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2022年05月12日

奈良県下北山村での集中講座開催について

奈良県下北山村での集中講座開催について


理事 太田 博幸



 日本を代表する「聖地の中の聖地」奈良県下北山村。森林セルフケア集中講座を2022年
3月19日(土)〜3月21日(月祝)の3日間にわたり行いました。今号のメールマガジンでは実施までの経緯と講座の模様をお届したいと思います。

 下北山村は奈良県の南部に位置し、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる大峯奥駈道が縦走する、人口約800人の村です。また村の木はトチです。「森林サービス産業」の準モデル地域として選定され、「心身再生の地」としてのブランディングとワーケーション向けヘルスプログラム開発に取り組んでいます。その下北山村に日本森林療法協会広報担当の関さんが本業仕事においてワーケーションとして訪れました。役場の地域振興課へ協会の活動を案内し、連携いただくことを検討してもらったことから下北山村集中講座は始まります。なお、当協会との結びつきの強い株式会社リヴァは下北山村にて宿泊型転換療養サービス「ムラカラ」を展開しています。

 一方、日本森林療法協会の集中講座は@講座実施の日程をコンパクトに集中できるA会場となる森は受講する地域で決められるB講師が講座の会場に出向くC受講料がリーズナブルになる等の特徴があります。下北山村地域振興課と協会とは、Zoomでのオンラインミーティングをはじめとしメールでのやりとりを行い、日程やフィールド、プログラムを決め集中講座の開催が決まりました。

 下北山村に入るにあたっては、抗原検査を受けて陰性を確認して入りました。
東京から名古屋で乗り換えJR松阪まで行き、松阪駅から下北山村迄、地域振興課和田課長と堀内課長補佐に車で迎えに来ていただきました。(お迎えといっても車で片道2時間10分の道程です。ありがとうございます。)

 集中講座の内容は、以下となります。

・参加者:14名(役場の方々、株式会社リヴァの方々、地域おこし協力隊の方々、デザイナーの方、森林組合の方々等、講座一部参加の方も含みます)
・講師等:心療内科医の降矢理事、太田理事、関広報担当、赤居コーディネーター(3日目に参加)

【初日】3月19日(土)9:00〜15:00 森林セルフケア講座室内編 
会場:下北山村スポーツ公園宿泊棟
内容:@森林セルフケア概論A森林の健康管理B森林のフィールドC森林セルフケアのメニューDワールドカフェ方式での振り返り。

降矢講師のウィットに富んだ講義で終始和やかな雰囲気で講座が行われました。振り返りで出た意見は、五感をひらくことの作用や専門的なことを学ぶことができた、学んだことをどのように生かしていくのか良いキッカケとなった。参加者がどういう想いで講座に参加したのかをシェアして、それぞれの専門性を生かすことの話しとなった。下北山村は急峻な場所が多く、フィールドとしてどうしていくかの意見交換をしました。

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【2日目】3月20日(日)9:00〜15:00 森林セルフケア講座実施編
会場:前鬼の里〜前鬼のトチノキ巨樹群〜前鬼川
内容:@五感を開く体験A自然観察的な体験B健康法の体験C運動療法的な体験D心理療法的な体験E一人で過ごす時間。

前鬼の里は、飛鳥〜奈良時代に活躍した修験道の開祖、役業者の従者となった鬼の夫婦、前鬼と後鬼が住みついたのがはじまりと言われ、五人の子供たちが宿坊を営んでいた聖域の入口です。(現在は五鬼助家の小仲坊のみ維持されています)
トチノキ巨樹は幹回り10mを超す霊木もあります。前鬼川は前鬼ブルーと呼ばれる驚くほど神秘的な美しさの清流となります。霊的、神秘的なフィールドは自分を見つめなおすには極めてふさわしい場所だと思いました。振り返りで出た意見は、心がスッキリし、考えが晴れやかになった。1/fゆらぎを感じた。元気になった、カラダが楽になった。休憩を多くとる必要性、体力差を考える必要性、トイレのことを考える必要性があると思った。植物の知識を深めたいとの知識欲が出てきた。参加者のおひとりが翌日に畏怖の念を抱く場所があったと言われました。

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【3日目午前】2022年3月21日(月祝)9:00〜11:00 森林セルフケア体験会
会場:明神池・池神社
内容:明神池は周囲およそ1キロメートル。池のほとりには役業者が神気に打たれて開いたとされる池神社がたたずんでいます。池神社から木漏れ日が差す、湖畔の遊歩道を歩き、ヤブニッケイやクロモジ等の観察をし、少し開けた広場(湖畔の道なのでみんなが集まりワークするにはここしかないという場所)で呼吸法や樹林気功を行いました。神社対岸のビュースポットや展望所での景色を楽しみ、池神社に戻り、ひとりの時間を過ごしました。
振り返りで出た意見は、1周1キロでちょうどよい時間で案内しやすいフィールドだと感じた。様々な植物に触れることができた。ひとりの時間の大切さを感じた。
なお明神池も水神が潜む神秘の池であり、注ぎ込む谷も出ていく川もないのに常に満々と水をたたえている、池に石を投げると雷雨になる等七不思議があります。

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【3日目午後】2022年3月21日(月祝)12:30〜14:00 森林セルフケア支援研修
会場:下北山村スポーツ公園宿泊棟
内容:森林セルフケア支援研修では、参加者のみなさんが、室内編・実施編等に参加して
おひとりおひとりがセルフケア体験会をご自身が講師となって、どのような人たちに・どのフィールドでどのようなプログラムをいくらの予算で実施するか考えて発表してもらうものです。今回は人数と時間の関係で2グループに分かれて事前に配布し記入いただいた書類をもとに発表・質疑応答を行い、それぞれの得意分野を生かしたプログラムをおすすめのフィールドでさまざまな予算設定での内容をシェアすることができました。

 3日間の集中講座は好天に恵まれ、神秘的・霊的なフィールドで濃密な講座を行うことができたと思います。心身再生の地、下北山村でセルフケアプログラムを活用し、訪れる人が身も心も浄化されることを期待しています。


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posted by Yu SEKI at 22:24| 活動報告