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北いわてのごっつぉ!〜郷土が生んだ食の遺産〜
「やませ」吹く厳しい気候と山間部という自然の中で、度重なる「飢饉」と闘い、共存してきた北いわて;二戸・久慈地域。
長い冬を乗り切るため、工夫された保存・貯蔵・加工技術は、少しでも収穫された食材を大切に思うお母さんたちの想いや知恵が込められているのです。
雑穀やほうれん草、果物などの里の幸、山菜やキノコ、山ぶどうなどの山の幸そして昆布やウニ・ホヤ、サバなどの海の幸。
「北いわて」は食の宝の山なのです。
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郷土菓子のレシピ:雁月[2011年11月24日(Thu)]
実家の母と一緒に作ってみました。 この前作った「きりせんしょ」は、黒砂糖入れすぎの真っ黒クロスケバーションだったので、今回は、黒砂糖不使用の「雁月」です笑い

◇ がんづき ◇ (直径18cmケーキ型1個分)

材料  薄力粉…200g   重曹… 6g  砂糖… 150g   水… 200cc   酢… 大さじ3
     くるみ… 15g   黒ゴマ… 適量 

作り方
@小麦粉と重曹を合わせてふるいにかける。くるみもザクザクっと刻んでおく。
A鍋に水と砂糖を入れて強火にかけたまま砂糖を溶かす。冷めたら酢を入れる。
Bに振るった粉を入れ、最初ざっくり混ぜて、粉が馴染むまで混ぜる。
C型にクッキングシートをセットし、そこに生地を流し込む。
Dくるみ、黒ゴマを上にかけ、沸騰させておいた蒸し器に入れる。布巾もなしでそのまま。蒸し器に蓋をして強火で5分、中強火で15分。竹串で刺して何も付いてこなかったら火を止め少し蒸らして出来上がり。

こんな感じ↓
 ☆薄茶色って感じです。黒もいいけど上品に見えるかな?
 ☆リンゴオーナーさんの収穫日でしたので、小昼で提供。(お世辞も勘案)好評でしたまる 
 

郷土菓子のレシピ:きんかもち[2011年11月16日(Wed)]
以前、紹介した「きんかもち」を作ってみました笑顔 (日本シリーズを見ながらテレビの前でこねこね・・・)

◇ きんかもち ◇  約6個分
材料  小麦粉…150g    塩…少々  熱湯…約200cc
     くるみ(粗みじん切り)…30g   みそ…10g  黒砂糖…50g

作り方
@ 小麦粉に塩を入れ、ふるいにかける。
A くるみ、みそ、黒砂糖を混ぜておく。 
B @に熱湯を入れ耳たぶくらいになるまでこねる。 一息に入れずに、少しずつなじませるように。(が、ポイント)
C 生地は6等分。 手に粉をつけて(分量外)丸めて、両手ではさみ、直径8cm位に伸ばす。
D 真ん中にAの餡をを入れ、半月形に包む。(餃子のごとく・・・)
E 熱湯にに入れ、浮き上がって約3分・・・お湯から取り出して、水にとり軽く洗う。

あ〜っ、なんてこと失敗困った 中身が出ちゃいました↓
  ☆しとね(捏ね方)が足りなかったかも・・・皮が破れてしまった。
    ☆ 茹でたもの水で洗うと照りがでますよ。




※気持ちが、散漫だったかな〜、次回はしっかり「しとね」ねば・・・力こぶ




旬の食材:金時豆(と栗)[2011年11月07日(Mon)]
金時豆の炊き込みご飯を作ってみました笑い

◇金時豆と栗の炊き込みご飯◇
材料 もち米…2合   うるち米…1合  むき栗・・・50g   金時豆(戻した状態)…100g
    白醤油…大さじ2   酒、みりん…各大さじ1  白ごま…適宜

【作り方】
@米を研いで、ざるにあげておく。(30分程度)
A炊飯器にコメを入れ、調味料を加えて「おこわ」のメモリに水加減する。
B金時豆、栗を入れて炊く。
C器に盛ったら、炒った白ごまを振りかける。

こんな感じに出来ました↓
  ☆豆なので、甘めの味付けもいいかもしれません。
    その場合は、豆を甘さ控えめに煮て使うといいかも
    又は、ドライパックの豆を使えば簡単にできますまる

※今日の味は、薄かった・・・・・・・
    
雑穀レシピ:茄子とヒエの重ね蒸し[2011年11月02日(Wed)]
「ヒエ」の下ごしらえいらず⇒洗っただけで作れます笑顔



◇茄子とヒエの重ね煮 ◇ 直径15p位の小鍋
材料   ヒエ・・・1/4カップ   茄子・・・3本(中;約80g)  
      玉ねぎ・・・1/2個   油・・・大さじ1  だし汁・・・400cc
      塩・・・小さじ1/2 醤油・・・小さじ1  胡椒(白)・・・少々
        
【作り方】
@茄子は、ヘタを取り、縦長で0.5mm〜1cm幅にスライスする。 水にはなして灰汁抜きし、ペーパータオルで水分をしっかりふき取る。 玉ねぎは、薄切りにする。(繊維に沿って)
Aフライパンに油を熱し、スライスしたナスの両面をさっと焼き付けて、取り出しておく。
B鍋にAの1/3量を並べ、玉ねぎ、ヒエの各1/2量を重ねて並べる。これをもう1回くり返し、最後に茄子をのせる。
CBにだし汁を注ぎ、塩、胡椒、醤油をふり入れ、蓋をして弱火で煮込む。
D茄子がしんなりとなり、煮汁がほぼはなくなったら出来あがり。(15分位は煮込んで)
※大きめの器にひっくり返して盛り付けると豪華に見えるかも・・・・

こんな感じに出来上がり↓
  ☆ キビやアワでもできます。
  ☆ だし汁は、昆布だしが合います。コンソメ仕立てでも美味しいびっくり
旬の食材:栗 part2[2011年10月27日(Thu)]
なせかまたまた「栗」をいただいたので作ってみました笑い
20粒くらいから2個しかできませんでしたが、今日は手間暇かけた「お菓子」の紹介ということでびっくり

◇ 栗しぼり ◇  10個分(程度)
  材料  栗(中身)・・・400g  砂糖・・・40g
      
   
【作り方】
@たっぷりの水で栗を茹でる。
A茹でた栗を半分に割って、スプーンで中身をくりぬく。
Bくりぬいた中身に砂糖を混ぜて、鍋に入れて弱火で砂糖を溶かす。木べら等で混ぜながら焦がさないように気をつける。(この時状態によっては、水大さじ1加える。)
C砂糖が溶けらたらすり鉢にうつしてする。
D水で濡らした「さらし布」で茶巾しぼりにする。

こんな感じに出来上がり⇓
☆擦るのではなく、裏ごしすると上品な和菓子になります。
☆砂糖は栗の分量の1/10が目安ですが、好みで調整してください。
☆滑らかさを出すために、生クリームを入れてもおいしいですよ!
 
雑穀レシピ;イナキビ入り豆腐白玉[2011年10月26日(Wed)]
「イナキビ」の黄色いツブツブ感がたまりませんわぁ!

◇もちきび入り豆腐白玉◇  4人分
   材料 もちきび・・1/2カップ   水・・・1カップ  
       白玉粉・・・160g  絹ごし豆腐・・・200〜240g  
       きなこ・・・大さじ3  シナモン・・・少々  砂糖・・・大さじ2
   
【作り方】 
@ もちきびは、さっと洗い鍋に分量の水を入れ、 最初は強火で、沸騰したら弱火にして木べらでかき混ぜながら炊いてから10分程度蒸らしてから、ほぐして粗熱をとる。
 
A ボウルに白玉粉をいれ、豆腐を加えて手でよく混ぜる。さらに@を加えて全体を練り混ぜる。耳たぶの硬さになるまで!
 ※この時、雑穀の水分量も勘案して、豆腐の量は調整してね!

B Aの白玉が耳たぶの硬さになったら、直径1.5cmくらい丸めて少しつぶし、真ん中をくぼませる。
C 沸騰したお湯に入れ、浮き上がって1分くらいしてから水を入れたボウルにとる。
D きなこ、シナモン、砂糖は混ぜ合わせておく。
E 水気を切った白玉を器に盛り、シナモンきなこをふるいかける。

こんな感じに出来上がり↓
 ☆私はシナモンが好きなのでよく使いますが、お好みのソースで楽しめますよまる
雑穀レシピ;山菜ともちヒエの袋煮[2011年10月25日(Tue)]
「もちヒエ」の下ごしらえいらず⇒洗っただけで作れます笑顔

◇山菜ともちひえの袋煮◇  4人分
   材料  もちひえ・・・大さじ8   油揚げ・・・4枚  
        ふき、わらび・・・各80g  生しいたけ・・・4個  
        かんぴょう・・・8本(7cm長)  だし汁・・・カップ4(昆布と鶏出汁)
        みりん、酒・・・各大さじ1  醤油・塩・・・少々
   
【作り方】 
@油揚げを半分にして袋を作る。熱湯を回しかけ油抜きをしておく。(切る前にすりこ木でコロコロすると袋にしやすいです)
Aふき、わらびは小口切り、椎茸は位置月をとって薄きりにして合わせて8等分する。
B水気を絞った@にもちヒエ 大さじ1とAを入れて、かんぴょうで口を絞って巾着を作る。
Cだし汁を入れた鍋に巾着を並べて入れ、ひと煮立ちしたらみりん、酒を加え、落し蓋をして弱火で15〜20分煮込む。
D最後に、塩、醤油で味を整える。

料理はこんな感じで〜す↓


☆ 塩漬けの山菜を使うときは、一晩浸水して塩気を抜いてくださいね。

旬の食材:栗[2011年10月24日(Mon)]
「今年は不作」と言われている山栗をもらいました。

◇栗の渋皮煮〜洋酒編〜◇
材料  栗・・・1kg   重曹・・・大さじ4  砂糖(ザラメ)・・・650g   蜂蜜・・・50g
     ブランデー又はラム酒・・・お好みで

作り方
@熱湯に栗を漬けおく。(かぶるくらいの湯量)
Aお湯が冷めたら、渋皮を傷つけないように鬼皮をむきます。
B鍋に栗、重曹大さじ2を入れ、水をかぶるくらい入れて強火で茹でます。
C沸騰したら弱火にして、灰汁をとりながら15分程度煮て、茹でこぼします。
D栗をすぐに水にさらしながら、厚い渋皮や堅い筋は、たわしなどでこすりながら取ります。
 (この時、栗が空気に触れる時間が少ないほうが良い・・・理由はわかんないけど笑顔
E B〜Cの工程をもう一度繰りかえし、栗を水にさらします。
F 再び鍋に栗を入れて、水をかぶるくらい加え、灰汁をとりながら10分程度煮てから、また水にさらします。
G鍋に栗と砂糖半分を入れて煮はじめ、5分ほどしたら残りの砂糖を加え、さらに5分ほどしたら蜂蜜を加えてひと煮立ちさせます。
H火からおろして、好みの洋酒を加えて冷ましながら味を馴染ませます。
☆洋酒の量は、100cc前後が私は好きですが、お好みで料を調整してくださいませ。
☆砂糖の量もお好みで・・・今回蜂蜜を入れたので減らしていますが、いつもは750〜800g位。

↓こんな感じに出来上がりました。 少し煮過ぎた感じでしたがまる
  ピンボケはてな



 
雑穀レシピ;もち粟つくねと里芋煮[2011年10月17日(Mon)]
炊いた「もち粟」を入れてふんわりつくねの出来上がり笑い

◇もち粟つくねと里芋煮 ◇  4人分
   材料  もち粟・・・1/4カップ  水・・・200cc  鶏ひき肉・・・250g   卵・・・1個  
        薄力粉・・・大さじ1〜2  酒・・・大さじ1   里芋・・・大4個  人参・・・中1本
        いんげん・・・適量  ごぼう・・・1/2本  だし汁・・・カップ3  醤油・・・小さじ2〜3  
        みりん・・・小さじ2  塩・・・少々       

【作り方】 
@もち粟をさっと洗い、20分程度浸水してから炊く。沸騰したら弱火で10分程度、その後蓋をして10分ほど蒸らす。ほぐして粗熱をとっておく。

Aボウルに鶏ひき肉と卵、@を加えて粘りが出るまでよく混ぜ、冷蔵庫で種を冷やす。

B里芋は皮をむき、ぬめりを取って乱切り。人参・ごぼうも皮をむき乱切りにする。ごぼうはあく抜きをする。(酢水;分量外、につけ置く。)

C鍋にだし汁を入れ、沸騰させ、Aの種をスプーンを使って小さなボール状にして落とし入れる。浮いて1分程度してから取り出しておく。

DCの鍋にごぼう・人参・里芋の順に入れて7分位柔らかくなったら、取り出しておいたつくねを戻し入れる。

D調味料(醤油、塩、みりん)で味を調え、弱火でコトコト、野菜が柔らかくななったら火からおろしておく。

Eさやいんげんを洗って別鍋で茹でておく。(塩一つまみ、別分量)

FDの鍋にさやいんげんを加えて、一緒に冷まして味を含ませる。

料理はこんな感じです。(これは大体10人分。真ん中が 粟つくね)

野菜は好みのものを入れてOKです。出汁は、昆布が合います。根菜や鶏ひき肉からも出汁が出ますよ〜びっくり



旬の食材;かぼちゃ[2011年10月13日(Thu)]
よく、おばあちゃんが作ってくれていました。

◇ かぼちゃのいとこ煮◇  4人分
  材料  かぼちゃ・・・500g  小豆・・・50g  砂糖・・・100〜150g
  醤油・・・大さじ1  塩・・・小さじ1/2  だし汁・・・3〜4カップ  

【作り方】
@かぼちゃはきれいに洗って縦8つ割のくし形に切り、皮の所々をまだらに向いてから食べやすいようにさらに横2つに切る。

A小豆はよく洗って鍋に入れ、たっぷりの水を加えて火にかける。1回目のゆで汁を捨て、水をかえて中火でゆでる。途中で2〜3回差し水をしながらゆっくりと柔らかくなるまで煮る。

B かぼちゃに砂糖を100g程ふりかけてしばらくおいて砂糖が溶けてきたらしょうゆ、塩とだし汁をひたひたに加えて煮立てる。

C煮立ったら火を弱めて、残りの砂糖で味をととのえ、ことことかぼちゃが柔らかくなるまでゆっくりと煮る。

Dかぼちゃが柔らかくなったら、ゆでた小豆を加え煮汁がほとんどなくなるまで煮て味を十分にしみこませる。

出来上がりは、こんな感じ
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