【報告】東日本大震災・郷土芸能復興支援プロジェクト 第1回助成活動決定 [2012年10月31日(Wed)]
東日本大震災・郷土芸能復興支援プロジェクト 第1回助成活動を決定!! ご支援ご寄附をいただきました方々へご報告申し上げます。 (公社)全日本郷土芸能協会は、東日本大震災・郷土芸能復興支援プロジェクト第1回選考会を行い、「交流活動支援プログラム」8活動を採択、総額600,000円を助成することに決定しました。 また、「次世代継承支援プログラム」支援先として、「第14回全国こども民俗芸能大会」招聘の復興支援枠2団体に計200,000円を配賦しました(支援先は以下を参照ください)。 これにより全郷芸の標記プロジェクト立ち上げ以来の寄附総額は1,632,910円現在(10月30日現在)、助成総額は800,000円となりました。 「交流活動支援」の申請総数は岩手と愛知から計10件、今回はお盆から秋にかけての祭りや行事における活動の申請が主でした。 特に岩手沿岸の秋祭りでは「門打ち」といって各芸能が家々を回って祈願やお祓いをする習俗が根強く、仮設住宅などを門打ちすることで地域と住民間の交流を復活させたい、また祭りの再開により一年に一度離散した住民たちが戻ってくる場を作ることを願う申請が多数でした。 一方、被災地内外の芸能同士の交流によって友情の輪を広げ郷土芸能に携わる自身と誇りをお互いに培う活動、また外から来ることで震災風化防止と地域活性化を図る活動も採択されました。 以下、採択活動と一部の団体紹介写真を紹介します。 ●「交流活動支援プログラム」支援活動(順不同、平成24年10月30日現在、一部活動未定の団体あり) 1.「愛知県棒の手保存会連合会被災地支援交流活動」(同会・愛知県尾張旭市) 2.「釜石祭り」(錦町青年会・岩手県釜石市) 3.「両石まつり」(両石虎舞保存会・釜石市) ![]() 2011年10月25日厳島神社まつり「被災した両石漁村センターの中で踊った写真です。この虎頭が半分に割れた状態で見つかったので修復して踊りました」 ![]() 2012年1月1日「厳島神社境内での初踊り写真です」 4.「未来は祭の輪の中にin三陸」(浦浜念仏剣舞保存会・岩手県大船渡市) ![]() 「浦浜念仏剣舞の次代を担うこどもたち」 5.「うごく七夕まつり」(大石七夕祭組有志会・岩手県陸前高田市) ![]() 6.「夏の港まつり」(南部藩寿松院年行司支配太神楽・釜石市) 7.「陸前高田市復興動く七夕「川原七夕祭組」参加プロジェクト」(川原祭組・陸前高田市) ![]() 「被災前の川原七夕祭組の山車」 8.「鵜住神社祭典」(鵜住居青年会・釜石市) 「被災した鵜住神社」 ●「次世代継承支援プログラム」支援団体 1.菅窪鹿踊(同保存会、田野畑村立田野畑小学校・岩手県田野畑村) ![]() 2.塩竈神楽(塩竈市立第三小学校・宮城県塩竈市) ![]() 支援活動ニュース 【交流活動支援】 8月7日、岩手県陸前高田市で行われた「うごく七夕まつり」に採択団体2団体が参加、小岩職員が現地を訪れ取材しました。 「大石祭組の山車。瓦礫の片付いた市内を巡行した」 「川原祭組には全国からたくさんのボランティアが祭り支援に」 【次世代継承支援】 8月18、19日に開催された(公社)全日本郷土芸能協会主催「第14回全国こども民俗芸能大会」「第9回伝統文化研修セミナー」は東日本大震災・郷土芸能復興支援プロジェクトの一環として開催されました。会場ロビーでは募金活動と被災郷土芸能等の写真展示の周知・呼びかけを行いました。 ●支援金募集 (公社)全日本郷土芸能協会「東日本大震災・郷土芸能復興支援プロジェクト」は引き続き支援の呼びかけをしています。 ************************************** (公社)全日本郷土芸能協会「東日本大震災・郷土芸能復興支援プロジェクト」 支援金口座
三菱東京UFJ銀行 赤坂見附支店(064) 普通 0126803 口座名義 郷土芸能復興支援プロジェクト 被災した郷土芸能に関する情報、助成や支援金の情報が知りたい、申請の方法が分からないなど、各種相談を受け付けています。 公益社団法人全日本郷土芸能協会事務局 プロジェクト担当 小岩(電話:03-3583-8290 メール:koiwa@jfpaa.jp)までお気軽にご連絡ください。 |