• もっと見る

2022年06月11日

連載コラムBachの森歩きA「『樹形は変わる』『樹形を変える』」

「樹形は変わる」「樹形を変える」


森林セルフケアコーディネーター
小川 純子

 
降矢英成先生から樹木について学ばせていただく中で気になり始めたキーワードがありました。それが今回のタイトルにある「樹形」です。先生が「この木は樹形が変わってきているな。」とおっしゃっていたのを聞いて「樹形は変わるんだ」と、きっと過去の私であればスルーしてしまった言葉だったと思います。言葉の意味は理解できるからです。「そうなんだ、この木は樹形が変わってしまった木なんだ」以上終わり、と言う風に。

樹木に興味が湧いてきている私ですが、なんとなく頭の片隅に「樹形は変わる」ということがうっすらと引っ掛かりながらも日常を普通に過ごしていました。そんなある日、「あれ?」と思うことが起こりました。

A:伐採されたケヤキ.jpg


「この葉は、ケヤキ?この木は、ケヤキ?」

立ち寄った施設の駐車場に車を止め、ふと目に留まったこのもさもさした樹木。気になって近寄り葉に触れてみました。公園で拾ったケヤキの葉よりとても大きかったのですが、葉の特徴は「やっぱりケヤキだよね?」樹皮は若い時はグレーだと教わったし、後ろの電柱に似ている。一応、葉のサイズ感を忘れないように手のひらに葉をのせた写真も撮りました。帰宅してから林 将之著「樹木の葉」より葉身長5〜13pという一文を見つけ普通のケヤキなんだと納得。

でも何で葉の大きさに倍以上も開きがあるのだろう?何であそこまで伐ってしまうんだろう?

この日から私の目は意識的に樹木に向かうようになりました。私は世田谷区在住です。オリンピックの会場にもなりました馬事公苑の並びにある蔦屋書店によく行きます。書店内にあるスタバで早朝から一人で本を読んだり勉強したり、ぼんやり過ごすことが好きなのですが、ぼんやりしている時に私の視界に入ってくるのが硝子越しに優美に立ち並ぶ数本のケヤキです。ケヤキって綺麗だな、などとよく思っていました。

B:ケヤキ並木.jpg


小枝が無く、太い枝の途中からバッサリ伐られ、ふさふさと葉が生い茂り、幹からもふさふさ葉が出てきているこの樹木は何だろう?
ここでようやく気が付いたのです。「この立ち並ぶ樹木もケヤキだったんだ」 

C:千歳通り.jpg


私はついつい気になると自分が納得出来るまで調べたくなってしまいます。自分なりに調べていくうちに、新たなキーワードが見つかりました。「強剪定」と「街路樹」です。そして1冊の本にたどり着きました。

富田 改著「街路樹はなぜ剪定が必要か?」
私の何故?に答えてくれた本でした。「強剪定」、「不自然な樹形」という視点から恥ずかしながらやっと環境問題を自分事として考えられるようになってきた気がします。

この本をきっかけに富田改先生から学ばせて頂けることとなりました。その上で自分に何が出来るかを考え、出来ることからやっていこうと思っています。また、皆さまのお役に立てそうな情報がありましたら今後お伝えさせていただきます。

❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖

★次回のイベントにご参加されませんか?イベント情報はホームページをご参照ください!
 https://foresttherapy.wixsite.com/forest

★NPO法人日本森林療法協会 Facebookページに「いいね!」で最新情報をチェック!
 https://www.facebook.com/TheJapaneseForestTherapySociety

❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
posted by Yu SEKI at 16:43| サポーターコラム