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じゅぎょうのまなび12:あらゆる人の学びの場 [2014年04月04日(Fri)]

こんにちは晴れ大石ですわーい(嬉しい顔)
3月16日(日)に、北九州まなびとESDステーションにて社会人の方々を対象に、「寄付の教室」を行わせて頂きましたexclamation
今回のポイントは、「寄付の教室」は、あらゆる人の学びの場になる、です。

今回は、社会人を対象に、地元・北九州の2団体のプレゼンを用意して行いました。
参加者の社会人の方々には、寄付を通じた社会貢献への理解はもとより、「寄付の教室」プログラムそのものの理解の促進も図られたことが非常に有意義でしたるんるん
普段は、最後に子供たちに向かってまとめを話すのですが、今回はそれぞれの方の感想をまず伺うと、「寄付を通じて何を大切にしてきたかを実感できた」「違う考え方で良いという点が良い。寄付は想いを載せるものだと思った。」など、一連のプログラムを通じて参加者自身がこちら側が伝えたかったことを、それぞれの受け取り方で理解して頂けました。
このプログラムの価値や意義を理解して頂ける方を、増やしていく機会を今後意識的にもっていくことが必要だと実感しました。
また、地元の2団体にとっては、自分たちの活動の「共感メッセージ」を意識して出すトレーニングの機会になり、このプログラムに関わる人たちみんなの学びの場に「寄付の教室」がなるということも今回の新たな発見でした手(チョキ)

新年度からは、いよいよ全国展開に向けて、プログラムの標準化と仕組化、教材の制作に注力していきます手(グー)
しばらく「じゅぎょうのまなび」はお休みになります手(パー)
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 15:07 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび_番外編:MAKING A WORLD OF GOOD その1 [2014年03月14日(Fri)]

こんにちは!大石です!
今日は「じゅぎょうのまなび」番外編として、米国のファンドレイジング協会(AFP:Association Fundraisng Professionals)が、高校生向けに提供しているフィランソロピーとファンドレイジングに関する教育プログラムをご紹介します。
AFPが未来の寄付者や倫理的なファンドレイザー育成する必要性を感じて2010年から行い始めたものなんです。

このプログラム12のユニットから構成されていて、13歳から18歳の学齢期の子供を対象にして行っています。今回は、ユニット1〜4をご紹介します。

【ユニット1:フィランソロピーの概念とコミュニティにどのように変化を起こせるかを学ぶ】
philanthropy,common good,volunteer,donor,recipientなどの用語を知っているか?子供たちの経験を問いながら、身近な体験に引き付けてフィランソロピーの理解を図る問答式のユニットで、最後に宿題を出す。

■宿題「Philanthropy News Report」:
家族や友人にインタビューを行いジャーナルとしてまとめてくる。他人を助けた経験、ボランティアの経験、ボランティア体験はどのような意味があったか、他人が誰かを助けるところを見たことがあるか、寄付をしたことがあるかなどの質問。


【ユニット2:コミュニティにはどのようなニーズ(貧困、病気、教育、環境など)があり、良い変化のためにはどのような機会をつくりだすことが良いかを考える】
ユニット1の宿題をもとに、ユニット1の振り返りと数名のインタビュー記録をシェア。自分たちの住むコミュニティではどんな社会問題があるか、そしてもっとも深刻な課題はないかを考えさせそれはなぜかを、ジャーナルに書き込んでいく。
もし100万ドル持っていて、それはコミュニティのために使わなければならなかったら、どのように使うか?どんな課題に使うか?どのような組織に託しどんな成果を期待するかをグループディスカッションさせる。

■宿題「Hot Topics」:
@自分のジャーナルを見て、コミュニティの重要なニーズを決めそれはなぜかを考える。Aコミュニティの重要な課題は何かを家族や友人に訪ねて記録してくる。BコミュニティのNPOの活動とコミュニティにどのような影響を与えているか調べてくる。


【ユニット3:他者を助けるプロセス】
このユニットでは、ユニット2で出されたコミュニティの課題とニーズを議論させることに加え、最も重要な1つの課題に絞り込むことを経験させる。そして、団体のミッション達成のためにどのように手助けすればよいかも学ぶ。
ユニット2でアウトライン化されたコミュニティの課題とニーズを振り返る。生徒に、自分たちの調べてきたリストにコミュニティの課題を割り振らせる。そして、2、3の生徒に調べてきたNPOについて、どんな種類の活動でどのように見つけたかなどをレポートさせる。
ミニディスカッションで、Common Good とPersonal Issue で何が異なるかをディスカッションさせる。

トップ5の課題を決定する:生徒に何種類かステッカーを配布して、それぞれ最も重要だと思う5つの課題にステッカーを貼らせる。ステッカーを数え、トップ5の課題分野を絞り込む。それぞれの課題に5つのチャートペーパーを用意する。

NPOが課題を扱っている方法とは異なる方法について話し合う。例えば、予防にフォーカスを合わせたり、基本的なニーズ、救援または緊急サービスを提供することにフォーカスを合わせたり、自尊心のための解決策やトレーニング、…コミュニティの状態や生活の質を変えることなど。

次のような質問をして、ボードに記述したそれぞれの質問の下に答えをリスト化する。
・どんな方法でこの問題を予防できるか?
・このプログラムにおける、自分たちに対する基本的なニーズは?
・どんな種類の救助、緊急サービスが手助けになるか?
・他のどんな種類のサービスがこのニーズにあうか?
・このサービスから利益を得るのは誰か?
・コミュニティをより住みやすい場所にするために何を変えることができるか?
・どのように個人の生活の質を改善するこができるか?
・どのようにNPOは人々が自己肯定的になる手助けをできるか?
・このようなニーズに直面しているコミュニティはNPOがないとどんな風になるか?
・コミュニティにおける経済的社会的インパクトはなんですか?

生徒たちに3つの異なるステッカーを渡し、ディスカッションの後、最も重要と思われる5つのうち3つに投票させる。

■宿題「Philanthropy News Reporter」:
生徒たちにそれぞれのジャーナルを家ももって帰り、テレビのレポーターのように以下の質問を、両親や家族や友達にして答えを書き留めてもらう。
・3つの課題の内、どれがコミュニティにとって一大きな課題だと思うか?
・個人的にどれが最も重要だと思うか?
・それらの課題で、助けを必要としたことはあったか?どのような助けだったか?それはあなたにとってどんな意味があったか?
・もし、寄付できるお金とボランティア時間があったら、どの課題に時間と能力と大切なものを捧げるか?


【ユニット4:良いことのためのファンドレイジング】
このユニットでは、フィランソロピックファンドレイジングとは何か、なぜフィランソロピーの資金調達はものを売るよりも効果的なのか、フィランソロピックファンドレイジングは長い目で見た利益となるのかを生徒たちに教える。
壁の一方に「最もフィランソロピック」というカードを、他方に「最もフィランソロピックでない」というカードを貼る。
大きなポストイット、ジャーナル(前回までに生徒が作成したもの)、シンプルなファンドレイジングプランの概要を用意する。
まずは、次の質問を生徒たちに投げかける。「あなたは、学校や教会やその他団体のために異なるファンドレイジングアクティビティに参加しました。あなたが行ったいくつかのファンドレイジングアクティビティはどんなものでしたか?」
(※ディスカッションの間、重要なポイントを記録するためにジャーナルを使ってもらう。)
様々なタイプのファンドレイジングがあるが、ここではフィランソロピックファンドレイジングについて話す。フィランソロピックファンドレイジングとは何を意味すると思うか?
(※フィランソロピーの定義に戻る「コモングッドのために時間、能力と大切なものを提供し共有すること」)
以前、話し合ったように、ボランティアギフトは寄付者と組織との信頼関係に基づいている。
寄付者は組織が行うことをケアし、その成功を助けたいと思う。

あなたが参加したことのある多くのファンドレイジングアクティビティはフィランソロピーとは関係ない。なぜなら、それはセールスに基づいているからだ。ものを売るときにどんなことが起こったか?(商品を欲しいと思った人が、それを手に入れるためにお金を払う。)これはものを売るのにまったく間違いではないが、フィランソロピーではない。ギフトは誰かがあなたに何かを与えるときに何もリターンを期待しないもの。何か購入する際に結びつきは必要か?ギフトの場合はどうか?

■フィランソロピックファンドレイジングのチェックリスト(※生徒に記述させる)
・ファンドレイジングアクティビティは組織の価値と目標を反映しているか?
・リーダーとしてボランティアを使っているか?(若者、または大人)
・共通の必要性や関心を見つけたことによつ寄付者との結びつきがあるか?
・ものやサービスを買うこと以外に寄付をすることで人々を参加させているか?
・組織の持続的な活動のための金銭的サポートをその組織にもたらすか?

■フィランソロピックファンドレイジングとは何かそうでないものは何かを判別できるかどうか見ていきましょう
(※それぞれに3つのポストイットを渡す)
・あなたが今まで参加したり、知っているファンドレイジングアクティビティを3つ書いてください。
・(ファシリテーター)次の3つ、個別訪問、電話、個別郵便と付箋に書きます。
・子供たちにそれぞれの書いたものを読んでもらい、それが該当すると思う場所にチェックリストを参照しながら、一列に並べます。
・質問:最もフィランソロピックなものまたは最もフィランソロピックでないものに近いものは?
・このことに驚きますか?それはなぜか?
・過去のファンドレイジングがどのような意味でフィランソロピックだったか判断するのは難しかったですか?それはなぜですか?またそうでなかった場合もなぜでしょう?
・readathonやwalkathon、mathathonはどうでしょう?
・ラッフルチケットやラッピングペーパーを売る場所は?
・コミュニティパークへの寄付の依頼をお願いに訪問することは?
・個別訪問、電話、個別郵便について話しましょう。なぜそれらはよりフィランソロピックなのか?個別訪問がもっともフィランソロピックだと強調される理由はなぜでしょう?
・どのように結びつきを創り出すか?(個別訪問によって)
・質問:最もフィランソロピックな資金調達手法は?

■Discussion:
NPOにおいて、プロフェッショナルファンドレイザーのポジションは、しばしはディベロップメント・ディレクターと呼ばれます。ミッションの達成に必要な資金をどのように調達するか計画を立てることが仕事です。
また、NPOはその主張を信じ、達成を手助けしたい多くの多くの人々を巻込んでいます。彼らはボランティアであり、ボランティアとはすなわち執事(ステュワード)である。
ステュワードシップとは何か?それは何かを成長させ成功させたいという想いから世話すること。
もしペットを飼っているとすると、あなたはペットの執事でしょう。なぜなら、あなたはペットの世話をし、元気に幸せになってほしいと願うからです。もしあなたに世話をする組織があれば、あなたがその組織が将来成長するように助け、持続するために必要な資金を調達して人々を助けるとき、あなたは執事となっています。

組織の執事になれるいくつかの方法とはなんでしょう?
・活動的な参加者になる
・ボランティア
・先に資金支援をするか他のギフトを贈る
・友達や家族にその組織が行っている良いことストーリーを話す
・手助けしてくれる人を勧誘する
・支援していくれる寄付者を招待する

質問:寄付してくれる人はどんな人だと思いますか?
(※家族、友達、関心のある人たち)

我々は彼らを顧客になりそうな人と呼びます。―なぜなら、彼らはあなたが支援している組織に支援をしてくれるかもしれない人々だからです。彼らは寄付者になるかもしれない人々です。

質問:支援者になってもらうためには何がいるか?
(※組織について学ぶこと、その組織がどのように社会課題を解決しているか知ること、手助けするために何ができるか学ぶこと、彼ら自身に力を発揮してもらうこと)

彼らに組織にとって良いと思うことを尋ねることで、彼らと組織の関係を取り持つ出助けができる。
そして、助けをお願いすること!それこそが成功するファンドレイジング秘密です!

■Culminating Activity
今日のディスカッションから得た重要なアイデアを尋ねる。組織に仕える6つの方法について話してもらう。

■宿題:
最初に、活動的な参加者になるための3つの方法について考え、ジャーナルに記録を取ってきてもらう。
次に、ボランティアになれる3つの方法について考えて、記録してきてもらう。
続くミーティングで、生徒たちアイデアをシェアさせる。
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 17:35 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび11:グループワークの学び合いが学びを深める [2014年02月14日(Fri)]

こんにちはexclamation大石ですぴかぴか(新しい)
2月10日(月)に、名古屋の椙山女学園付属小学校5年生、6年生を対象に寄付の教室を行わせて頂きました手(チョキ)
今回の学びのポイントは、生徒同士の学び合いがより深い理解を生む、ということですexclamation

振り返りシートにこんな感想があったんです。

・私は3つの団体を比べて思ったことを書いたけど、「私が糖尿病だったら」と書いている子もいたし、取り組みについて書いている人もいていいなと思った。
・一人だけ地元で活動する団体を応援したいといって、良いところあるの?と思ったけど話を聞いたいら理解できた。
・グループの結果は1つでも、いろいろな考え方があって、全ての角度から見直すことが大切だと思いました。
・一人の子が自分が医者になりたいから、IDDMネットワークの活動に関心を持ったと言っていて、尊敬しました。その子の意見の良いところを自分の意見にも取り入れたいと思いました。

自分ひとりではなかなか考えつかない視点を得て、更に学びを深めていたんです。例えば、ある子は、別のグループの発表を聞いて、バラバラだと思っていた社会の問題も、実は繋がっているという視点で考えられたりしていました。
答えのない課題に、自分たちで答えを創っていく「寄付の教室」では、生徒同士の学び合いから生まれる新たな気づきをどう生み出していくかが重要なポイントだと実感しました。
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 13:09 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび10:リアルな金額から寄付を考えると… [2013年12月04日(Wed)]

こんにちは晴れ大石です猫
12月3日(火)に、北九州市立鞘ヶ谷小学校4年生を対象に寄付の教室を行わせて頂きましたexclamation
今回の学びのポイントは、リアルな金額を提示してお金の使い方を考えてもらうということ。

実際、どこに・いくら寄付するかを決めるグループワークの時に、ひとつのグループでこんなエピソードがありました。

女の子@「…でもさ、食べることが出来ないと生きてけないから、セカンド・ハーベスト・ジャパンを応援するのがいいんじゃない」
男の子@「えー、でも遠山さんのとこも応援したいよ〜」
男の子A「1,000円あったらゲーム買えるし」
女の子A「そういうことじゃないし。もう時間ないよ!決めなきゃなんないから」

ん?ちょっと待てよ。1,000円あったら…って、お金の使い方考えているぞ。
そうそう。君、その1,000円でゲームも買えるし、本来であればどう使ってもいいんだよ。
でも、ここで、彼はそう言った後、頭を抱えて悩みながら、ゲームを買える貴重な1,000円をどこに寄付するか、いろいろな角度から考えて、セカンド・ハーベスト・ジャパンに決めました。
ここで、彼は、自分のお金の使い方をリアルに自分の生活と結びつけて、1,000円の価値判断をして本来であればこんなものが買える金額だけど、買わずに寄付するんだからしっかり決めよう、そんなプロセスを経て決めていたんですexclamation×2

極端に言えば、「寄付の教室」では、そもそも所与のものとして、自動的に1,000円配ります⇒どこのNPOを応援したいか考えて下さい⇒寄付します、という流れになっているんです。
これ、「寄付の教室」を始めた段階からいろいろと考えていたことなんですが、
最終的には@いまの自分のために使う、A未来の自分のために使う、B他者のために使う、というお金の使い方の中で、Bの寄付をするならいくらでどこにということをリアルに考えてもらいたいと思っていたんです。
でも、当初からこれを盛り込むのは与えられた授業単元の中で実現するには、目標を盛り込み過ぎてしまうので、ここのところは断念して「寄付の教室」プログラムから外していたんです。

でもexclamation今回の「寄付の教室」で、このいろいろな自分のお金の使い方から「誰かのために使う寄付」を考えることが出来るexclamationという感触を得ました。
基本プログラム45分×2コマの後に、自分のお金の使い方という事後プログラムをつけていくこともできるな、と今後の展開がとても楽しみになる「寄付の教室」でした手(グー)
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 13:44 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび9:発表結果にマッチング寄付をすることで主役を増やす [2013年12月04日(Wed)]

こんにちはexclamation大石ですわーい(嬉しい顔)

11月30日(土)に、NPO法人ブラストビートと一緒に、2013年秋プログラムに参加している高校生・大学生と、社会人メンターを対象に寄付の教室を行わせて頂きましたるんるん
今回のポイントは、発表結果に先生・オブザーバーがマッチング寄付をして合計寄付額をあげるとともに、プログラムにも参加してもらうという点です。
最後の発表結果をグループごと競い、より共感を得た、なるほどと思った発表をしたグループに、先生もしくはオブザーバーがマッチング寄付をするという仕立てなんですが、
投票によってマッチングをしてもらうと、10,000円とか50,000円などまとまった金額になり、その応援によってNPOがどんな支援ができるかが明確になるんです。
また、これまでちょっとしたアドバイスだとか見学といった関わり方だった先生方も、プログラムに参加してもらうことで、更に意識的に「寄付の教室」に参加してもらえるようになりました。
そのことで、受けている生徒自身も一生懸命考えて、いい発表をしようとするんですね。

これって、プチファンドレイザー体験をするというもう一つの側面もあると思うんです。
漫然と最後はみんなの前で発表ではなくて、共感を得て、なるほどと思ってもらうには、自分たちのグループが支援すると決めたNPOのことをよく理解し、アピールできなければならない。自分たちが支援したいと考えたポイントを共感を得るコミュニケーションで伝えるというまさしくファンドレイジングの基本的スキルにつながるんですexclamation×2

そういう意味では、個人ワークは寄付の模擬体験・グループワークはプチファンドレイザー模擬体験という形で、よりブラッシュアップした「寄付の教室」基本プログラムにできるぞexclamationと感触を得た良い機会でした手(チョキ)
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 13:35 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび8:アイスブレイクで社会課題を自分事にすることで個人の価値観を大切にする [2013年11月22日(Fri)]

こんにちはexclamation大石です犬
またまた、久しぶりの「じゅぎょうのまなび」ですexclamation
実は、、、この間、じゅぎょう番外編を準備していたのですが、、、完成する前に次の「寄付の教室」実施となってしまいました。。ふらふら
海外の事例を紹介!と思って作成していたので、近々必ずご紹介します手(グー)

11月21日(木)に八王子市の市立愛宕小学校6年生の約60名に「寄付の教室」を実施させて頂きました。
実は、今回「寄付の教室」都内初!!の取り組みだったのでするんるん
いやぁホントに楽しみで気合い入りましたexclamation×2

今回のポイントは、冒頭のアイスブレイクで、実際の社会課題を提示して生徒一人一人に考えてもらうことから始めた点です。

(1)1日に90人の大人が自殺をしてる状況が、日本では12年間続いている
(2)世界では毎年120万人の子どもが人身売買に遭遇している
(3)日本では3日の1人の割合で子どもの虐待死が起きている
(4)世界では一日に440㎢(東京ドームの9400個分)の森が消えていく
(5)日本では1時間に3人の高齢者が孤独死をしている
(6)世界では3秒に1人の子どもが亡くなっている

これらの課題は、実際いまこの瞬間に起こっているコトで、自分はどれが一番解決しなければならない課題だと思うか、そしてそれはなぜかを1分間考えてもらったんです。
それから、隣の子とそれをシェアしてもらいました。それぞれ話し合わずに考えてもらうので当たり前ですけど、それぞれの考えが違うわけです。
解決しなければならない課題は同じでも理由が違ったり、課題そのものも違ったり。
このワーク、もちろんアイスブレイクの意味もあるんですが、「寄付の教室」の狙いを盛り込んだものになっていて、
まずは導入で@様々な社会課題があることを知る、Aいろいろな考えがあることを知る、B誰でも参加できることを知る、の3つのうち2つを体感してもらうことを意図しています。

これ、冒頭に行うと子供たちの授業に対する学びの姿勢がちょっと変わってくるんですね。
最初に自分の価値観で選んで良いんだというメッセージを明確に出すことで、その後の自分で応援したいNPOを決めるワークでも、
これまでと比べて結構応援先がばらけたり、理由が違ったりしてくるんです。
逆に、グループワークの方で、ひとつに絞ることが難しくなってきたりもするんですが、この点はどういう風にバランスを取るか課題です。
さて、今月末には、初の他団体とコラボレーション「寄付の教室」が開催予定でワクワクるんるん
NPO法人ブラストビート(http://blastbeat.jp/)とコラボレーションをして、高校生から大学生を対象にアレンジバージョンでチャレンジングな取り組みをしてきます!
こうご期待!番外編も急ピッチで進めますダッシュ(走り出すさま)
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 18:16 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび7:「伝わる」を考えることで、大切にしている自分の価値観に気づく [2013年08月21日(Wed)]

こんにちはexclamation×2大石ですわーい(嬉しい顔)
久しぶりの「じゅぎょうのまなび」でするんるん
8月3日(土)に福山市の暁の星女子中学・高等学校、室内管弦楽部の生徒約50名に「寄付の教室」アレンジバージョンを実施させて頂きました。
http://www.akenohoshi.ed.jp/news.php#no456

今回のポイントは、2回目の「寄付の教室」となったので、寄付を集める体験の方で一歩進めた終日の授業プログラムを実施してみました。
「共感を集めるプレゼンテーション」という点に拘って、前回の授業内容も振り返りつつ徹底的に生徒に「伝わる」NPOの紹介、プレゼンという点を意識して取り組んでもらったんです。

終日プログラムの内、午前は「学びを振り返るプログラム」午後は「共感と支援を集めるプレゼンにチャレンジ!」という内容で、午前のプログラムから共感を集めるNPOの紹介をしてみるワークなどを入れて、終日とにかく応援される側の立場で考えて取り組んで貰ったら、最後のプレゼンでは実に多彩な発表につながったんですexclamation

全体的には、画用紙とスケッチブックなどを使った紙芝居方式で、3分間で団体の共感と支援を集めるプレゼンだったのですが、創設者の想いを語るグループがあったり、支援者の感謝を伝えるグループがあったり、仮想の登場人物をつくってストーリーをつくって演じてみたりなどなど、それぞれのグループで創意工夫を凝らして発表してくれました。で、最後にそれぞれのグループへ他のグループからメンターカードを書いて贈ってもらい、生徒同士の学びを深めました。

これ、ひとつ思ったんですが、沢山ある団体の情報から3分の時間の中に「伝わる」情報のみを収める工夫をすることで、自分たちが共感した(今回プレゼンで用意したNPOは各グループが事前に調べてきた団体)ポイントを見つめなおし、大切にしてきた価値観にも気づくプロセスだと思うんです。

「寄付の教室」基本プログラムでも、まずは個人でどこを応援したいか、考えてからグループで1つ応援先を決めます。実は、この自分で応援したい先をまず決めるというプロセスがとっても大切で、「寄付の教室」プログラムを通してこのことを感じてもらえるようにしているので、今回もとても素晴らしい授業ができました手(チョキ)
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 18:03 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび6:「寄付を行う/集める」のセット体験が学びを深める [2013年04月04日(Thu)]

こんにちはexclamation大石ですわーい(嬉しい顔)
3月29日に福山の暁の星女子中学・高等学校にて「寄付の教室」1日プログラムを初めて行わせて頂きました!http://www.akenohoshi.ed.jp/news.php#no462

「寄付の教室」、ホントに凄いことになってきましたるんるん
何が凄いかというと、子どもたちが1日のうちに、「寄付者」と「ファンドレイザー」の全く逆の立場を体験をして、それもそれぞれの考えをもとにグループごと協力しながらユニークな発表を行うところまで達成してくれたんです!

1日プログラムの全体構成はこんな感じです。

【午前】:「寄付の教室」基本プログラム(通常の教室内完結の寄付模擬体験プログラム)
【午後】:「地元のNPOの寄付集めポスターをつくろう!」

午後のプログラムは、地元・福山のNPOの方に来て頂き、グループごとそれぞれの担当の方にインタビューを行って、より共感を集めるポスターを作成して、最後に全員の前でプレゼンして共感を集めようという内容だったんですけど、それぞれ午前の授業内容を活かしてインタビュー・ポスター作成・プレゼンを行ってくれたんです。

どういうことかというと、午前はまず自分たちが「寄付者」の立場を模擬体験してみるんですね。
最初の時点では、NPOも社会課題も??という感じなんですが、実在のNPOのビデオや紹介を聞いて、自分の応援したい団体を選んで、それからグループで応援する先1つを決めそれはなぜかを全員の前で発表すると、<NPOを応援するときにどんな点で選んだか>、ということを意識するんです。

いわば、「右脳から入って左脳に落とす」(By 鵜尾)というイメージ。
この体験をすることで、「どうお願いしたら良いか」「どこが共感ポイントか」「寄付する側はどんな点を重視するか」などを、自分で考えてこのポイントを意識してインタビューを行ったり、ポスターを制作するんですよ。

午前中の内容と午後の体験を子ども自身がそれぞれの中で関連付けて、これまでの基本プログラムだけを体験すよりも学びを深められました。
2012年度最後の「寄付の教室」でまた新しいチャレンジができ、また深化・進化した「寄付の教室」、お申込、絶賛受付中です!

こちらから ⇒ jfra@jfra.jp

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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 18:31 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
じゅぎょうのまなび5:なんで?どうして?なぜ?から、応援する楽しさが始まる [2013年03月27日(Wed)]

こんにちは!大石ですわーい(嬉しい顔)
先日3月13日に北九州の鞘ヶ谷小学校4年生を対象に行わせて頂いた「寄付の教室」では、沢山の質問が出たので、振り返りシートの一部をここで共有したいと思います。

「箱などが凹んでいても中身に異常がなければ、セカンドハーベスト・ジャパンに応援できることが分かりましたが、こういう団体はどれくらいありますか?」
「ラオス、カンボジア、タイの他には義務教育を受けられない国はあるのですか?」
「今日教えてもらった支援する団体はほかにどれくらいあるのですか?」
「ユニセフとかの寄付の団体はどれくらいあるですか?」

これ、結構凄いことだなぁと思っていて、“「知らない」から「知る」は受動的なインプットなんですけど、
「知る」から「興味を持つ」って能動的なアクション”に変わるんですよね。

こんな感じにまとめてみました。

【インプット】NPOや社会貢献活動を知らない⇒「寄付の教室」で知る⇒【アクション1】興味を持つ⇒疑問がでる⇒調べてみる⇒【アクション2】コンタクトを取る⇒参加する⇒楽しい⇒支援する⇒支援の輪を広げる

「興味を持つ」は、他人事を自分事に近い問題や課題として捉える段階だと思うんです。
明らかにこの「知る」と「興味を持つ」の2つの行為の間には大きなステップがあって、これを上ると後は自分でどんどん関心のある団体や分野を調べていく。

「寄付の教室」の役割は、まずは、NPOや社会的な活動を応援する楽しさや難しさを知って関心を持ってもらい、興味を持って調べてコンタクトを取って活動に参加した時に、
楽しさやワクワク感を感じてもらえるようなプログラムを提供することだと思うんです。

明後日29日は、福山市の暁の星女子中学・高等学校で「寄付の教室」を行わせて頂きます。
今回は初めて丸1日のプログラムで、午後は「地元のNPOの疑似ファンドレイザー体験」を用意しています!
楽しさやワクワク感を感じてもらえるよう張り切って行ってきまーす!
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 19:21 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
【寄付の教室】じゅぎょうのまなび4「他者の意見を受け入れる、そして自分の考えが変える」 [2013年02月25日(Mon)]

こんにちは!大石ですexclamation
寄付の教室、一歩一歩進化・深化です。
いやぁ、高知県多ノ郷小学校6年生80名を対象に「寄付の教室」行わせて頂いたんですが、学びと気づき、多いですね。

個人の考えをまとめた内容をグループ内で共有する時間と、グループに与えられた金額を加えてグループとしての意見をまとめる時間、この2つの部分をしっかりと分けて進行することで、考えや議論を深められますね。

一旦自分の意見や考えは受け入れられたという状況があって、その上でじゃあ、グループに与えられた金額を決めるというふうにすると、自分の最初の意見が変わることに納得できるんですね。
で、どの社会課題を自分達は優先するかというのを考えるから、それぞれの意見を聞いて納得できるようになる。
これ、学びの深さが一歩進んだ状況だと思うんです。

今回も素晴らしい出会いがありました。
お招き頂いたNPO高知市民会議皆さん、ご参加頂いたボランティアセンターの皆さん、大学生の皆さん、
授業時間を頂いた、校長先生をはじめとする多ノ郷小学校の先生方、ありがとうございました!

そして、この高知での「寄付の教室」の取り組み、3/20の高知新聞上に掲載されましたー!
コチラ ⇒ https://blog.canpan.info/jfra/archive/893
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 20:28 | 「寄付の教室」じゅぎょうのまなび | この記事のURL
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