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2021年10月16日

MailMagazine_役員コラムvol.17


役員コラムvol.17


理事 降矢 英成



9月の連休に、静岡・富士宮市へ「ホースセラピー」と「森林療法」を組み合わせる試みに行ってきました。

富士宮市のEPOという団体さんは、作業所を運営している福祉系の団体で、農福連携もなさっています。そして、この地域では昔から馬を生活に使っていたことから、障害児に「ホースセラピー」を行っています。対象が障害児なので、馬の種類を小型のポニーにしており、高さによる怖さがなく行いやすいのです。また、こちらのポニーは高齢の馬が中心なので、おっとりしていて、走らずに歩くだけなのが、とても癒しに向いていました。

そして、敷地内に馬場は複数あるのですが、郊外にあるため、周りに森林が広がっている環境になっています。このため、施設長の方が、「森林ホースセラピー」として、対象を「大人のメンタルヘルス」に広げたいとのことでお呼びがかかったのです。

実際にうかがってみましたら、最近、すぐ向かいのケヤキが広がる森を入手され、そこにあった倉庫をカフェに改装して営業を始めていました。そこは「森の広場」となっており、「森林ホースセラピー」にピッタリの場と分かり、ここを中心にすることを提案してきました。

この中心の「森の広場」コース以外にも、周囲の森林を巡る「林間コース」もあり、私はこちらを体験させていただきました。

 体験後に、以下のようなコメントをお出ししました。

〇時間と内容
・時間〜ストレスの方向けの場合、全体で1時間〜1時間半程度で行うといいと思います。
・「ホースセラピー」なので、ただ乗るだけでなく、馬との触れ合いも含めるといいと思います(最初に少し設定)
・馬に乗った状態に慣れる時間をとる(馬場を1〜2周する)
・それからコースに出る

〇コース
 段階的に4つくらいできそうですね。
・「傾斜」の有無と「道の広さ」の2点が基本的なポイントだと思いました。
・カフェ側のコースが樹林になっていてよいですね。
 以下のような1〜4の順で設定しておくといいと思います。

1,基本コース(馬場から畑、森の幼稚園のあたりまでくねくね歩き、それを2周する)
 馬場のような広い場所から、畑に入り、森の幼稚園のあたりの多少の木立、木陰にも行くことで、「傾斜がなくても変化のある景観」になる。特に、広場の「明るさ」と木立の「木陰」の両方を「交互に通る」ことは「刺激の変化になる」ことが分かっています。

2,森の広場コース(カフェ側の平坦な樹林の中を2周する)
 「広がり」のある、そして、落葉樹の「明るい」森で気持ちがいいコースです。そして、道も広いので、一押しのコースです(雨でぬかるんでいるときは、1の基本コースにする)

3,動物ふれあいコース(ミツバチ、年寄馬、ヒツジと出会う)
 「アニマルセラピー」という雰囲気になれるコース。養蜂のことも知ることができ、ヒツジにも出会えますし、傾斜も体験できます。2.のコースを1周してからこのコースに行くといいかと思います。

4,林間コース(体験させてもらったコース)
 針葉樹のやや暗い森で、道が細く、傾斜があるので、子供はスリルがあっていいでしょうが、ストレスのある大人にはあまり適していません。初回は使わず、馬慣れしている人や2回め以降に使うといいと思います。

 今回は、「ホースセラピー」と「森林セルフケア・森林療法」の組み合わせの検討でしたが、今までも、気功やヨガ、音楽療法などとの組み合わせがありました。この前は、別の森林関係地で、貯水池でのカヤックで、両側に樹木がせり出している環境では「森林カヤックセラピー」ができるのではという話題も出ました。

 このように、すべてのアクティビティで、森林セルフケア・森林療法と組わせてみることを検討すると、需要がかなり広がりそうですね。

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posted by Yu SEKI at 15:30| 役員コラム