」に良い効果がありそうだという紹介をしました。
 今回は少し海外の事例をご紹介します。皆さん、ヨーロッパアルプスの麓に位置するスロベニアという国をご存知ですか?アルプスからの伏流水が溢れ出ている自然豊かな国です。

先日、友人のマウンテンランナー・トレイルランナーの宮地藤雄氏から、スロベニアでのアピセラピーの報告を受けましたのでご紹介します。宮地氏は現地で「養蜂観光」のプログラムを受講してきました。
(以下の写真は、SLOVENIA Green.Active.Healthy.というカタログから紹介しています。)

A:宮地さんの養蜂観光体験.jpg


ハチミツは美容にとてもいいことで有名で、スロベニアではハチミツ風呂やオイルマッサージにハチミツを使ったり、アピセラピーというミツバチ自体を使った療法があります。アピセラピーでは、プロポリスやローヤルゼリーを使ったり、それを含む空気を吸い込んで病気の予防や治療を行います。
(カタログの写真は、蜂小屋のなかで施術を受けている様子です。)

B:みつばちパーク.jpg

(写真、宮地藤雄氏提供)



 宮地氏も蜂小屋でくつろぎ、巣箱の空気も吸ってきたそうです。ミツバチの羽音を聴きながら眠ることが可能な施設もあるそうです。養蜂観光のプログラムではガラス越しにミツバチを観察しながら生態や暮らしについて説明を受けたり、蜂小屋の中で巣枠を取り出す養蜂体験、もちろんハチミツの試食もあります。

希望すれば、蜂小屋でのマッサージなどの施術も受けられるそうです。
スロベニアでは伝統的に蜂小屋を利用して「ミツバチと共に暮らす」生活様式が根付いています。宮地氏の報告は蜂小屋やそこで行われているアピセラピーにフォーカスしましたが、その大前提がアルプスの豊かな自然の中での人と自然とが共生した暮らしです。

C:みつばちパーク.jpg


 さて、話題を日本に移します。前回は宮城県富谷市の「みつばちの里」をご紹介しましたが、今回は隣の利府町の「みつばちパーク」を紹介します。こちらは梨農家で地元のニホンミツバチ養蜂グループ「日本みつばち八里の会」の副会長鈴木安洋さんが、使われていない水田を埋めて蜜や花粉源となる樹木や草木を植えて公園のように整備しました。

D:巣箱の解説をする鈴木康弘氏.jpeg


中央には「あずまや」を設置し休憩したり、ミツバチの講習やバーベキューをすることもあるそうです。つまり、ミツバチを眺め、羽音をききながら、ゆっくりした時間を過ごすことが出来るそうです。
森林セルフケアの出来る場所です。そして、そこには蜂小屋までありました。
壁にはニホンミツバチの巣箱が埋め込まれ、軒下には梨の受粉に活躍する「マメコバチ」のためのビーハウスも吊るしてありました。

E:ミツバチ小屋.jpg


ミツバチだけでなく生物多様性保全を考えた「みつばちパーク」で、ミツバチの世話や養蜂植物の手入れ、観察を通して、五感を活用しながら自分と向き合う「森林療法×ミツバチ」体験はいかがでしょうか?

詳しくは、10月22日(日)開催の森林セルケアフォーラムでご紹介します。
お申し込みはこちらから!
https://peatix.com/event/3632171/view
 

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★次回のイベントにご参加されませんか?イベント情報は下記サイトをご参照ください!
 https://jfts.peatix.com/view

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 https://www.facebook.com/TheJapaneseForestTherapySociety

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