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2021年08月12日

【身近な森のご紹介】vol.7「神社の鎮守の森」


「神社の鎮守の森」


公認心理師
臨床心理士
SAFARI代表
松尾 祥子



夏、真っ盛りです!災害と称されるほどの酷暑は身体に負担をもたらしますが、一方でギラギラと照りつける明るい陽射しや、早朝や夕暮れの湿り気を帯びた涼風には夏の匂いを感じます。

夏の匂いは、身体の自由に気づかせます。そう、走り出したくなるのです。野生に導かれ、奔放な衝動を感じ、思いのままに、予定を入れず、今日は何をしようと気の赴くままに過ごしたい。それは、窓の外を眺めながら授業を受け、時間に拘束されるように過ごした学校生活のなか、梅雨の肌寒さが一転し、まばゆい光とともに、自由に過ごせる夏休みが訪れたときのようで、歓喜ともいえる感情が身体中をかけめぐるのです。

高まる衝動性とともに、とにかく自然のなかに身を投じたい!こんな思いを受けとめてくれる、もっとも身近な「私の森」とは、神社の鎮守の森です。自宅の氏神は日常に、職場近くの日枝神社や都会のオアシス明治神宮は、訪れるたびに気づきを与えてくれる個性ある場です。また、地方出張の際には、仕事前の身心づくりに、仕事後の鎮静に、神社参拝をスケジュールとして組み込むよう心がけています。

鳥居をくぐり、凛とした空気の流れを感じると、自然と背筋が伸びてきます。足を進め、夏でも涼しい鎮守の森に入り、木々のゆらぎに呼吸を同調させるにつれ、気持ちの動揺や衝動性、心のささくれなどが丁寧に整えられてくるように感じます。時には、「いまここ」の生命の躍動を感じ、声を出し、風に乗り、身体を動かします。少し気恥ずかしさを感じる時は、劇団員の発声練習を装います。もしどこかの神社で風にのって声をだす劇団員を見つけたら、森で野生動物に遭遇した時のように、そっと離れていただければ幸いです。

@鎮守の森.jpg


また、今年に入って、身近な森として新たな場を迎えました。富士山の伏流水に恵まれた御殿場と報徳思想が支える城下町の小田原の中間に位置し、江戸時代から湯治場として栄え、また修験の地でもあった箱根の森です。標高800mの大涌谷を臨む地に事務所を設けました。ここは大人の遊び場、そして魂に寄り添える場にしようと考えています。そして、まずは持てる資源を活かすべく、必要なものはレンタルし、できる作業は自身の手でと、家屋や森の整備はできる限り自分たちの力で工夫をしながら作業をしています。

DIY作業はそれ自体が創造性をもった遊びです。心を自由に羽ばたかせ、笑いが溢れる、躍動感をもったひと時は都会生活のなかで感じたことのない面白いひと時に思えます。一方で、まったく経験したことのない状況を前に、どうしたらいいかわからず思わず途方にくれてしまうこともあります。特に、目の前の森の開拓は、課題が山積みです。

そこで、森林療法協会の皆さんで大人の遊び場を作成することに関心がある方がいらしたら、ぜひ週末ボランティアとしてご一緒しませんか。土地や木々、そしてご一緒いただける方の多様な声に耳を傾けつつ、「いまここ」の作品を創造していくことができれば、そのプロセス自体が面白いのではないかと考えているのです。この機会に、ご縁のある方との、化学反応があることを楽しみにしつつ、大涌谷を眺める、開拓を待つ森の写真を掲載します。

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★次回のイベントにご参加されませんか?イベント情報はホームページをご参照ください!
 https://foresttherapy.wixsite.com/forest

★NPO法人日本森林療法協会 Facebookページに「いいね!」で最新情報をチェック!
 https://www.facebook.com/TheJapaneseForestTherapySociety

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posted by Yu SEKI at 16:57| 身近な森のご紹介