屋内編は赤坂溜池クリニック院長でもある降矢理事より講義を行いました。森林セルフケア講座屋内編は下記5つのテーマとなっています。
@森林セルフケア概論
森林セルフケア概論では森林セルフケアを学ぶにあたり、最初に知って頂きたい「森林セルフケアとは」「森林のなりたち」「日本の森林の現状」「森林での安全管理」をテーマに進行しました。
「森」と一言で表しても地域によって樹種が異なることから、分布図や各地の森の写真を用いながら「森」の違いについてご説明しました。また日本の森の現状や特徴、問題点についてご理解を頂きながら、最後は森での危険について生物・場所・天候・自らに存在する危険について知って頂き、これから森林セルフケアを実施する上での基礎をご理解頂きました。
A森林の健康効果
森林の健康効果では下記5つのテーマで進行しました。
特にAの「森林から人が受け取る快適性の要素」については「フィトンチッド」「1/fのゆらぎ」「五感」「運動」と事例や具体的なデータなどを交えながらご説明しました。
ここのテーマでは「森林が近いエリアに住む我々にとって、どのような効果があるのか」という質問があったりと、熱心な質問が出ました。
B森林セルフケアのフィールド
初日午前中の最後のテーマは「森林セルフケアのフィールド」です。
特に実際に下北山村で森林セルフケアを実施頂くために、ポイントをご説明しました。
フィトンチッドの多い森の特徴や快適性が感じられる森林、身近さ、難易度、標高、対象者などに様々なフィールドによる分類など、森林セルフケアを実施する上でのポイントをご理解頂きました。
C森林セルフケアのメニュー
昼食後の再開後のテーマは「森林セルフケアのメニュー」です。
明日、実際に実施する7つのテーマを今日は座学でご説明しました。7つのメニューとして「五感+αをひらく」「自然観察」「健康法」「心理療法」「ひとりですごす」「運動療法」「森林作業」とそれぞれの概要と特徴をご理解頂けたと思います。今日座学で学んだことを明日実際にフィールドで体感すると、より実感を持って頂けるのではないでしょうか。
Dワールドカフェ方式で振り返り
4〜5人でグループになり、今日の学びの共有を行いました。
各グループから出たコメントとしては…
・下北山村はスギ・ヒノキが中心であるが、どのような効果があるのかもう少し知りたい
→スギ・ヒノキはフィトンチッドが多いのが一番のメリット
→ヒノキは実を嗅ぐとより実感が出来ると思うので翌日の体験で是非実施しましょう
・対象者によってアプローチの仕方が変わるのではないかと思った
・知識だけでなく体験をすることで伝えていきたい
・村に存在する専門性を活かして森林セルフケアを取り組めると多様な取り組みが広まるのでは
・村には木々に囲まれているが、もう少し人々が森に入れるような整備が必要であると感じた。整備が進めば人と森のつながりが深まるのでは
など、様々な立場から多様な意見が出ました。
明日は「森林セルフケア講座実地編」に続きます!
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