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«第15回こども感想文8 | Main | 明治神宮『昭憲皇太后百年祭〜郷土芸能奉納〜』(全郷芸主催)が開催されます!»
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奈奈子祭〜冬の陣〜 in 岩手県大槌町 (全郷芸協力) [2013年11月18日(Mon)]
あの「奈奈子祭」の第三弾が、今回は大槌町で開催!


東日本大震災により壊滅状態になった岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区で、被災した芸能団体の発表の場を作ることで、離ればなれになった地区住民のコミュニティを再建したい。こうした思いから企画され、発声者の名前をとって2013年2月24日に釜石市箱崎町白浜の民家にて初めて開催された「奈奈子祭〜郷土芸能で復興サポート!〜」、2013年7月27日に釜石市根浜の宝来館には「奈奈子祭〜夏の陣〜」と銘打って、立て続けに開催し、各方面から大きな反響を得た。


そしてこの冬、奈奈子祭は釜石を出て大槌へ。

震災で大きな被害を受けながらこの度復活した岩手県大槌町浪板(なみいた)の「三陸花ホテルはまぎく」を舞台に、観光客と地域住民ともども一緒になって郷土芸能を楽しみ、郷土芸能を通した三陸沿岸部の持続的な復興を願うものだ。


東日本大震災発生から2年9ヶ月が過ぎ、すでに被災地以外ではあの惨状は忘れられつつある。
震災直後より目をみはるような復活・復興を遂げた郷土芸能に、私たちは日本人の力強さをみた。
そして今も被災地では数々の郷土芸能たちが次々と再開を果たし、その一方で震災前から続く人手不足や、震災復興途上の疲労によりまたしても休止に追い込まれている芸能も目立ってきている。

このように様々な情報や問題が、少しでも多くの人たちに届くよう、このような外も内も巻き込んだ郷土芸能祭のような機会は、まだまだ必要とされている。

また、今回もあの有名な早池峰神楽の岳神楽(岩手県花巻市・全郷芸会員)、そして世界的にも有名な和太鼓集団「鼓童」(新潟県佐渡市)も出演するということで、注目を浴びることだろう。

いずれにせよ、この2013年に3回も芸能祭を開催するとは、奈奈子さんや実行委員長の笹山政幸さん、そして当初より関わり進めてきた大阪の追手門学院大学橋本裕之教授ら関係者の心意気と熱意には感服する。

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fuyunojin_01.jpg

詳細は下記参照。

日 時: 平成25年12月7日(土) 14:00~18:00
会 場: 三陸花ホテルはまぎく
入場料: 無料(当日は浪板地区仮設住宅巡回バスを運行)
主 催: 奈奈子祭実行委員会
協 力:三陸花ホテルはまぎく・追手門学院大学地域文化創造機構・大阪市立大学都市研究プラザ・(公社)全日本郷土芸能協会・ふるさと岩手の芸能とくらし研究会・(一社)震災リゲイン、文化芸術による復興コンソーシアム、issue+design・(公財)鼓童文化財団・(株)JTBコーポレートセールス・岩手県交通(株)・遠野まごころネット・(一社)三陸ひとつなぎ自然学校
後 援: 大槌町教育委員会・大槌町郷土芸能保存団体連合会

出演団体(出演順) *芸能紹介文はチラシより
■臼澤鹿子踊
IMG_7568.JPG (2012年9月23日大槌まつりにて)
臼澤鹿子踊保存会館伝承館を拠点として、地域の民俗芸能復興の中心的役割を果たす。鹿子頭に用いるカナガラの原料となるドロノキを栽培するなど、スケール大きな芸能環境の形成を見据える団体。

■鵜鳥神楽
IMG_8852.JPG (2013年2月24日奈奈子祭にて)
鵜鳥神社の権現様を奉侍し、毎冬、陸中海岸を巡行するスーパー廻り神楽。烈しさと繊細さが織りなす、信仰と舞の融合の極致。メンバーは普代村、田野畑村出身が中心だが、新たに釜石市出身の若者が入り、活気づく。岩手県指定無形民俗文化財、国選択無形民俗文化財。

■愛宕青年会八木節
IMG_4952.JPG (2011年10月30日京橋まつり・東京にて)
約100年前に群馬出身の船乗りによって伝えられたという。全国的に有名な八木節に乗せて、左右に体を揺らす軽快なステップ、番傘を曲芸的に操るテクニックは必見。若い世代に圧倒的な人気を誇る。

■岳神楽
IMG_8786.JPG (2013年2月24日奈奈子祭にて)
日本の神楽の代表的存在。その輝かしい肩書きすら余計なものと思えるほど、肉体の限界を突き抜けたところから立ち上がる圧倒的な表現は、地域の山岳信仰を見事に形象化している。国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産。

■城山虎舞
IMG_7310.JPG (2012年9月22日大槌まつりにて)
大槌町の若者有志が平成8年に結成した新しい団体。東日本大震災によって一切を失ったが、復興を牽引するフロントランナーとして人々を力強く鼓舞してきた。今年9月1日、完全復活宣言。

鼓童
最高峰の和太鼓集団として音楽の可能性を極限まで追求する。グローバルに活躍しつつも、新しい地球文化を探る国際芸術祭「アース・セレブレーション」の開催など、拠点を佐渡から移さないというブレない姿勢が、ローカルを鼓舞する奈奈子祭の支援へとつながる。

■雁舞道七福神
IMG_7394.JPG (2012年9月22日大槌まつりにて)
小学生が七福神に扮して順々に踊る様子が愛らしい。昭和28年に始まった。東日本大震災によって甚大な被害を受けたが、「七福神を踊りつづけ、ずっと家族のような絆を続けていきたいのです。」という。

首都圏からは応援ツアーもある
【1泊2日支援・交流】「郷土芸能の絆で大槌・山田の明日を共に歩む!」

●鼓童のページからも→ http://www.kodo.or.jp/news/20131207nanakomatsuri_ja.html

(小岩)*芸能写真は全て小岩撮影
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