染色体ってなあに? [2007年09月11日(Tue)]
人間は、60兆個の細胞を持っています。
その一つひとつに、46本の染色体(2本1組)が入っています。 精子と卵子には、2本1組になっている染色体を半分ずつ受け継ぎ、それぞれ23本入っています。 ですから、受精卵になった時点で父親から23本、母親から23本ずつもらいます。 ※23本の染色体には、常染色体と性染色体があります。 常染色体:22本あり、1〜22番の番号がつけられています。 性染色体:1本あり、性別を決めます。 ところが、なんらかの原因で父親あるいは母親から、21番目の染色体を2本もらってしまったときに、受精卵になった時点で21番目が3本になってしまうことがあります。 通常の数よりも21番目が1本多くなることによって、ダウン症になるのです。 ※21番目が3本あるもの以外は、ダウン症とは呼びません。 生命が誕生するまでには、いろんな出来事が起きてます。染色体のエラーは、21番目に限らず、他の番号でも頻繁に起きています。 多くの苦難を乗り越えてこの世に誕生してくることができるのは、まさに奇跡のたまものです。 (文責:かみじ) |