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2022年01月20日

MailMagazine_役員コラムvol.20


理事
鈴木 友よ


この度、理事として協会と更に深く関わらせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

2018年に偶然(必然?)目に飛び込んだ「森林セルフケア」の文字。私の直感アンテナがピピっと反応し、サポーターを経てコーディネーターへ仲間入りをさせていただきました。

子育て、主婦、会社員の三足のわらじを履き毎日必死に生きていましたが、50歳を過ぎ、ふと自分の人生の残り時間を考えるようになりました。そのころから自分の奥底から湧き上がるエネルギー、わくわく感、とにかく行動しよう、という意欲・・そんな感覚が自分の中を満たしていくのが実感できました。そのタイミングで森林セルフケアと出会いました。

森林セルフケアで一番魅力を感じたのは「自ら森に出向き、自分をケアする」という概念でした。それまでは「教わる」「導いてもらう」という、受け身の状態のプログラムを受けることが当たり前になっていたので、自分の意志で、の部分がとても新鮮だったことに加え、このことがこれからの人生に光をもたらすものである、と感じたからです。

それから4年間、地元愛知県みよし市の雑木林にて月一回の森林セルフケア開催し続けています。扉が開いたような、そういう時期が自分に来た、という感じです。時を同じくしてTVを見ることができなくなったり(CMの音が特に不快に感じるようになった)、音楽の好みが変わったり、合成洗剤がダメになったり、心身に今までなかったようないろいろな変化が起こりました。

一番の変化は、自分のことを信じること、認められて、許すことができるようになったことです。自分の中にいる、小さな私の存在をハグし、今までその子の存在をなかったことにしてきたことを謝りました。
そうするうちに、多幸感に満たされることが多くなりました。自分の内側に全てが備わり、すでに在る、ことがおぼろげながら分かってきたからでしょうか。

森林セルフケアを開催する際、よく取り入れているプログラムは、【自分への手紙】です。
その時、その瞬間の自分から自分にあてて絵手紙を即興で描きます。一言メッセージもしたためます。

2021年12月に行った際には、年賀はがきに描いて、各自ポストに入れました。
2022年元旦に、一か月前の自分から年賀状が届きました。

自分への手紙.jpg


参加者の方から、「描いた時の空気の感覚、香り、音が蘇りました。」とのメッセージをいただきました。

このプログラムは、普段から自分と対話できていない人の場合、結構苦戦するのですが、続けるうちに、自分軸で生きることへのきっかけになるような気がしています。

私が愛読書【光の魂たち 植物編 森井啓二著】から、『木のエネルギーと繋がり、自然のエネルギーと繋がりあう方法』を抜粋、ご紹介します。まさに森林セルフケアのプログラムそのものです。

「樹木は、根を通じて大地を結びつき、幹を葉と枝を通して太陽の力と結びついている架け橋となる存在です。幹から横に延びていく枝葉は、無償で与え受け取る木の性質を象徴しています。木のエネルギーと繋がるには、まず直感でお気に入りの木を見つけます。ある程度大きな樹木がお勧めです。
自分の直感で選んだお気に入りの木を見つけたら、まず樹木全体を、そして葉や花、実の細部にわたる美しさや生命力を讃えましょう。
そして、愛情をこめて樹木に抱きつくか、傍らに座ってみましょう。
その樹に触れたままの状態で、自然界のエネルギーを体験させてくれるように、その樹木のエネルギーと繋がるように頼みます。

長い年月の間、風雪雨にさらされ太陽の光を浴びて、力強く立ち続ける忍耐、地にしっかりと張った根の安定感、空高く伸びる太い幹の強さ、枝の柔軟性、常に成長し続ける感覚。
樹木から与えられるすべてを樹木の波動を、ハートを通して感じます。そして一体化します。
樹木から受け取った自然界のエネルギーが自分の内側からも湧いてきて、そのエネルギーに自分の存在全体が融けていくままにまかせます。この感覚は、一度体験したら、いつでも引き出せるものです。
最後に樹から離れる時には、感謝と愛を送ることを忘れないようにしましょう。」

このような、植物とともに在る人間、という感覚はこれからの私たちにとっての大いなるサポーターとなってくれると信じ、毎日その瞬間を大切に生きていこうと思います。


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posted by Yu SEKI at 07:09| 役員コラム