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2020年08月06日

森林セルフケアサポーターコラムvol.4『離島の自粛生活〜父島にて』


離島の自粛生活〜父島にて


Milphin あいland Guide(みるふぃんあいらんどがいど)
打込 みゆき



こんにちは。

新型コロナウィルス感染症の影響で世界中の人々の生活や仕事、健康面や経済面にも大きな影響がでていますね。本土から船で24時間離れた小笠原でも大きく影響を受けました。

離島での自粛生活をテーマに今回は執筆させていただきたいと思います。

小笠原村より4月6日付で「不要不急の来島・上京の自粛のお願い」が発信されました。小笠原村にはコロナ を確定できる体制がなく、感染の疑いがある方に対する処置にも制限があり、救急患者の本土への 搬送も困難を極める状況にあるという、脆弱な島の医療体制・島民の健康を守るためでした。

週に一度の定期船・おがさわら丸の乗船人数は減少し、去年の5月は1983名。今年は107名となり、観光客が訪れない島の観光事業は大打撃でした。

私のガイドツアーは4月から6月末まで休業。ひっそりと静かな島に、私はひとりぼっち散策を楽しみ、いつもお客様を案内している森へせっせと出かけていました。春になると固有種の花が満開の時期を迎えます。トキワガマズミやシマギョクシンカ、この花たちを見ていただけないのは残念でした。

春の花々.jpg


早朝、海辺を散策すると、アオウミガメの足跡をたくさん見かけるようになりました。5月末くらいから産卵のシーズンの始まりです。


海岸でアーシングをしたり森へ出かけたりと、車で5分~15分ほど走れば大自然の中で過ごせるのは、健康面・精神面にもリフレッシュできます。とてもありがたい環境で暮らしているのだと、心から大感謝ですね。

朝の風景.jpg


島の飲食店はテイクアウトやデリバリーを積極的に始め、島民もどんどん利用して応援をしました。収入が激減した観光業に向けて、観光協会の呼びかけで、遊歩道の整備事業の雇用募集がありました。宿、ガイド、飲食、商事部の仲間が集まり、遊歩道整備や、海岸清掃をして汗を流しました。
普段話さないような方とも、作業を通じて仲良くなれたりして、とても良い経験ができました。みんなと食べるお弁当の時間が本当に楽しみで、わきあいあいの時間を過ごしました。

遊歩道整備事業.jpg


島の農業を助けるため、島の野菜や果物の配送料金の補助もあり、いつもは観光客に人気の島トマトやパッションフルーツもが並ぶことなく島民が購入できるのはうれしかったです。

7月から乗船客数を400名までとし、観光客の受け入れが始まりました。島にお客様が戻ってきました。約3か月観光のお客様との出会いがなかった分、感染症対策を更に気を配りながら、小笠原の森をご案内したいと思います。

亜熱帯の森.jpg


皆さまもどうぞお身体をご自愛くださいませ。

posted by Yu SEKI at 18:04| サポーターコラム