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2013年3月『無形文化遺産情報ネットワーク(311復興支援)』が立ち上がりました [2013年03月07日(Thu)]
「無形文化遺産情報ネットワーク」の正式立ち上げに際し、昨日3月6日に第1回無形文化遺産情報ネットワーク協議会を開催しました。

このネットワークは、儀礼文化学会東京文化財研究所無形文化遺産部防災科学技術研究所全日本郷土芸能協会が協働し、無形の文化遺産の所在を確認、現状を伝えて支援と継承につなげることを目的に、無形文化遺産マップを公開していくものです。

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震災後2年間関係者のみで共有されてきた情報リストを整理して広く一般に周知し、また情報の薄い地域を洗い出し支援に繋げていきたいと考えています。そして日本にはこんなに豊かな文化があるんだと知るきっかけになってもらいたいと、楽しげなトップページにしました(トップ絵は久保田裕道先生による切り紙です!)
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今公開されているのは被災3県のみですが様々な情報をお寄せいただくことで、将来的には全国版に拡大していくつもりです。今までヤルヤルと色んな人たちが言ってきましたが、出来なかった…それほどまでに膨大で特色があり、そして把握が困難な無形文化遺産をひとまとめにするのは容易ではありませんが、今注目を浴びているこの時期だからこそやっておかなければならない事業と思います。それにしても、資金不足で打ち切りになりたくない…もっと魅力ある発信をして協力いただける人や団体、企業を巻き込んでいきたいと思っています!
皆さんのご指導ご鞭撻ご支援ご協力情報発信をよろしくお願いいたします。

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昨日の協議会、内容は今後無情ネットから報告があると思いますが、主に関東近郊の方々が多く、東北の皆さんをお呼びすることがなかなか難しかったのですが、無形文化遺産を核に、現地(福島)、行政、研究者、支援団体、祭用具支援関係、旅行関係、情報発信関係、マスコミと今まで考えもできなかった顔ぶれが一堂に介し、震災後の取り組み、そしてこれからをそれぞれに一言ずつ語ってもらう場にすることができました。
この新たなネットワークを上手に育てていけば、きっともっと豊かな日本になっていくはず…

報告では、朝日新聞文化財団日本財団文化芸術による復興推進コンソーシアム岩手もりおか復興ステーションJTBによる様々な支援、神社本庁など宗教面から、そして福島の無形文化(財)に関わる現場の声などなど、ご報告いただきました。

祭用具支援では宮本卯之助商店の取り組みを報告していただきました。
現在復元進行中の虎舞の頭や、すでに活動再開し地域の皆さんに喜ばれた東松島市の大曲浜獅子舞の本物の頭も展示されていました。
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立ち上げに際して、震災直後よりメーリングリストなどで情報共有をしてきた岩手の阿部武司さん(東北文化財映像研究所)、飯坂真紀さん(とりら・ふるさと岩手の芸能とくらし研究会)、橋本裕之先生(追手門学院大学)、宮城の小谷竜介さん(宮城県教委文化財保護課)懸田弘訓先生(福島県文化財保護審議員)、大山孝正さん(福島県文化財センター白河館まほろん)、その他各芸能伝承者の皆さんに特に感謝します。

再開したい、支援を待っている、あるいはいずれの方法も見定まっていない芸能もまだまだたくさんあると思います。
殊に福島県の状況は、所在も分からず、かつ調査のマンパワーもたりず、いまだ雲をもつかむようなものです。
ぜひ皆さんの情報をお待ちしております。

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