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「NPO法人制度・税制度に関する要望書」への署名賛同の呼びかけ [2014年05月31日(Sat)]

事務局の三島です。

シーズさんが緊急集会などを開催してくださっているNPO法人制度・税制度に関する要望書への署名賛同の呼びかけがはじまりました。

協会も賛同しています。

以下、シーズさんからのご案内です。是非、一緒に、声を届けましょう!

4月の政府税制調査会が打ち出した租税特別措置の全面見直し・廃止・縮小
の動きは、私たちに衝撃を与えました。認定NPO法人への税制優遇措置が
その対象となっているからです。
これを受け、シーズでは、5月9日緊急集会を開き、その後も、ロビー活動を
進めています。
一方、NPO法の見直しは来年3月が期限ですが、国会での議論は進んで
いません。仮認定の特例の延長や認定要件の緩和など、重要な見直しが
必要です。NPO法改正を実現するためには、今国会(6月まで)にある程度の
方向性を示す必要があります。
今回は、認定制度のメリットを守りつつ、NPO法改正をいかに進めるのかが
ポイントとなります。

私たちの声を届けるべく、「NPO法人制度・税制度に関する要望書」に
改悪阻止、そしていっそうの改善を求める内容をまとめました。
要望書は以下URLよりご覧ください。
http://sfml.jp/?c=378256&o=0011000000M3rpFAAR&v=10354a2e
5月29日の集会当日から、署名賛同を集めはじめ、6月13日までに
とりまとめ、今国会が終了直前に国会議員および政府に届けます。
なお、今回の署名賛同呼びかけは、第1回とりまとめとし、秋の国会まで
継続します。

署名へのご賛同をよろしくお願いします。緊急集会のご参加も受付中です。
ご参加、ご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。

■署名賛同をお願いします
以下、フォームから賛同ください。
http://sfml.jp/?c=378257&o=0011000000M3rpFAAR&v=90c55d31
1.今回の署名は、当事者性を高めるため、NPO法人にお願いします。
2.団体として、署名してください。個人の署名は集めておりません。
3.法人名と所在地(都道府県・市町村)を公表します。
  担当者の個人名は公表しません。
4.国会議員および政府に提出し、シーズのウェブサイトでも公表します。
5.5月29日の集会後から、広く署名集めを開始します。
  お知り合いのNPO法人にも、ぜひお声掛けください。
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 10:45 | その他 | この記事のURL
【メディア掲載】日本経済新聞(朝刊)『交遊抄』 [2014年05月28日(Wed)]

事務局の三島です。

5月28日付日本経済新聞(朝刊)『交遊抄』に、衆議院議員山内康一さんが、JICA時代の眩しい先輩として、鵜尾雅隆代表理事のことを書いてくださっています。

是非、ご覧下さい。
http://pr.nikkei.com/guide/add/index.html?n_cid=DSPRM825

--

交遊抄

「まぶしい先輩」
山内康一

 日本ファンドレインジング協会代表理事鵜尾雅隆さんには、互いに仕事が変わってもお世話になり続けている。もともと国際協力機構(JICA)の5年先輩で、米国でNPOマネジメントの修士号をとったエリートだ。
 劣等生の私には「真面目で仕事ができる」というまぶしい存在。新人の頃、仕事上のトラブルで外務省に謝罪するはめになった時は、総務課にいた鵜尾さんに顛末書の書き方を教えてもらった。
 JICAを辞めて非政府組織(NGO)のピースウィンズ・ジャパンに転職した際には、活動したインドネシアで遭遇した。JICAの事務所におられ、部署も違う私を覚えていて、居酒屋で夕食を共にするなどして親交を深め、政府関係者らを紹介してくださった。
 その後、鵜尾さんもJICAを退職。日本に寄付文化を根付かせるため社会起業家に転身し、NPOや企業の社会貢献担当者向けの助言や研修を手掛けている。
 私も国会議員でなければこういう仕事をしたかった。寄付税制や銀王の休眠口座活用などでロビー活動を行う鵜尾さんと国会で一緒に活動することもある。
尊敬する先輩であるとともに、同じ大義のために働く得難い同志だ。
(やまうち・こういち=衆議院議員)
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 15:34 | メディア掲載実績 | この記事のURL
【ご案内】6/13(金)オープンシンポジウム「2020年寄付10兆円に向けて」 [2014年05月27日(Tue)]

事務局の三島です。

オープンシンポジウム案内2-01.png


ご案内しております6月13日(金)オープンシンポジウムにて、5周年事業報告書をお配りいたします!

この5年間で、寄付白書の発行、ファンドレイジング大会の開催、認定ファンドレイザー資格制度の実施など日本社会での「初」となる取組や、2020年に向けてこれから取り組んでいくことを鵜尾雅隆代表理事からのメッセージとともに掲載しています。

認定・准認定ファンドレイザーとして一緒に、善意の資金循環を生み出していく皆さん、
これから社会のために新しい仕掛けをしていきたい、仕組みを生み出したいと思っている皆さん、
そんな方とネットワークを広げたいと思っている皆さん、
是非、お集まりください。
オープンシンポジウム終了後には、懇親会(有料)もございます。
http://jfra.jp/2014/05/20/symposium/

【転載歓迎】
ーーー
6/13(金)に通常総会とオープンシンポジウムを開催いたします。580人の設立発起人の皆さまとともに設立した弊協会もおかげ様で5周年を迎えました。オープンシンポジウムでは、5年間の感謝をお伝えするとともに、素敵なゲストをお招きして、寄付文化醸成に向けての期待やメッセージを頂きます。オープンシンポジウムはどなたでもご参加いただけます。是非、お集まりくださいませ。
https://business.form-mailer.jp/fms/0499de6a32619
−−−−−−−−−
オープンシンポジウム「2020年寄付10兆円に向けて」
【日時】6月13日(金)19:00〜20:30(受付開始…18:30)
【会場】日本財団ビル
【プログラム】
19:00〜:
・開会挨拶(日本ファンドレイジング協会 鵜尾雅隆代表理事)
・来賓挨拶(日本財団 尾形理事長)
19:45〜:
・「2020年寄付10兆円に向けて」
 ゲスト:
  池田昌人 ソフトバンクモバイル CSR企画部長
  岩附由香 ACE 代表
  深尾昌峰 京都地域創造基金 理事長
  山元圭太 認定ファンドレイザー/かものはしプロジェクト 日本事業統括ディレクター
 ファシリテーター:
  鵜尾雅隆 日本ファンドレイジング協会 代表理事
20:15〜:
・閉会挨拶(日本ファンドレイジング協会 白土謙二副代表理事)
20:30:
・終了(→ 懇親会へ移動)
【懇親会】
 ・21:00開始
 ・参加費:3,000円(当日、会場にてお支払ください。)
 ※会場は、日本財団ビル近隣のレストランを予定しております。詳細は追ってご連絡をさせて頂きます。
 (お申込みはこちらから)https://business.form-mailer.jp/fms/0499de6a32619
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 13:28 | イベント案内・報告 | この記事のURL
【報告】バージョンアップしたボランティアデー [2014年05月23日(Fri)]

事務局の三島です。

新JFRAボランティアデーを開催しました!今回から、運営ボランティアチームの発案で、いつものボランティアデーが新バージョンに!

いつもは事務局が進行をしていたのですが、今回からはボランティアが進行をしてくださいました。初回は、東洋大学4年生の細貝 朋央さん!

blog2.jpg

ボランティアであり、准認定ファンドレイザーの谷合かおりさんから「はじめてのファンドレイジング」について発表がありました。
谷合さんは、川崎市のイメージアップ事業・色のちからで地域を元気にする「からふる!」でクラウドファンディングをスタートされています!
http://wesym.com/ja/projects/kawasakiirowakka

この事業のことなどを説明してくださいながら、助成金ももらっているけど、事業収入もあげていかないといけないので今は無料で行っているワークショップをコミュニティカフェと一緒にやってコーヒーとお菓子とワークショップで有料にしていきたいとか、クラウドファンディングで応援者に単にTシャツをあげるだけでなくそのTシャツを着て連携するお店にいくと割引される(何度でもOK)て川崎市のお店のファンになってもらいたい、つながりをつくりたいとおっしゃっておられ、さすが!と思うような仕掛けや考え方を発表してくださいました。

伏屋さんからは、先日いかれたエシカルファッションカレッジの報告がありました。
学べるだけでなく、楽しみながらエシカルについて考えることができる仕掛けや見せ方について共有してくださいました。次回の大会では、ボランティアの共有事項も徹底していきたいとか協会の事業にどう生かしていくかという視点で発表してくださいました。
http://efc.lee-japan.jp/

blog3.jpg

参加されたボランティアの皆さんから、いろんな意見や感想がだされ、さすがだなぁ!と思いながらのあっという間の1時間半でした。

6月に准認定ファンドレイザーを受けるんだ!という方も複数いらっしゃり、情報交換をされていました!

こういったボランティアデー、今後も続けていきたいと思います!

blog1.jpg

進行をしてくださった細貝さん、発表してくださった谷合さん、伏屋さん、お越しくださったみなさん、ありがとうございました!
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 11:47 | イベント案内・報告 | この記事のURL
【ご報告】5/20に、あいちコミュニティ財団主催の「ファンドレイジング研究会 in あいち」へ事務局長徳永が登壇させていただきました。 [2014年05月22日(Thu)]

事務局の小室です。

5月20日に、「ファンドレイジング研究会 in あいち」へ
事務局長の徳永が登壇させていただきました。

IMG_8701-2.jpg

「ファンドレイジング研究会 in あいち」は、
愛知県内でファンドレイジングを学ぶ機会を作ろうと、
公益財団法人あいちコミュニティ財団が主催されている会です。
http://aichi-community.jp/news/6729

「ファンドレイジングが社会を変える」というテーマで、
ファンドレイジングの基礎的な知識から、
何故、ファンドレイジング戦略が必要なのか?という話まで、
話題提供をさせていただきました。

その後のワークでは沢山の意見があがり、
ホワイトボードにアイデアがびっしり!
会場が熱気につつまれました。

IMG_1920-2.jpg

次回の「ファンドレイジング研究会 in あいち」は、7月15日(火)。
ご登壇されるのは、今年2月に第5回日本ファンドレイジング大賞を受賞された
公益財団法人京都地域創造基金の専務理事・事務局長である戸田幸典さんです。
詳しくは、こちら。 http://aichi-community.jp/news/6729

代表理事の鵜尾や事務局長の徳永に講演を依頼をいただく機会が増え、
嬉しく思っていますが、それ以上に、その講演や講義からおひとりでも
「頑張ってみよう」とか、「やる気になった」とか、
「これから自分が何ができるか具体的に考えていきたいと思う」など、
前向きな感想を寄せてくださること、よりよい社会のためにアクションを
起こそうとチャレンジする方が増えることが何よりも喜ばしく思っております。
講演依頼はこちらになります。 http://jfra.jp/join/p04/
ご依頼お待ちしております。
 
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 10:24 | イベント案内・報告 | この記事のURL
【ご報告】休眠預金活用推進議連 創設記念フォーラム [2014年05月22日(Thu)]

事務局の三島です。

5月21日に、休眠預金活用推進議連 創設記念フォーラムが開催されました。

※休眠預金について
http://kyumin.jp/

休眠預金の活用に向けて超党派議員連盟が発足したことを受けて、自民党山本ともひろ議員、公明党谷合議員、民主党岸本議員、ゆいの党柿沢議員とフローレンス代表駒崎さん、京都地域創造基金理事長深尾さんとともに弊協会代表理事鵜尾もシンポジウム参加させていただきました。
この休眠預金について何に活かすか、どんな形で活かすのかを議論しました。

基調講演.jpg
基調講演をされる山本ともひろ議員

パネルディスカッション.png
パネルディスカッションの様子

まだ、具体的な話の詰めはこれからですが、いよいよ始動です。
日本未来の子供たちのために、誇れる社会を残す。社会の課題解決の新しい継続的な仕組みが休眠預金の活用によってあらゆる分野で生まれる。そんな時代の転換を実現したいと思っています。

6月には全国キャラバンに、鵜尾も行きます!
また日程が決まりましたら、ご案内いたします!
休眠預金活用の賛同人も今後呼びかけますので、是非、力を合わせていきましょう!
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 09:43 | プレスリリース・発表 | この記事のURL
【今日5/21、18時締切】ファンドレイザー研修! [2014年05月21日(Wed)]

5月24日ファンドレイザー研修を開催します!

午前は脇坂税理士に、寄付税制を分かりやすく、かつファンドレイジングに活かすポイントを解説頂き
午後は、当協会 代表理事の鵜尾雅隆から、具体的なケースステディから、ファンドレイジングを学びます!ワークを交え、実践的なノウハウを身に付ける本研修は、ファンドレイジングの奥深さ・楽しさの本質を体感できる形になっております。

必修研修をご受講された方は、その学びをより深めるために、 また、既に実務を行っている方や
これからの方は、実務に活かすためのより実践的な研修となっております。

以前にご受講された方も、内容はバージョンアップされておりますので、是非に!

試験対策として、必修研修の内容をもっとじっくり聞きたかった!という方も
この選択研修を活用されるのもオススメです。

2014年5月24日(土)10:00〜12:00 2ポイント
「ファンドレイジングに活かす寄付税制のポイント」
講師:脇坂 誠也(NPO会計税務専門家ネットワーク 理事長/准認定ファンドレイザー)
wakisaka.jpg
2014年5月24日(土)13:00〜16:00 3ポイント
「ケーススタディで学ぶファンドレイジング」
講師:鵜尾 雅隆(日本ファンドレイレイジング協会 代表理事/認定ファンドレイザー)
1030-2.JPG

お申し込み・詳細はこちらから!ご参加お待ちしております!
http://jfra.jp/2014/03/18/seminar2014/
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 12:37 | イベント案内・報告 | この記事のURL
【メディア掲載】日本経済新聞(5/20) [2014年05月20日(Tue)]

こんにちは、事務局アルバイトの小川です。

日本経済新聞(5/20)26面 エコノ探偵団「個人の寄付、なぜ伸びない」において、弊協会の徳永洋子事務局長のコメント及び、弊協会発行『寄付白書』のデータが掲載されました。

下記、徳永事務局長によるコメントの抜粋です。
――
統計データの出所である日本ファンドレイジング協会の門をたたいた。事務局長の徳永洋子さんは「大震災後に初めて寄付をしたものの、どこに使われたかよくわからず、達成感を得られない人が多いのです」と説明した。その点では、寄付を受ける側の努力不足も原因とみる徳永さんは、「寄付金の使い道を明確にする仕組みを作れば、日本人の間にも寄付はもっと根付くはずです」と強調した。

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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 14:06 | プレスリリース・発表 | この記事のURL
【ご案内】オープンシンポジウム(6/13) [2014年05月20日(Tue)]

事務局の三島です。

6/13に通常総会 オープンシンポジウムを開催いたします。

580人の設立発起人の皆さまとともに設立した弊協会もおかげ様で5周年を迎えました。
オープンシンポジウムでは、5年間の感謝をお伝えするとともに、素敵なゲストをお招きして、寄付文化醸成に向けての期待やメッセージを頂きます。

オープンシンポジウムはどなたでもご参加いただけます。是非、お集まりくださいませ。
https://business.form-mailer.jp/fms/0499de6a32619

ーーーーーーー
6月13日(金)

◆オープンシンポジウム:19時〜20時30分
18時半 受付開始
19時〜 開会挨拶(日本ファンドレイジング協会 鵜尾雅隆代表理事)
     来賓挨拶(日本財団 尾形理事長)
19時45分〜 2020年寄付10兆円に向けて     

ゲスト:
池田昌人 ソフトバンクモバイル CSR企画部長
岩附由香 ACE 代表
深尾昌峰 京都地域創造基金 理事長
山元圭太 認定ファンドレイザー/かものはしプロジェクト 日本事業統括ディレクター

ファシリテーター:
鵜尾雅隆 日本ファンドレイジング協会 代表理事

20時15分〜閉会挨拶(日本ファンドレイジング協会 白土謙二副代表理事)

20時30分 終了 終了後懇親会会場へ移動

◆懇親会:21時〜
参加費:3,000円(当日、会場にてお支払ください。)
会場は近隣のレストランを予定しております。詳細は追ってご連絡をさせて頂きます。

※通常総会の招集は運営会員、賛同会員の皆さまには別途お送りさせて頂きます。
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 12:07 | プレスリリース・発表 | この記事のURL
【ご報告】第46回ファンドレイジング研究会レポート [2014年05月15日(Thu)]

第46回ファンドレイジング研究会レポート
テーマ:「4000人が参加する米国ファンドレイジング大会の報告会」
     〜SHIFT the way you think about everything〜
日 時:2014年5月14日(水)18時30分〜20時30分
場 所:日本財団2階

スピーカー(50音順敬称略):
 伊藤 美歩(有限会社アーツブリッジ/NPO法人日本ファンドレイジング協会)
 寺尾 明人(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟)
 平尾 千絵(株式会社ファンドレックス)
 船崎美智子(NPO法人市民プロデュース)
 間辺 初夏(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟)
 三島 理恵(NPO法人日本ファンドレイジング協会)
 山ア 美加(公益財団法人日本財団)
ファシリテーター:
 鵜尾 雅隆(NPO法人日本ファンドレイジング協会)
記 録:
 小阪 真紀(NPO法人日本ファンドレイジング協会ボランティア)


今回の研究会では、アメリカのファンドレイジング大会(以下AFPカンファレンス)
参加された7名の方をスピーカーとしてお招きし、
AFPカンファレンスで学んだことを6つの切り口からお話してもらいました。

DSC01722-edited.jpg

●はじめに:AFPカンファレンス及び現地NPOツアーの全体像(スピーカー:三島理恵)
今回は3日間のAFP国際会議参加に加え、現地のNPOツアーも行いました。

◇AFP国際会議概要
 AFP(Assosiation of Fundraising Professionals)とは54年の歴史を持ち、
 3万人を超える会員をゆうし、世界中に170のチャプターを持つアメリカのファンドレイジング協会。
 今年のAFPカンファレンスはサンアントニオ(テキサス州)にて開催された。

 88のセッション、150を超える各企業・団体の活動紹介展示、交流パーティーなどが
 3日間かけて行われた。特徴としては、非常に規模が大きい(4000人参加)ことに加え、
 世界中から参加者が集い、初回参加者へのサポートが充実していること。
 海外参加者をサポートするためのバディー制度や親睦パーティー、
 初回参加者のためのオリエンテーションなどがある。

◇現地団体訪問ツアー訪問
 AFP国際会議で学んだことを実践している団体に訪問し、実例を見ることができた。
 1.サンアントニオ地域財団
 2.サンアントニオシンフォニー
 3.ザ チルドレンズ シェルター
 4.フードバンク

○切り口1:地域のNPOが学べること(スピーカー:船橋美智子)
地域・地方の活動者にこそAFPカンファレンスに参加してほしい。その理由は3つ。
 ◇理由@「気づける」
 AFPカンファレンス参加は気づきを得るために一歩踏み出すチャンス。
 英語ができなくても、他の参加者に助けてもらいえるので、不安に思う必要はない。
 ◇理由A「つながれる」
 今回のツアー参加者との交流を通して、世界とだけではなく、東京とも深く繋がるができた。
 ◇理由B「魅力的」
 講師の人は皆、長年ファンドレイジングをされているとても魅力的な人ばかり。
 参加者もレベルが高く魅力的。

○切り口2:ストーリーテリングの重要性(スピーカー:間辺初夏)
ファンドレイジングにおいて、団体のストーリーではなく、「私」のストーリーをすることの
重要性を学んだ。AFPカンファレンスの中に、有名講師が演劇で自分の活動や体験を表現する
ジェネラルセッション(大ホールでのセッション)があった。
その姿がとても魅力的で、自分自身がなぜファンドレイジングをしているのか、
自分の受益者との体験などを語れるファンドレイザーこそ魅力的だと改めて学んだ。
また、現地NPOツアーで訪れたフードバンクでは、元受刑者がフードバンクのプログラムを
通して社会復帰し、今はそのフードバンクで働いているというのを、
偶然居合わせた本人とともに語ってくれた。このような、「私」のストーリーは深い共感を呼ぶ。

○切り口3:コミュニケーションの大切さ(スピーカー:平尾千絵)
支援者の心をつかむのは「個別の」コミュニケーションだが、支援者が増えてくると
コミュニケーションは自動化しなければならない。ここでドナーデータベースを活用し
コミュニケーションの効率を上げることが重要。アメリカの団体ではドナーデータベースは
あって当たり前。彼らの中で、ドナーデータベースでやりたいことは非常に明確で、
データベースをどう使いこなすかではなく、やりたいコミュニケーションを行うために
どのデータベースをどう活用するか、というレベルの議論になっている。

○切り口4:財団の持つ可能性(スピーカー:山ア美加)
今回訪問した3つの財団の特徴
・サンアントニオ地域財団:
 540のプライベート基金を抱えており、そこからの1%の管理費収入で運営。
 また地域からの信頼も厚く、遺贈寄付を多く受け取っている。
 「理事に自分の団体を孫のように可愛がってもらえることが大切。」というアドバイスをくれた。
・ユナイテッドウェイ:
 給料天引き型寄付の先駆け的存在。
・タイズ財団:
 NPO支援や企業などの基金管理を行い、そこの手数料で運営。
 ファンドレイジングはしない事業型運営方式をとっている。

○切り口5:アメリカのファンドレイザーの今(スピーカー:伊藤美歩)
 ◇アメリカの一般的なファンドレイザー:
 アメリカでは、ファンドレイザーはNPOの活動分野を超えて活躍する。
 医療系NPOからオーケストラのファンドレイザーへの転職なども珍しくない。
 ファンドレイザーは、アメリカでは稼げる仕事でもあり、意外とその分野に情熱があって
 働いているというよりは、自分のキャリアのために頑張って働いている、
 というのが一般的なファンドレイザーという印象。AFPカンファレンスに来る人たちは、
 そういった人達よりもよりファンドレイジングに情熱をもっている人が多い。

 ◇超ベテランおばあちゃんファンドレイザーの熱いセッション:
 ファンドレイジングのテクニックや戦略論的な話が多い中で、
 ファンドレイジングの基礎に立ち返れ!と言わんばかりの熱いセッションがあった。
 ・Not-For-Profit(非営利)ではなくPublic Benefit(公益)にするべきではないか?
 ・ファンドレイジングの枠組みが確立されすぎて機械的になっていないか?
 ・本当に課題解決のためにやっているのか?
 ・それとも団体を続けるためにやっているのではないか?
 ファンドレイジングの手法や枠組みが確立されたアメリカだからこそ、
 今こそ原点に立ち返る必要性を訴えかけてくるセッションに会場は大きく心動かされた。

○切り口6:活動をSHIFTさせるために(スピーカー:寺尾明人)
今年のAFPカンファレンスのテーマは考え方をSHIFTする。
そのためには違った視点で考えてみることが必要。視点を変えるヒントは
「ちょっとした出会いが運命を変える」ということに気づいて行動すること。
AFPカンファレンスでは、運命を変える出逢いに溢れている。
AFPカンファレンスにこのメンバーで参加できたこと自体がすごく大きなSHIFTだった。
日本からのAFP参加メンバーの中で世代や職場を超えて、色々な話ができ、多くを学んだ。

●質疑応答
このあとは3つのグループにわかれて質疑応答を行い、
AFP参加者からかなり深い部分まで話を聞くことができました。

●まとめ
今年5年目を迎えた日本ファンドレイジング協会は、今、セカンドステージを目指しています。
それはファンドレイジングの「主役が増える」ということです。主役に求められる力とは、
未来のことに関するイメージがあることです。今回のAFPカンファレンスは
これからの日本のファンドレイジングへの未来についてイメージを得られる素晴らしい機会でした。

来年のAFPカンファレンスは3月29日〜31日に、ワシントンDC郊外のボルティモアで開催されます。
来年もツアーを開催しますので、皆様も是非参加してみませんか?

○おまけ
1)このレポートの、印刷用PDFデータのダウンロードはこちら
2)代表理事 鵜尾雅隆による米国ファンドレイジング大会レポート

 
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 13:23 | イベント案内・報告 | この記事のURL
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