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フィランソロピー教育リサーチレポート 番外編「スターシャル教育研究所 モンスタークエスト」 [2014年09月01日(Mon)]


こんにちは!大石です。
2回目にして番外編なのですが、、、どうしてもご紹介したい興味深いプログラムなので、今回ご紹介します!

今回7月に伺わせて頂い先は、株式会社スターシャル教育研究所さんが提供している「モンスタークエスト」です。

この授業、ロールプレイングゲーム感覚で楽しみながら宿題や問題集などを解いていくことで、分からない問題を放置させずに主体的に学習に取り組んでいくようにさせるプログラムなんです。

具体的は、子どもたちそれぞれが持ち寄った宿題や問題集の中から、子どもたち自身が分からない問題(モンスター)を探し、学び合いの中から分からない問題(モンスター)を放置せずに学力をつける内容です。
ロールプレイジングゲーム感覚で宿題や問題を解いていくことで、子どもたちの関心を惹きつけ主体的に学ぶ体験を90〜120分・2時限程度で行っていて、調査時点(2014年7月末)では、名古屋市内のトワイライトスクール(学童のような位置づけ)4校を中心に行っているプログラムです。

興味深いのは、授業冒頭の「モンスタークエストの世界へ」というイントロのロールプレイジングゲームのようなアニメーションと、「冒険の書」という一人一人に手渡される教材キットによって、子どもたちが完全に「モンスタークエスト」の世界観に入り込むこと出来る点です。
更に、モンスター(分からない問題)をどんどん解決して、友達にも教えたり/教えられたりすることを通してクラスやグループの結束感も増していくという効果もあるんです。

子どもたちにとってはやりたくない宿題。
これを楽しみに変えてしまうような、子どもたちを主体的な姿勢に変えるプログラム冒頭のフックが非常に重要であることを認識した機会でした。
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 11:40 | フィランソロピー教育事例 | この記事のURL
フィランソロピー教育リサーチレポート その1「ソニー生命保険 ライフプランニング授業」 [2014年09月01日(Mon)]

こんにちは!大石です。

これまで、「じゅぎょうのまなび」で、「寄付の教室」での気づきと学びを報告してきましたが、「寄付の教室」のプログラム内容を深めて深化・進化させていくために、現在日本各地で取り組まれているフィランソロピー教育関連のプログラムをご紹介してきます!

第1回目に伺わせて頂い先は、ソニー生命保険株式会社さんが提供している「ライフプランニング授業」です。

この授業、実際のライフプランニングで使用しているシュミレーションソフトを使って、人生の様々なイベントでどれくらいのお金が必要なのかを仮想の家族を通して学んでいくプログラムなんです。
参加者は、人生とお金(税金や社会保険の話しも含め)について、例えば、自家用車や住宅、教育、レジャーなどにいくらぐらいかかるのなどをレクチャーされた後で、教室全体で住宅や自家用車を購入するのか、とのような教育を子どもに受けさせるのか、レジャーはどんなものを行うかなど、様々な選択をクラス全体で行っていきます。

当たり前ですが、欲求の通り選択をしていくと支出の大幅オーバー。これを段々と軌道修正をして、支出と収入のバランスを保つようにしていきつつも、自分の夢を実現することを目指します。

興味深かったのは、支出が大幅オーバーした後は、生徒たちは何でもかんでも諦めたり、我慢したりするんですが、支出のタイミングを変えたり、無駄遣いを減らして目標のために貯蓄したりということを学ぶことで、事前に計画を立てておくことの重要性を体感的に理解していくんですね。

ともすると、生活に係る支出に関する知識が不足しがちな子どもたちに向けて、人生にいくら係るのかを実感的に体験させることで、お金の使い方についても全般的に理解させることができるプログラムだと感じました!
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 11:13 | フィランソロピー教育事例 | この記事のURL