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【ご報告】第50回ファンドレイジング研究会レポート [2014年12月18日(Thu)]

第50回ファンドレイジング研究会
テーマ:「企業と連携して社会的課題を解決する
     〜ケア・インターナショナルジャパンによる企業との戦略的パートナーシップ」
日 時:2014年11月19日(水)18時30分〜20時30分
会 場:TKPスター貸し会議室新橋 会議室102
講 師:高木美代子さん(公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン
     マーケティング部長/認定ファンドレイザー)
記 録:豊田麗司

DSC05246.JPG

【講師の紹介】国際基督教大学教養学部国際関係学科卒。民間建設会社での勤務を経て、2000年から中間支援組織で、主に企業や業界団体等の社会貢献プログラムの企画運営、CSR戦略等に関するコンサルティングを行う。2005年よりファンドレイザーの募集を行っていたケア・インターナショナルジャパンに。法人専門のファンドレイザーとして、寄付をはじめ、BOPビジネスやコーズ・マーケティング、また社員によるプロボノ等、企業との戦略的なパートナーシップを推進。福岡県北九州市出身。小学生の娘1人。
【ケア・インターナショナルジャパン】http://www.careintjp.org/

【概要】
@講師の自己紹介
Aケア・インターナショナルについて
Bケア・インターナショナルジャパンの活動
C企業トレンドとNGOの関係:
日本においては震災という大きな契機があり、現在まで支援を続けている企業も多い。支援のなかには金銭の支援の他に社員の派遣や自社商品の提供などさまざまな形での支援が行われるようになった。NGOは外部環境の変化のなか企業との対話をする必要がある。企業は戦略的に動いている部分でNGO側が「いいことしているのでお金をください」といった受け身の姿勢をとるのではだめであり、企業とのWin-Winの関係を作らなければならない。

D連携の理想とぶつかる壁――“契約時に覚書を作れ!”:
企業とNGOがお互いを理解し目的を共有し対等な立場で社会的なミッションに立ち向かう理想的な関係を構築するまでには、さまざまな壁が存在する。例えば「どうやって出会えるのかわからない」「コミュニケーションが取れない」といったまずぶつかるだろう壁を乗り越えた先にも「短いスパンで結果が見えない」ことや「企業側の担当者が代わってプランが白紙に」など企業との連携は困難が多く立ちふさがるだろう。その解決のために一般的行われるのは「ガイドライン」の策定ではあるが、この遵守はやはり難しい。そこで意識するべきなのは“覚書”の作成である。「担当者が代わって…」などは契約書の作成時に互いに具体的な窓口を覚書として記すことでディスコミュニケーションを防ぐことができる。実際に覚書の作成に2年ほどかかったこともあるが、長い時間をかけてでも覚書の作成が連携上の失敗の可能性を和らげてくれる。

Eマーケティング手法と戦略:
現状把握と計画が基本になる。まず内部/外部環境の強み・弱み・機会・脅威などの項目を使い現状把握し、そこから方向性を定め、メニューやターゲットなどの具体的な計画を立てて行く。講師が行っているのは女性の多さや美容業界など様々な要素での上位50社をリストアップする「50人組手」という手法でマーケティング能力を鍛えている。自分が行うべき行動の優先順位の付け方はインパクト(効果)と即時性(すぐできるか)の2軸で図にして、インパクトの大きくすぐできるものを優先していく。

F企業連携の3つの手法――フィランソロピー型、トランザクション型、インテグレーション型

G具体的な事例紹介――丸紅の社会貢献型バナナ:
「富楽宝/ブラボー/BRAVO」バナナは、丸紅農産部からの提案でバナナを食べる子どもとそのお母さんを対象にした企画。POPデザインなども一緒に行い、ダイエーなどで実際に売られた。

デロイトのプロボノ事業では、中期計画の策定で悩んでいたケアジャパンに高いコンサルティングの能力をもつデロイトが協力。コミュニケーションをしっかり行い、善意であっても事前の契約にしっかりと事前の契約に盛り込む必要がある。

味の素のガーナ栄養改善プロジェクトでは、ケアの他にもたくさんのパートナーのいるBOPビジネスで生後1000日間の子どもの栄養状態を改善するプロジェクト。商品ありきの提案をする企業もあるが、NGOは決してそれを販売する下請けになっていけない。CSRの担当も絡ませ、時には軌道修正をさせるように強く言える対等な立場であることを意識する。

H質疑応答:
DSC05260.JPG

Q1. 連携先の担当者が代わってしまった話があったがやり直すためにはどうするのか。
A1. それを防ぐために担当者を一人にしないこと。担当者と団体の関係にならないように複数の窓口をつくるように。

Q2. 企業のマーケティングとして利用されたり、NGOの持っている情報だけをもっていかれたりするような事態を防ぐためには?
A2. 進行のなかのポイントで企業の本気度を確かめる。

Q3. 覚書などで失敗は減るのか?
A3. 日々失敗しながら積み重ねてきた。

Q4. ケア ガーナの事例ではどのタイミングでどのように連携先から利益を得ているのか?
A4. 現地ではビジネステイクで利益が回っている。店に卸す時、商品を買うときなど。

Q5. ケア・インターナショナル ジャパンの活動飛躍のターニングポイントはいつ?
A5. 2008年の丸紅さんとの連携が大きな経験になり、BPOプロボノなどが増えていったと感じている。
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Posted by 日本ファンドレイジング協会 at 14:08 | イベント案内・報告 | この記事のURL