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明治神宮『昭憲皇太后百年祭〜郷土芸能奉納〜』(全郷芸主催)が開催されます! [2014年03月04日(Tue)]
本年4月11日は、明治天皇の皇后であった昭憲皇太后が崩御して百年目にあたります。
これを記念し、4月5日(土)、6日(日)に「郷土芸能奉納」が明治神宮と原宿口に特別に設えられた舞台で行われることが決定しました。
あわせて夜間特別参拝も実施されます。

tokubestusanpai_01.jpg

主催は(公社)全日本郷土芸能協会です。
●『昭憲皇太后百年祭』公式サイト http://www.meijijingu.or.jp/shoukenkougou100th/

昭憲皇太后は、明治21年の福島県の磐梯山噴火に際し、赤十字活動における世界初の平時救護に繋げるなどさまざまな社会福祉活動をされました。
東日本大震災3年後に開催される本祭事では、福島県の郷土芸能を中心に、またこれからの日本をつくる若者たちを中心に奉納されます。

****************************

●『昭憲皇太后百年祭〜郷土芸能奉納〜』(時間は予定です)
4月5日(土)
15:00〜16:20 奉納団体正式参拝、奉納(本殿前石畳)
17:00〜19:30 奉納(原宿口特設舞台)
19:30〜20:00 奉納団体道行(原宿口〜本殿前石畳)
20:00〜20:10 一斉奉納(御本殿前石畳)

4月6日(日)
13:00〜14:15 奉納(原宿口特設舞台)
17:00〜18:45 奉納(原宿口特設舞台)

【会場】 明治神宮境内(御本殿前石畳、原宿口特設舞台)

【出演団体】
・岩手県上閉伊郡大槌町
 「吉里吉里鹿子踊(きりきりししおどり)」吉里吉里鹿子踊り保存会
吉里吉里鹿子踊り6.JPG (吉里吉里鹿子踊り保存会提供)

・宮城県石巻市
 「寺崎のはねこ踊」寺崎はねこ踊り保存会
寺崎のはねこ踊2.jpg (寺崎はねこ踊り保存会提供)

・福島県二本松市
 「石井の七福神と田植踊」石井芸能保存会
石井の七福神2.JPG 石井の七福神(二本松市教育委員会提供)

石井の田植踊2.JPG 石井の田植踊 (二本松市教育委員会提供)

・福島県伊達郡川俣町
 「山木屋太鼓(やまきやだいこ)」山木屋太鼓
山木屋太鼓_smallsize-1(Photo by:Toko Shiiki Imagery).jpg (椎木透子氏撮影)

・福島県耶麻郡磐梯町
 「赤枝彼岸獅子」赤枝青年会
赤枝彼岸獅子2.JPG (赤枝青年会提供)

・福島県双葉郡浪江町
 「標葉神社(しねはじんじゃ)の浦安の舞」標葉神社浦安の舞保存会
標葉神社浦安の舞4.jpg (標葉神社浦安の舞保存会提供)

・福島県双葉郡浪江町
 「請戸(うけど)の田植踊」請戸芸能保存会
請戸の田植踊6.jpg (請戸芸能保存会提供)

※(公社)全日本郷土芸能協会は、平成24年に「明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜」を開催しました。
http://youtu.be/ufMADWmDInk
奈奈子祭〜冬の陣〜 in 岩手県大槌町 (全郷芸協力) [2013年11月18日(Mon)]
あの「奈奈子祭」の第三弾が、今回は大槌町で開催!


東日本大震災により壊滅状態になった岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区で、被災した芸能団体の発表の場を作ることで、離ればなれになった地区住民のコミュニティを再建したい。こうした思いから企画され、発声者の名前をとって2013年2月24日に釜石市箱崎町白浜の民家にて初めて開催された「奈奈子祭〜郷土芸能で復興サポート!〜」、2013年7月27日に釜石市根浜の宝来館には「奈奈子祭〜夏の陣〜」と銘打って、立て続けに開催し、各方面から大きな反響を得た。


そしてこの冬、奈奈子祭は釜石を出て大槌へ。

震災で大きな被害を受けながらこの度復活した岩手県大槌町浪板(なみいた)の「三陸花ホテルはまぎく」を舞台に、観光客と地域住民ともども一緒になって郷土芸能を楽しみ、郷土芸能を通した三陸沿岸部の持続的な復興を願うものだ。


東日本大震災発生から2年9ヶ月が過ぎ、すでに被災地以外ではあの惨状は忘れられつつある。
震災直後より目をみはるような復活・復興を遂げた郷土芸能に、私たちは日本人の力強さをみた。
そして今も被災地では数々の郷土芸能たちが次々と再開を果たし、その一方で震災前から続く人手不足や、震災復興途上の疲労によりまたしても休止に追い込まれている芸能も目立ってきている。

このように様々な情報や問題が、少しでも多くの人たちに届くよう、このような外も内も巻き込んだ郷土芸能祭のような機会は、まだまだ必要とされている。

また、今回もあの有名な早池峰神楽の岳神楽(岩手県花巻市・全郷芸会員)、そして世界的にも有名な和太鼓集団「鼓童」(新潟県佐渡市)も出演するということで、注目を浴びることだろう。

いずれにせよ、この2013年に3回も芸能祭を開催するとは、奈奈子さんや実行委員長の笹山政幸さん、そして当初より関わり進めてきた大阪の追手門学院大学橋本裕之教授ら関係者の心意気と熱意には感服する。

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fuyunojin_01.jpg

詳細は下記参照。

日 時: 平成25年12月7日(土) 14:00~18:00
会 場: 三陸花ホテルはまぎく
入場料: 無料(当日は浪板地区仮設住宅巡回バスを運行)
主 催: 奈奈子祭実行委員会
協 力:三陸花ホテルはまぎく・追手門学院大学地域文化創造機構・大阪市立大学都市研究プラザ・(公社)全日本郷土芸能協会・ふるさと岩手の芸能とくらし研究会・(一社)震災リゲイン、文化芸術による復興コンソーシアム、issue+design・(公財)鼓童文化財団・(株)JTBコーポレートセールス・岩手県交通(株)・遠野まごころネット・(一社)三陸ひとつなぎ自然学校
後 援: 大槌町教育委員会・大槌町郷土芸能保存団体連合会

出演団体(出演順) *芸能紹介文はチラシより
■臼澤鹿子踊
IMG_7568.JPG (2012年9月23日大槌まつりにて)
臼澤鹿子踊保存会館伝承館を拠点として、地域の民俗芸能復興の中心的役割を果たす。鹿子頭に用いるカナガラの原料となるドロノキを栽培するなど、スケール大きな芸能環境の形成を見据える団体。

■鵜鳥神楽
IMG_8852.JPG (2013年2月24日奈奈子祭にて)
鵜鳥神社の権現様を奉侍し、毎冬、陸中海岸を巡行するスーパー廻り神楽。烈しさと繊細さが織りなす、信仰と舞の融合の極致。メンバーは普代村、田野畑村出身が中心だが、新たに釜石市出身の若者が入り、活気づく。岩手県指定無形民俗文化財、国選択無形民俗文化財。

■愛宕青年会八木節
IMG_4952.JPG (2011年10月30日京橋まつり・東京にて)
約100年前に群馬出身の船乗りによって伝えられたという。全国的に有名な八木節に乗せて、左右に体を揺らす軽快なステップ、番傘を曲芸的に操るテクニックは必見。若い世代に圧倒的な人気を誇る。

■岳神楽
IMG_8786.JPG (2013年2月24日奈奈子祭にて)
日本の神楽の代表的存在。その輝かしい肩書きすら余計なものと思えるほど、肉体の限界を突き抜けたところから立ち上がる圧倒的な表現は、地域の山岳信仰を見事に形象化している。国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産。

■城山虎舞
IMG_7310.JPG (2012年9月22日大槌まつりにて)
大槌町の若者有志が平成8年に結成した新しい団体。東日本大震災によって一切を失ったが、復興を牽引するフロントランナーとして人々を力強く鼓舞してきた。今年9月1日、完全復活宣言。

鼓童
最高峰の和太鼓集団として音楽の可能性を極限まで追求する。グローバルに活躍しつつも、新しい地球文化を探る国際芸術祭「アース・セレブレーション」の開催など、拠点を佐渡から移さないというブレない姿勢が、ローカルを鼓舞する奈奈子祭の支援へとつながる。

■雁舞道七福神
IMG_7394.JPG (2012年9月22日大槌まつりにて)
小学生が七福神に扮して順々に踊る様子が愛らしい。昭和28年に始まった。東日本大震災によって甚大な被害を受けたが、「七福神を踊りつづけ、ずっと家族のような絆を続けていきたいのです。」という。

首都圏からは応援ツアーもある
【1泊2日支援・交流】「郷土芸能の絆で大槌・山田の明日を共に歩む!」

●鼓童のページからも→ http://www.kodo.or.jp/news/20131207nanakomatsuri_ja.html

(小岩)*芸能写真は全て小岩撮影
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜芸能紹介7 [2012年07月25日(Wed)]
奉納芸能の紹介も最後になりました。
この芸能は、これまでの紹介してきた芸能とはまた異なり、とても困難な状況におかれていますが、何としても繋げていきたいという努力と、希望が見出せる芸能です。

F「請戸の田植踊(うけどのたうえおどり)」
【福島県双葉郡浪江町】

請戸芸能保存会(うけどげいのうほぞんかい)


 古くから漁港として知られた浪江町請戸地区に伝わる田植踊は、福島県内で最も芸能化が進み洗練されたものです。毎年2月第3日曜日の苕野(くさの)神社の安波(あんば)祭では、花笠を被った小中学生の早乙女(さおとめ)が家々を回って踊り、神社では豊漁・海上安全・豊作を祈って田植踊や獅子神楽が奉納されてきました。
 
 東日本大震災の津波により地区は壊滅、死者行方不明者は約180名にも及びました。また町全域が福島原発の警戒区域になり、全住民が県内外での避難生活を余儀なくされています。
 地区の中心でもある苕野神社では宮司一家が津波によって亡くなり、また社殿も流失し、田植踊の衣装や道具一切が流失してしまいました。
 昨年の4月、地方紙に東京に避難中の田植踊の師匠が田植踊の記録の提供を求める記事が掲載され、それを見た関係者が再興を呼びかけ、再開へ向けて活動を開始した。平成23年8月にはいわき市で、同年9月には東京江東区で各地に避難している子ども達を呼んで公演を行っており、浪江町の人々の絆を繋ぐ象徴として活動を続けています。

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:昨年9月江東区での披露(儀礼文化学会 久保田裕道氏 提供)


 明治神宮奉納の依頼をした後、請戸芸能保存会の渡部会長から一枚の写真DVDをいただきました。
 写真が撮影されたのは、平成23年2月20日。
 この日は安波祭で、田植踊や神楽の獅子舞が、神社で舞い、お神輿とともに地区を回り、田植踊は家々を門付(かどづけ、祝福の踊りなどを踊ること)しながら浜へ下り、神輿は海へ入り、田植踊と神楽は砂浜の上で披露がされました。
P1110956.jpg
:平成23年2月20日安波まつり。請戸の浜で、田植踊、獅子舞、沢山の観客。(請戸芸能保存会 提供)

 この光景は、請戸では何度も何度も繰り返されてきたもので、先祖から子孫へ、親から子へと伝えられてきた欠かすことの出来ない大事なお祭りでした。
 
 安波さまから、僅か19日後の3月11日、請戸地区は津波と原発によって未だ帰還の叶わない土地になってしまいました。



 6月、打合せの会場として、渡部会長から指定された場所は、浪江町役場、現在仮庁舎が置かれている二本松市の男女共生センターでした。
 集まって下さったのは県内の別地域住む会長と、東京にお住まいの佐々木師匠、そして田植踊の早乙女である小中学生の父母会の方です。

 お話しを伺うと、子ども達は明治神宮という大舞台での奉納に向け、散り散りになりながらも何度も福島の練習会場に集まり、懸命に練習をしているとのこと。
 震災後のたくさんの支援に対する感謝と、再開後の練習の成果の披露の場と考え、我も我もと稽古しているそうです。
 
 師匠曰く「震災前まで、歌は大人が主だったが、子どもも率先して取り組むようになった」。
 このことは表す意味とは何なのでしょう。

 早乙女は、子どもの頃しか踊ることが出来ません。
 けれども、歌の役は大人になっても出来、いつまでも田植踊のメンバーとしてい続けることが出来るということ。

 そうです、今請戸の田植踊に携わっている子達は皆、田植踊を踊る、ということでしか一堂に集まる機会がないのです。
 返せば、田植踊を続けることで請戸の皆に会うことが出来るし、請戸を、浪江町をその時だけは共有することが出来るのです。
 
 これだけでも、「郷土芸能」というものが持つ大きな大きな力を、皆さんは感じることが出来るのではないでしょうか。

 子ども達は、皆楽しんで踊りを踊ります。
 福島県の文化財保護審議会委員である懸田先生や、國學院大學院友会や、浅草の下駄屋さんや、その他たくさんの温かい気持ちで出来上がったその装束は、とても美しいものです。

 子ども達を支え、地域の連帯を維持しようと努力する保存会の方々の姿は、とても尊いものです。

 そして、子ども達が、請戸や浪江町の未来に向かって頑張っている姿を、是非見に来て下さい。応援して下さい。

 今回は新メンバーも加入し、親御さんも含めて50名近くで上京します。
 暑くて、ハードなスケジュールだけれど、楽しみにしてくれています。


「請戸の田植踊」の登場は
7/28(土) 御社殿 12時15分頃、原宿口 17時35分頃
7/29(日) 原宿口 14時10分頃、同 17時25分頃、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 12時30分頃

お楽しみに。
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜芸能紹介6 [2012年07月25日(Wed)]
残る福島県からの奉納芸能紹介!
遅くなってすみまません・・・
直前ですが、要チェックです!

E「相馬宇多郷の神楽(そうまうだごうのかぐら)」
【福島県相馬市】

磯部敬神会(いそべけいしんかい)


 「相馬宇多郷の神楽」は相馬市域(中村藩宇多郷)の21集落に分布する獅子神楽の総称です。秋彼岸には雷(らい)神社(坪田地区)に各地区の神楽組が集合し、地域の安泰と豊饒祈願のための舞を奉納してきました。
 磯部地区では毎年4月15日の寄木(よるき)神社例祭、小正月には村祈祷として各戸を回る行事が行われており、住民たちにとって神楽は精神的な支柱だったのです。

 東日本大震災では、磯部地区を18mの津波が襲い、氏子の350戸以上が流失、350人以上が亡くなりました。代表宅に管理されていた獅子頭や楽器、衣装等のほとんど全てを流失しましたが、奇跡的に獅子頭が発見され、本年4月15日の寄木神社例祭で奉納し、活動を再開しました。
 「相馬宇多郷の神楽」分布地で磯部の他、原釜(はらがま)、松川(まつかわ)、岩子(いわのこ)の各神楽も壊滅的な被害を受けましたが、各方面の支援を受けて復興に取り掛かっています。


 5月、仙台から車で福島県を目指しました。
 沿岸沿いに南下し、宮城県山元町を過ぎると福島県新地町に入ります。この辺りの海岸線は今まで見てきた岩手、宮城県北のものとは様相を変え、非常に見晴しがよく穏やかで、その分遠く広く海が見渡せます。
 相馬市磯部地区は南相馬市にほど近い地域で、大洲海岸という美しい松林と7キロに及ぶ白砂浜を眼前に控えた美しいところだったそうです。

 しかし、その平らかな安らかな浜とそこにあった建造物は、全て流し尽くされて、一年経った今、車も人も何もない空白の地域となっていました。未だ立ち入り制限地域も多く、岩手、宮城とは違った雰囲気を感じました。
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:磯部の寄木神社からは津波で破壊された海岸線が見える

 磯部では寄木神社の氏子で組織されている「敬神会」の唯野哲夫会長のお宅でお話しを伺いました。
 なんと、会長宅は海岸にも近くそれほど高くない土地にあり、津波にほとんど呑まれながらも、流失を免れたお宅でした。住居の横には大きな石蔵がありますが、これも全くびくともしなかった様子で建っていました。不思議なことです。
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そのすぐ目の前には、標識が。てっぺんまで波が来たのでしょう、曲がっています。
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 唯野会長ご自身も大津波から命からがら逃げ延びた一人です。磯部の辺りは太平洋側に突き出た地域で、宮城県沖で起きた地震と、福島県沖でその後起きた地震による第一波、第二波の津波がぶつかって出来た大、大津波が、最も速く到達したところではないかと会長のお話しでした。

 
 さて、神楽は磯部地区にとってはとても重要な存在で、やはり農家の跡取り長男だけが出来るもので、今もそうした風潮は生きているそうです。
 会長になると、年に2回の祭りの一か月前には会長宅が「宿」となり、一月毎晩十数人の若手と先輩師匠がやって来て、踊りの練習場所と食事などを賄ったものだそうです。練習場所の大きな座敷の畳はすぐにだめになり、勿体ないからと畳を上げて床で稽古させると、今度は床が抜ける、というほど熱心なものでした。
 獅子頭と神楽道具は一年を通して、この座敷に飾ってありました。
 そして、この仕来りは震災直前まで続いていたのです。

 津波は家を呑み込み、獅子頭と道具一切を流失させました。
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:座敷の現在

 しかし、会長は津波が引いてすぐ、大事な大事な獅子頭を探しに自宅に戻り、何と家を取り囲む竹林に引っかかっていた獅子頭を、奇跡的に発見したのでした。
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 手前が、奇跡の獅子頭。奥のは神社にあり無事でした。この2つの頭は同じ時期に大工さんのから奉納された手作りのものだそうですが、とてもいい顔をしています。
 奇跡の獅子頭は救出後、「魂を抜き」ご隠居されたそうです。
 明治神宮にお見えになる獅子頭は新しい方を予定しており、「魂を入れた」そうですが、この二つを並べると「喧嘩してしまう」ので一緒に上京できるのか、まだ分かりません。

 このように、震災前も震災後も、獅子頭と神楽を中心にして地域は成り立ち、住民たちはそのことをとても大事に思っています。
 こうした日本が、まだまだ全国にはたくさんあるということを、この奇跡の神楽実際にご覧になり、それを一例として考えてみませんか。

「相馬宇多郷の神楽」の登場は
7/28(土) 御社殿 12時25分頃、原宿口 17時55分頃
7/29(日) 原宿口 14時30分頃、同 17時45分頃、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 12時50分頃

お楽しみに。
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜奉納芸能紹介5 [2012年07月21日(Sat)]

D「閖上太鼓(ゆりあげだいこ)」
【宮城県名取市】

閖上太鼓保存会


 名取市の生涯学習として、和太鼓教室がありました。ここに通っていた生徒たちが中心となって、平成4年に閖上太鼓保存会が設立されました。オリジナル曲の「閖上大漁太鼓」は、閖上の漁師の出漁風景を3部構成で表現した勇壮な演目。作業歌「閖上大漁唄い込み」は地元漁師によって歌い継がれてきた、地区を代表する民謡です。閖上公民館を拠点にして、地元の祭りやイベント、宮城県の太鼓フェスティバルなどに出演し、腕を磨いていました。

 しかし、東日本大震災の津波によって地域は壊滅的な被害を受けました。保存会の当時の会長含め2名が亡くなり、また多くの会員の自宅が流され、衣装なども失いました。
 震災に負けまいと、平成23年11月に宮城県のこども太鼓フェスティバルで保存会ジュニア部の5人が元気に演奏を披露、また閖上地区を見下ろす日和山(ひよりあま)上にある神社での奉納演奏などで地元を励まし続けています。



 名取市閖上地区はとても穏やかな良港でした。地区には家々が立ち並び、仙台にも近く大変にぎわっていました。
 しかし。
 今の閖上に残るのは、小さな山というか高台と建物の基礎、くらいなものでした。
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 この小山は、日和山というそうです。震災後、絶えず人が訪れ、犠牲になられた方々の冥福を祈る場所であり、地区にあった二つの神社がまとめて祀られています。
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「富主姫神社(とみぬしひめじんじゃ)」と「閖上湊神社」

 この上からは閖上の全域が見渡せます。
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 今回のプログラムやポスターに使われている閖上太鼓の写真はここで、演奏された時のものです。
 
 閖上太鼓は現在、閖上小学校の教室を使って練習を行っています。
 もちろん学校も津波に襲われ、その後体育館などは避難場所になっていたところでもあります。まだたくさんのランドセルや使用されていたものが置き去りになっていました。
 
 保存会の赤間会長や三浦代表はじめ会の皆さんが駆けつけてくれました。子ども達も。
 小学校は今内陸の名取小学校に移っていて、この学校には通えないのですが、太鼓の音が元気に鳴り響くととても励まされる思いでした。
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 やっぱり太鼓は人の心を明るくさせます。
 そして閖上大漁唄い込みは閖上の皆さんの一人一人の記憶に刻み込まれているもので、ふるさとの復興への源となるものでしょう。


「閖上太鼓」の登場は
7/28(土) 御社殿 12時35分頃、原宿口 18時15分頃
7/29(日) 原宿口 14時50分頃、同 18時5分頃、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 13時10分頃

お楽しみに。

※福島県からの奉納芸能2団体は次回に続きます。お待ちください!
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜奉納芸能紹介4 [2012年07月21日(Sat)]

C「下増田麦搗き踊(しもますだむぎつきおどり)」
【宮城県名取市】

下増田麦搗き踊保存会


 名取市下増田地区の農家では、田植えが済む頃に麦刈りが始まり、刈った麦を庭に運び入れて麦打ちをし、田の草取りの始まる頃になると夜鍋仕事で麦搗きが行われていまいた。その際に隣近所の女たちが集まって竪杵(たてぎね)で臼を取り巻き、にぎやかに作業に合わせて麦搗き歌が歌われ、後に踊りも添えられるようになったのがこの芸能のはじまりだといいます。
 明治9年6月24日、明治天皇東北御巡幸の折、増田地区に設けられた行在所(あんざいしょ)で御休憩の際、15歳〜20歳の女子が揃いの衣装で麦搗き歌を歌いながら麦を搗いて天覧に供したと言われています。
 
 東日本大震災の津波によって、仙台空港に隣接する当地域沿岸部は甚大な被害を受けました。ほとんどの保存会員の家はひびが入ったり壁が崩落したりしましたたが、津波被害はかろうじて床下浸水までで免れました。
 名取市一丸となって、閖上(ゆりあげ)地区とともに復興に向けての活動を再開させました。



 仙台市を抜け、名取市へ。津波を止めたといわれる仙台東部道路を超え、仙台空港方面(海側)へ向かいます。
 まっさらな海岸ぺりにポツンと祠が残されていました。
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 ここは、下増田神社。小さな丘ですが、ここに登って助かった人も多かったとか。すぐ側にはあの、仙台空港。
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 木立の奥に見えるのが空港。その手前にはお墓が見えます、お寺があったそうですが津波で流されたそうです。

 名取市の街中、増田地区には明治天皇の行在所跡に残る「衣笠の松」という大変立派な松が。この辺りで麦搗き踊が披露されたのでしょうか。
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 保存会の佐藤はる子会長(御歳84!)のお宅にお邪魔し、お話を・・・と思ったら食事が出てくる出てくる。全てが手作り。蕗の煮物や閖上から貰ったばかりの塩鱒、お赤飯が美味しすぎて、訛りの懐かしさ、勧め上手な姿が亡き祖母と重なって、少々いただきすぎました。ありがとうございました!
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 はる子会長もよく召し上がり、さすが農家のお母さんと感心しました。
 全員満腹な状態で、耕谷集会所で行われる麦搗き踊の練習に。
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 多くの方が集まって練習をしていました。下増田麦搗き踊を中心に、男も女も老いも若きも地域を盛り上げていこうという気持ちが見えて、また明治神宮への気合も漲っていて、とても素敵な光景でした。こういうの大好きです。
 ここに、明治天皇の天覧に供した時のような少女、子ども達が増えてくるとなお良いですね!
 はる子会長はじめ皆さん、東京の暑い3日間体を壊さないように、と願うばかりです。


「下増田麦搗き踊」の登場は
7/28(土) 御社殿 12時45分頃、原宿口 18時40分頃
7/29(日) 原宿口 15時10分頃、同 18時半頃、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 13時半頃

お楽しみに。
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜奉納芸能紹介3 [2012年07月21日(Sat)]

B「本吉法印神楽(もとよしほういんかぐら)」
【宮城県本吉郡南三陸町】

本吉法印神楽会・女川法印神楽保存会


 南三陸町から石巻市一帯に居住する修験者(しゅげんじゃ。地元では「法印」と呼ばれる)によって伝承され、沿岸各地の神社の祭りで奉納されています。南三陸町戸倉(とぐら)地区が一帯の法印神楽伝承の中心地とされ、女川法印神楽(おながわほういんかぐら)(石巻市北上町女川)はじめ近在の神楽組の多くが当地の型をもとにしています。

 東日本大震災における津波で、伝承の中心である戸倉神社はじめ各奉納神社、伝承者の居住地が壊滅的被害をうけました。戸倉神社に伝わる貴重な面や装束も全て流失してしまいました。
 また女川法印神楽には同じ北上町の長面(ながつら)・釜谷(かまや)地区の神楽師が携わっていますが、この2地区も壊滅的被害を受け、神楽師のご家族も被害に遭われました。
 隣町の登米市の上町(かんまち)法印神楽による面の製作や女川組の支援を受けながら、昨年の神社奉納から活動を開始しました。
 今回は面や装束の製作が間に合っておらず女川組のものを借りて奉納します。


 
 大船渡から陸前高田を車で南下し、宮城県へ。南三陸町までは沿岸の道を走りましたが、1年経ってもどこもかしこも悲しい光景でした。
IMG_6115.JPG
:南三陸町中心部。。。

 戸倉神社に立ち寄ってみました。
IMG_5924.JPG
 左にあるプレハブが今の神社社務所のようです。
 津波は写真に見えるオレンジ色の門(ここに法印神楽の舞台を設えた)は優に超え、奥の本殿の賽銭箱辺りまで来たそうです。鳥居なども全て流失したようです。
 プレハブ周辺には神職さんのお宅があったそうで、そちらに保管されていた神楽用具一式とともに流されてしまいました。

 
 女川法印神楽の今野会長宅で、本吉法印神楽代表の齋藤さん(戸倉神社神職)も集まっていただき、顔合わせをしました。
 法印神楽は今はやる人も少なくなり、広く一般に舞手を募っていますが、基本的には神職が舞う神楽です。女川でもほとんどが神職だそうです。
 
 神楽衣装や用具を見せてもらいました。
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 これら用具は、本吉法印神楽ではもう何一つ残っていません。全て作るとなると、かなりの額になります。面の表情は勿論のこと、衣装の布や模様、それぞれにこだわりがあり、全部ありもので、とはいきません。齋藤さんもこれから少しずつ作っていこうと決心し、それならとGBファンドを紹介し申請、無事採択されまずは第一歩です。採択結果はこちら→http://arts-fukkou.blogspot.jp/p/blog-page_4972.html


 これ、大変珍しいものだとか。「石帯」という舞手の腰につける道具ですが、彫り物のものはあまり無いようです。仮○ライダーの変身ベルトのようでかっこいい。
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 雄勝法印神楽が被災されながらも、再開を決め、雄勝の方々のみならず、日本中に感動と励ましを与えてくれました。
 同じく、本吉や女川、長面、釜谷の法印神楽も、その力強い舞で多くの方々を勇気付けることでしょう。
 震災後初めての東京での上演、どうぞ応援してください!

「本吉法印神楽」の登場は
7/28(土) 御社殿 12時55分頃、原宿口 19時頃
7/29(日) 原宿口 15時半頃、同 18時50分頃、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 13時50分頃

お楽しみに。
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜奉納芸能紹介2 [2012年07月21日(Sat)]

A「金津流獅子躍(かなつりゅうししおどり)」
【岩手県奥州市江刺区・大船渡市など】

奥州金津流獅子躍連合会


 鹿角を付けた頭(かしら)を被り、ササラと呼ばれる3m前後の長い御幣(ごへい)を背負い、太鼓を打ちながら鎮魂や豊穣を願って踊られる芸能が「鹿踊(ししおどり)」です。梁川(やながわ)、伊手(いで)、軽石(かるいし)(いずれも奥州市江刺区)、浦浜(うらはま)(大船渡市三陸町)、松山(まつやま)(宮城県大崎市)で連合会を結成し芸能名も「獅子躍」で統一しています。

 東日本大震災では、内陸の各団体も地震で建物損壊など被害を受け、また浦浜獅子躍が伝承されている大船渡市三陸町越喜来(おきらい)地区は津波によって壊滅的な被害を受けました。伝承者は無事でしたが、住居や家族を亡くされた方もあります。また、稽古場は流失してしまいましたが、獅子頭や太鼓は高台の代表宅に保管されており無事でした。
 昨年6月18日に百か日法要として瓦礫の中で踊ったのが実質的な活動再開でした。毎年8月お盆に開催されていた「三陸港まつり」(三陸町)も震災後に行われ、獅子躍も出演し犠牲者の供養を行いました。


 
 5月、大槌町から車で移動、大船渡市三陸町の浦浜獅子躍の古水会長宅へ。
 会長のお宅の横には、「金津流獅子躍供養碑」が建立されています。鹿踊は代替りや師匠から伝授書を受け継いだ時に盛大で荘厳な「相伝式」が行われ、供養碑も建てる仕来りがあります。
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:金津流獅子躍供養碑と東日本大震災犠牲者供養碑

 浦浜獅子躍の会長は、「浦浜念仏剣舞」の会長も兼任しています。この剣舞の用具は、海に近い詰所に置いてあったため全て流失しました。しかし、こちらも再開し地域の鎮魂と復興を担って頑張っています。https://blog.canpan.info/jfpaa/archive/92の記事参照。
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:この剣舞面はなんと会長手作り。まだ途中ですが立派な表情です。

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:獅子躍の頭に付ける本物の鹿角。これを削って加工するのが一苦労。

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:越喜来小学校。校庭は瓦礫置き場になっています。子ども達は震災当日、裏山に逃げて皆無事だったそうです。このすぐ側に、獅子躍と念仏剣舞の合同詰所がありました。

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:鹿踊は後ろ姿も格好いいです。舞台で正面からだけでなく、後ろもじっくり見たい方は是非、原宿口から御社殿までの「道行き」(みちゆき、練り歩きのこと)に同行してみてください!

「金津流獅子躍」の登場は
7/28(土) 原宿口〜御社殿まで「道行」 11時半から、御社殿 13時25分頃、原宿口 19時40分頃
7/29(日) 原宿口 16時10分頃、同 19時半頃、原宿口〜御社殿まで「道行」 20時から、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 14時頃

そうそう、道行きでは、獅子躍が鳥居や橋、門を「立派だな、素晴らしいな」と褒める唄を歌いながら練り歩きます。鹿踊はこうした儀礼を大切にしている芸能ですが、明治神宮という由緒ある場所柄褒める所が多すぎて大変!なのではないでしょうか(笑)

また、原宿口の「郷土芸能奉納」に先立ち、これも金津流獅子躍の重要な儀式「三光の儀」が舞われる予定です。

お楽しみに。
明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜奉納芸能紹介1 [2012年07月21日(Sat)]

明治天皇百年祭には、東北から7つの郷土芸能が遥々バスで上京します。
郷土芸能には、意外と用具が多いんですね、大型バスのトランクいっぱいに用具が詰め込まれます。
無事に上京し、雨も降らず、暑すぎず、いい奉納になることを祈ります。


さて、本番直前ですが、奉納団体を紹介。
5月、6月に現地打ち合わせに行った時の模様とあわせ、予習しましょう。



@「大槌の虎舞(おおつちのとらまい)」
【岩手県上閉伊郡大槌町】

向川原(むかいがわら)虎舞風虎会


 岩手県沿岸部に広く伝わる芸能。秋祭りなどで漁師気質の荒々しい舞が青年を中心に演じられます。「虎は一日に千里行って千里帰る」という諺から、漁師の無事の帰りを願って踊られた虎舞が沿岸漁民に広がりました。
 大槌町は東日本大震災の津波と火災で壊滅的被害を受けました。風虎会でも前代表含む5名を亡くし、また装束や太鼓、稽古場を流失しました。しかし、地元に残る若者たちが中心になって震災直後活動再開を決め、残った虎頭や道具を持ち寄って他団体と合同で踊り始めました。
 毎年9月下旬頃に開催される「大槌まつり」(小鎚(こづち)神社、大槌稲荷神社他)にはたくさんの芸能が奉納されていましたが、震災に負けず昨年も開催され、風虎会はじめ多くの団体の活動再開の場となりました。

 
 5月初旬、大槌町を訪れました。
 風虎会事務局の岩間さんに大槌を案内してもらいました。
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:町を見下ろす城山公園から。

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:重厚な構えの大槌稲荷神社

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:打ち合わせはこちらで。岩間さんが携わっているお店です。

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:なんと会の皆さんが仕事終わりに駆けつけて一踊り、でした。


「大槌の虎舞」の登場は
7/28(土) 御社殿 13時15分頃、原宿口 19時20分頃
7/29(日) 原宿口 15時50分頃、同 19時頃、御社殿一斉奉納 20時半から
7/30(月) 原宿口 12時頃

虎、太鼓、鉦と掛け声、全てが激しい!かっこいいですよ!



明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜 [2012年07月20日(Fri)]
来たる7月28日(土)〜30日(日)、明治神宮において『明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納』が開催されます。

 今年7月30日(日)は、国と国民の平和を願われ、私心なく国造りに尽くされた明治天皇が崩御されてちょうど百年目であり、『明治天皇百年祭』が開催されます。
 この催しには、昨年の東日本大震災で甚大な被害をこうむった岩手県、宮城県、福島県から7団体をお招きします。
 被災されながらも、祖先から受け継いできた日本の心を絶やすまいと、活動を再開された各地の郷土芸能を奉納していただきます。


明治天皇百年祭〜郷土芸能奉納〜

●期間 平成24年 7月28日(土)、29日(日)、30日(月)

●会場 明治神宮境内(御社殿前並びに原宿口特設舞台)

●公演時間
7月28日(土)
11:30〜12:00 原宿口より全奉納団体が御社殿へ(道行き)
12:15〜13:45 御社殿前で郷土芸能奉納
17:15〜20:00 開会式〜原宿口特設舞台で郷土芸能奉納
7月29日(日)
14:00〜16:30 原宿口特設舞台で郷土芸能奉納
17:15〜19:50 原宿口特設舞台で郷土芸能奉納
20:00〜20:30 原宿口より全奉納団体が御社殿へ(道行き)
20:30〜20:45 御社殿前で郷土芸能「一斉奉納」
7月30日(月)
12:00〜14:30 原宿口特設舞台で郷土芸能奉納

●出演団体
@岩手県上閉伊郡大槌町「大槌の虎舞」向川原虎舞風虎会
大槌の虎舞.JPG

A岩手県奥州市・大船渡市「金津流獅子躍」奥州金津流獅子躍連合会
金津流獅子躍.JPG

B宮城県本吉郡南三陸町「本吉法印神楽」本吉法印神楽会・女川法印神楽保存会
本吉法印神楽.jpg

C宮城県名取市「下増田麦搗き踊」下増田麦搗き踊保存会
下増田麦搗き踊.jpg

D宮城県名取市「閖上太鼓」閖上太鼓保存会
閖上太鼓.JPG

E福島県相馬市「相馬宇多郷の神楽」磯部敬神会
相馬宇多郷の神楽.JPG

F福島県双葉郡浪江町「請戸の田植踊」請戸芸能保存会
請戸の田植踊.JPG


●主催 公益社団法人 全日本郷土芸能協会

●協力 明治神宮、原宿表参道欅会、一般社団法人 儀礼文化学会、清水建設株式会社


また、28日、29日は閉門時間を21時30分まで延長し、南参道から御社殿までをライトアップしており、夜間参拝(大晦日以外は行わないそう)ができます。

29日の夜は、原宿口から御社殿までの参道を、全奉納団体で練り歩きます。この時、岩手県の鹿踊が練り歩きながら歌う珍しい「褒め歌」の光景が見られますので、乞うご期待。

また、御社殿前の石畳(横綱奉納土俵入りで有名ですね)で、郷土芸能一斉披露。県を超えて様々な芸能が一斉に演ずるのも滅多に観られません。


そして何よりも、これら被災地の郷土芸能が何故震災後再開したのか、その目で直接ご覧いただき、是非応援をお願いします。
その他、様々な記念行事が開催されていますので、是非ご参拝ください。

明治天皇百年祭のパンフレットはこちら!→http://www.meijijingu.or.jp/100th/db/skin03.swf

懐中電灯明治神宮−明治天皇百年祭
http://www.meijijingu.or.jp/100th/
懐中電灯公益社団法人全日本郷土芸能協会
http://www.jfpaa.jp/


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(公社)全日本郷土芸能協会・東日本大震災「郷土芸能復興支援プロジェクト」は引き続き、プロジェクトの遂行と支援金の募集を行っています。
被災地の郷土芸能や祭りへの長期的な支援のため、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

支援金口座
三菱東京UFJ銀行 赤坂見附支店(064)  普通 0126803
口座名義  郷土芸能復興支援プロジェクト


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