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JDF能登支援センター日報 2024年12月21日 [2024年12月21日(Sat)]
2024年12月21日(土) 雨
支援スタッフ人数計 5

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・大掃除、応援メッセージ記入、記念撮影を行い、今クールが解散。年内の支援が終了した。
JDF能登支援センター日報 2024年12月20日 [2024年12月20日(Fri)]
2024年12月20日(金) 晴れ・曇り・立山連峰が見えました
支援スタッフ人数計 5

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・奥能登地域自立支援協議会・相談支援部会への参加(オンライン)。
・輪島市の支援対象者の訪問、その他新規支援の調整等。

U.具体的な支援活動
■個別支援
対象者 能登町にお住まいの方
支援時間 8:00〜14:00

活動内容・概要
 聴覚障害のある方の通院支援を行った。
 ご自宅の仮設住宅から、珠洲市内の病院へお送りする。出発時にお姉様も同行することが分かり、車両後部にAARからの寝袋を大量に積んでいたので同乗スペースが無く、急遽、ご自宅に10数本置かせていただき乗車スペースを確保した。
 受付時から診察、支払いまですべてに手話通訳者が支援してくれた。ご本人は、採血と診察に加えてコロナとインフルの注射を打った。
 お姉様は診察終了後に市内での買物を希望されていたが、寝袋を仮設宅から引き取る必要があるため、今回は一緒に帰宅をお願いした。

■事業所支援@
事業所名 あすなろふたばぱいんの会、一互一笑(輪島市)
支援時間 9:45〜16:00

活動内容・概要
(1)あすなろふたばぱいんの会
 元々10:00からの支援予定だったが、急遽、退院のための移動支援の依頼があり、そちらを行うこととなった。が、結局その方の退院が延期になり、予定どおり、あすなろふたばぱいんの会の支援を行った。
 ポスティングを行ったが、山麓部や市街地から離れたところは、解体に取り掛かっている家が多かった。住民に会うことも少ないが、たまにお会いした住民にチラシを渡すと、感謝され丁寧に受け取っていただけた。一週間を通じて利用者さんや職員さんと交流を深めることはできなかったが、昨日、利用者さんに得意なイラストを見せてほしいと言ったら、用意して見せてくれた。プロのような出来栄えに感銘を受け、その気持ちをお伝えできて嬉しかった。帰りには皆さんに「よいお年を」と言っていただけた。

(2)一互一笑
9:05 利用者の方の送迎を行う。渋滞のため5分遅れたが、待ち合わせ場所でご家族からお預かりした。
9:40 一互一笑に到着。就労支援事業所B型で活動した。午前中は、市役所清掃を行う。みなさん手順よく作業を行っていた。
11:40 昼食の配膳を行う(ご飯、味噌汁をよそう)。
12:00 レストランにて昼食。レンコン、イカリング、魚フライ、じゃがいもとひき肉あんかけ、おろし和え、ご飯、味噌汁。本日もおいしい食事をありがとうございました。
13:00 放課後等デイサービス、発達支援センターにて活動。利用者4名の見守りを中心とした支援を行う。
14:00 ふれあい健康センターに体を動かしに行き、走り回ったり、ボール遊び、かくれんぼをして楽しむ。
15:15 おやつタイム。たこ焼きや持参したプリンとパンを2人とも完食。いつもは食べさせてもらっている利用者さんも、今日は自分の手で掴みちぎったパンを食べた。水分も飲めた。最終日に嬉しいプレゼントをもらったようだ。
16:00 帰りの送迎に出発。
17:00 待ち合わせ場所で、利用者の方をご家族にお渡しした。

■事業所支援A
事業所名 ゆうの丘(七尾市)
支援時間 8:50〜16:00

活動内容・概要
 9時に体操、朝礼。
 午前中は七尾市内の市場で、玉ねぎの袋詰めの作業を利用者の方6名と行った。利用者の方は、作業の流れをよく理解され、段取りよく仕事を進めていて、初めてのJDF支援スタッフが困らぬよう、材料をさりげなく準備してくれていた。屋外に近い倉庫での作業だったが、袋入れ1袋5円の工賃で、青果は値が安いため、数をこなすことが求められた。
 事業所へ戻り、12時に昼食。食堂で仕出し弁当を利用者の方とおしゃべりしながら食べた。
 12時55分に午後の作業開始。近くの元保育園の調理場でスーパーのかご洗浄、すすぎ、拭きの作業を5人の利用者の方と行う。2種類のかご550個を3日ほどかけて仕上げ、1かご10円の工賃。震災発生当初はかごにコンクリート片が入っていたそうだ。AARからいただいた衣類の段ボールの仕分けも行った。15時15分に事業所に戻り、全員で掃除。とても丁寧に行われていた。
 15時30分に終礼。奈良からもってきたメッセージを手渡し記念撮影した。
JDF能登支援センター日報 2024年12月19日 [2024年12月19日(Thu)]
2024年12月19日(木) 曇り・晴れ・雨・みぞれ・あられ
支援スタッフ人数計 5

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・石川県とJDF能登支援センターの懇談会を実施。石川県から障害保健福祉課課長、管理グループ課長補佐が参加。JDF能登支援センターから、田中センター長、石川県身連の若林局長、本田事務局長、大森事務局次長、大野スタッフマネージャーが参加。
・第2回支援スタッフ報告交流会をオンライン開催。58画面と、申し込み人数よりも多くの方が参加。
・個別支援の要請について調整。

U.具体的な支援活動
■個別支援@
対象者 輪島市にお住まいの方
支援時間 9:00〜9:40

活動内容・概要
 身体障害のある方の通院支援を行った。
 朝9時前にお会いした際、通院のリハビリ終了後に買物をしたいとの相談があったが、次の支援の予定もあるため今回は対応できないと丁寧に説明して了解をいただいた。
 往路の車中では、ご自身の病気や障害のこと、障害のために退職するまでの仕事のこと、また障害によりそれまでのことができなくなり希望を失いそうになることや、特に自由に動けなくなったことが悔やまれるなどの心情も話されていた。
 病院到着後、了解のうえ写真を撮らせていただき、次回のリハビリ通院の予定と、終了後は買物も可能であることを伝えて、9時40分に支援を終了した。

■個別支援A
対象者 七尾市にお住まいの方
支援時間 13:50〜17:30

活動内容・概要
 身体障害のある方の入浴施設等への移動支援を行った。
 13時5分程前にご自宅に迎えにいき、ゴミ出し後に出発した。日没が早くなったため、先に被災した元のご自宅に行き、処分する衣類やダンボール、新聞紙等を車に積み、その後入浴施設までお送りした。入浴後の迎えは15時半と確認して、玄関口でいったんお別れする。15時半にお迎えにいくと、ご本人の姿は見えず、15分程過ぎたころに玄関口に現れ、待ち合わせは16時ではなかったかとおっしゃる。しかしお渡ししたメモに15時半と書かれているのをご覧になると、反省されていた。その後、ホームセンターで不用品を仕分け箱に入れ、ご自宅までお送りした。
 別れ際に、お世話になったと丁寧にお礼を言われ、私からも「体に気をつけて元気でいてくださいね」と述べ、お互いに「またお会いできると良いですね」とやり取りしてお別れした。

■個別支援B
対象者 輪島市にお住まいの方
支援時間 10:00〜14:30

活動内容・概要
 精神障害のある方の通院支援を行った。
 市内の仮設住宅から市街地にある病院までお送りしたが、これまでは、内陸を迂回して1時間以上かかっていたところ、海岸沿いの246号線が開通し、40分程度で到着することができた。
 複数の診療科を受診されているため、今後間違いなどがないよう予約表の内容を共有させていただくことと、また地域包括支援センターを通じての連絡手順も確認させていただいた。
 移動の車中では打ち解けて、20代のころの四国一周旅行や、テントをもって北海道を友達と旅したこと、アイドルが好きなことなどをお話しされていた。
 なお、同じ仮設住宅にお住まいの障害のある方のお二人の近況の確認も同時に行なった。

■事業所支援
事業所名 あすなろふたばぱいん、一互一笑(輪島市)
支援時間 9:05〜17:00

活動内容・概要
(1)一互一笑
9:05 利用者の方の送迎の待ち合わせ場所に到着。途中、警察車両が止まっていて迂回を指示され、5分遅れとなった。
9:50 本日は、就労継続支援B型で行っている市役所清掃がお休みのため、放課後等デイサービス、発達支援事業所の支援を一日行った。利用者は3人で、自閉症のある中学2年男子と、ダウン症のある小学1年男子、身体障害のあるの20代の男性。年齢や障害の異なる中、それぞれの過ごし方を見つけ、テレビを見たり遊具で遊んでいた。昼食時は小学校一年の男子の昼食支援をした。
12:00 一互一笑のカフェにて昼食。うどん、キンパ、牡蠣フライを、大変美味しくいただいた。
午後からも引き続き、放課後デイの支援をしたり、厨房で皿洗いを手伝ったりした。
15:40 利用者男子の帰りの送迎を開始。
17:00 待ち合わせ場所までお送りし、母親にお渡しした。

(2)あすなろふたばぱいんの会
 本日もポスティングを行う。ちょうど一互一笑の周辺地域で行ったが、住宅地では、新しい家と倒壊した家が混じっていて、不思議な感じがした。お昼の時間は一互一笑のカフェでランチを食べられ、満足した。

 帰りの送迎の際、車中で、利用者の方から石川の名物の話をお聞きした。途中、送迎の待ち合わせ場所で待機しているときに、その利用者の方が、石川の名物だという「鮭の粕漬け」を買ってきてプレゼントしてくださった。これまでお世話になったすべての支援スタッフに感謝を伝えたいとのこと。こちらこそ拙い支援でご苦労をおかけしたと思います。心から感謝いたします!
JDF能登支援センター日報 2024年12月18日 [2024年12月18日(Wed)]
2024年12月18日(水)
支援スタッフ人数計 8

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・ゆめ風基金・豪雨見舞金の申請手続きのため、和倉温泉の旅館に二次避難している身体障害のある方に電話で聞き取り。「1月1日の地震で自宅が全壊。仮設住宅に入居した後、9月の豪雨で仮設住宅に土砂がなだれ込んだため、二次避難で和倉温泉の旅館に避難。年内に仮設住宅に戻る。出張朝市(ワイプラザ)に出店して、民芸品や輪島塗のお箸を販売している」とのこと。
・第6回JDF能登半島地震連絡会議にオンライン参加。JDF能登支援センターの報告として、障害当事者の声「今年の大みそかは何して過ごそうか」「次の正月は、地震が来たら絶対いやだ」「今年の障害を返してほしい」という声を紹介。豪雨被害の二次避難者が奥能登に戻っていること、冬到来のこと、249号全線開通のこと、現場支援・個別支援・連携支援のこと、支援体制のこと、石川県との懇談会のこと、支援スタッフ報告交流会のことを報告。
・門前町連携会議にオンライン参加。輪島市門前町の仮設住宅の障害のある方の通院支援の状況について報告。

U.具体的な支援活動
■個別支援@
対象者 輪島市にお住まいの方
支援時間 9:00〜17:00

活動内容・概要
 知的障害のある方の通院支援を行った。
 ご自宅の仮設住宅に迎えにいき、穴水市内の総合病院までお送りした。ご本人から主治医に、前回から体調に変化はなく、内灘町内の大学病院に入院が決まったことを報告。主治医からは、検査結果は特に異常なしとのこと。薬は前回同様に処方され、次回通院予定も決めた。処方箋は病院の相談窓口からご自宅近くの薬局にFAX で事前送信し、受け取った。
 薬局に着いたとき、ご本人が、途中で立ち寄ったスーパーに杖を忘れてきたとおっしゃるので、スーパーに電話し保管いただいていることを確認。ご本人をご自宅にお送りしたあと、支援スタッフが引き取りにいき、ご自宅に届けた。
 ご自宅に着いたとき、ケアマネさんに玄関付近で声をかけられ、通院の様子と次回の通院予定について報告した。念のため、次回の通院予定が入院と重複しないよう、必要に応じて変更と調整をいただくこととした。
 ご本人からは、往復の車中や待ち時間に、震災前後の様子や、若いころ林業に携わっていたことなどを伺った。仕事を辞めて特に趣味などもなかったが、震災後に支援を受けてデイサービスなどに通うことは楽しいと話されていたのが印象的だった。人との関わりを増やしながら安心して暮らせるよう少しでも力になれればと思った。

■個別支援A
対象者 中能登町にお住まいの方
支援時間 8:30〜16:30

活動内容・概要
 精神障害のあるの方のご自宅の片付け支援を行った。
 複数の部屋と納屋で、アルミ缶、ペットボトル、新聞紙、雑紙、ダンボール、燃えるごみの分別と、その後の処分を希望されている。ご挨拶のあと、片付ける部屋を見せていただき、要るもの要らないものをご本人と確認をしながら袋に入れていく。新聞は何度か回収に来てもらったことのある業者さんに連絡をし、明日回収となる。アルミ缶は、ゆうの丘に3回運び、ダンボール、ペットボトルと雑紙はスーパーへ。燃えるごみはリサイクルセンターで処分。残り1部屋と納屋は、来年に続きを行うことをお伝えして終了した。
 ご本人は、もともと綺麗好きだったが、病気になってから片付けられなくなったとのこと。気さくな方で、お話ししながら片付けをしたが、畳が見えて、ごみがなくなると、自ら掃除機をかけられ、綺麗になったことがとても嬉しそうだった。誰かのちょっとした手助けがあれば、生きやすい生活が送れると改めて感じた。綺麗になったご自宅でお正月を穏やかに過ごせたらいいなと思う。

■事業所支援@
事業所名 やなぎだハウス(能登町)
支援時間 8:20〜13:00

活動内容・概要
8:20 利用者の方の送迎のため、ご自宅の仮設住宅に到着。ご本人と挨拶をしてやなぎだハウスに向かう。車中はご本人のナビに従い、また災害当時の様子を手話で話されるのをお聞きした。途中で昼食を購入。
9:20 やなぎだハウスに到着。出勤簿への押印と検温を行う。送迎した利用者の方が、外で川が氾濫したときの様子を説明してくれる。
9:40 朝礼と体操のあと、防寒着寝袋のサイズ合わせを行う。
10:00 作業開始。100均商品のゴムの巻作業と封入、商品チェック、箱詰め作業を支援スタッフ2名が入り利用者の方と一緒に行った。
10:50 休憩。お茶を飲みながら雑談。
11:00 作業再開。順調に進んでいたが、11:30頃突然停電し、電気や暖房器具が使用不可となる。施設長がブレーカーの確認に行くが、送電版のトラブルが原因のようで、役場に連絡をして、電気屋に修理を手配したが、復旧に時間がかかるため、急遽午前中までの作業となる。利用者の皆さんには、お昼を食べて午後から帰宅する旨を伝える。朝に送迎した利用者の方は、帰りの送迎は不要とのこと。
12:00 多目的室で昼食。利用者の方は「もう少し仕事がしたかった」「明日は作業ができるのだろうか」「暖房が切れると寒い」「なんでこんな時に停電になるんだよ」と話されていた。
12:50 終礼。施設長が明日の出勤確認と本日の停電理由を説明する。支援スタッフからお礼の挨拶をして、最後に記念撮影を行った。帰り際に、やなぎだハウスに隣接する仮設住宅(モバイルハウス)に住んでいる方から、部屋を見ていかないかとお誘いを受けて、ハウス内を見学。ハウス内はコンパクトだったが、風呂、トイレ、キッチンはとても綺麗であった。いつも昼食は住宅でテレビを観ながら食べているとのこと。壁には住んでいたご自宅と猫と犬の写真が貼ってあった。猫と犬は震災で亡くなったと悲しそうに話されていた。
13:30 事務所で施設長と面談。今後の改修工事の予定や職員体制のこと、利用者同士の関係のこと、現在の福祉制度についてなど、たくさん話ができた。
14:15 支援センターに向け、やなぎだハウスを出発。

■事業所支援A
事業所名 あすなろふたばぱいんの会、一互一笑(輪島市)
支援時間 10:00〜17:00

活動内容・概要
(1)あすなろふたばぱいんの会
 昨日に続き、輪島市内で1戸ずつポスティングを行う。今週の月曜日に依頼を受けて、来週末までに完了させるとのこと。6000部×3枚を一部ずつ帳合し、ゴムでまとめたものをすべてのドアにポスティングするが、人が住んでいないところや仮設住宅には配らないでよいようだ。危険物件や倒壊している物件を入れると半分くらいのようである。お昼を食べに事業所に戻ったときに少し利用者の方とお話をさせて頂き、車で通っている方が数名いることにびっくりした。

(2)一互一笑
10:00 午前中は昨日に引き続き、就労継続支援B型にて活動。市役所のトイレ掃除を行い、自分を含めた5人で、3階と4階の全部で4箇所を担当した。女性は3人で、それぞれが暗黙の了解のように気づいた作業を行った。男女ともに手際よく丁寧な作業だった。昨日とは人は違うが手順は統一されていた。
11:45 昼食のご飯、味噌汁をよそう。
12:15 昼食をレストランで頂く。メニューは野菜炒め、茶碗蒸し、きんぴら、ブロッコリーの胡麻あえ。本日も美味しく頂いた。本当に幸せな時間だった。
13:00 放課後等デイサービス、発達支援センターにて活動。利用者5人が来所し、それぞれやりたいことに没頭して過ごしていた。
15:00 ホットケーキ作りを行う。7歳の利用者の子どもには、自宅から持ってきたカステラ、パンをちぎりながら食べさせた。(小さくしないと丸呑みしてしまうため。)
15:40 利用者の送迎のため、おむつ交換と身支度をし、車で出発する。
17:00 待ち合わせ場所にて母親にお渡しした。
JDF能登支援センター日報 2024年12月17日 [2024年12月17日(Tue)]
2024年12月17日(火)
支援スタッフ人数計 6

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・支援日程や物資、消耗品等の調整
・オンライン打合せ、車両の修理等調整

U.具体的な支援活動
■個別支援
対象者 七尾市にお住まいの方
支援時間 9:55〜16:30

活動内容・概要
 身体障害のある方の移動支援等を行った
 9:55くらいに到着。出発時にご本人から今日の予定をお聞きし、終了を16時半をめどにすることを確認したが、ご本人は、自身の希望を考えながらしきりに時間を気にされていた。
 まずは入浴施設にお送りしたが、車中では、ご兄弟のことやお子さんお孫さんのことで会話がはずんだ。
 入浴施設に到着し、入浴後の待ち合わせ時間は14時と確認すると、医者の指示で血圧を測りたいから「14時過ぎ」にとおっしゃる。ひとまず14時に迎えに行くと、湯あたりしたのか玄関出口の椅子に座り込んでおられ、時間ですよとお伝えすると、そうだ市役所にも行かんとあかんしとご自分で思い直して立ち上がり、車に乗りこまれた。
 市役所に行く前に、同じフロアの社協窓口に向かい、コロナとインフルエンザの接種補助の説明を受けたが、接種補助券が見当たらず、市健康推進課で再発行をしてもらった。また入浴後の血圧測定も、市役所にあった血圧計ですることができた。予防接種の予定が分かり血圧が計れたことで安堵されたようだった。
 その後、半壊した元のご自宅に向かい、短時間だが家屋周辺を見回り、震災時の様子とその後の思いを話してくださった。昭和の頃にご夫婦で建てたわが家に住み続けられない無念さを口にされていた。その後、スーパーでカイロや食パンを購入してご自宅までお送りした。荷物が多くなったので、支援スタッフもご自宅のある3階まで一緒に荷物を運び、次回の予定を再確認して支援を終了した。
 ご本人は、JDFの支援に感謝しつつも、私とは初顔合わせなので、最初は距離を置かれた様子だったが、少しずつ打ち解け思いを話してくださるようになった。より良い暮らしに繋げられるよう、次回の支援にも臨みたい。

■事業所支援@
事業所名 やなぎだハウス(能都町)
支援時間 9:30〜15:00

活動内容・概要
9:25 やなぎだハウス到着。施設長にご挨拶し、AARジャパンからの防寒着と寝袋をお渡しする。利用者の方が次々に到着される。
9:40 利用者の方の検温と出欠確認のあと朝礼を開始。手話を交えて自己紹介し、作業確認と体操を行う。
9:50 作業を開始。枯れたコキアを細かく切る作業を、利用者の方と支援スタッフ1名ずつで行う。作業中に手話を教えてもらったり、夢を語り合ったりしながら作業を進めた。
 もう1名の支援スタッフは、室内作業室で利用者の方数名とダイソーから受託作業(ゴム巻き、封入、封印、箱詰め)を行う。聴覚障害のある職員の方は、「手話ができる人は意思疎通しやすいが、できない人は難しい」と話されていた。同時にアームカバーのラベル切りも行った。
10:50 休憩。全員が室内でお茶を飲む。支援スタッフのお土産をみなで食べ、打ち解けて話をした。最高齢83歳の利用者はじめ、70代後半の利用者の方も多い。
11:00 引き続き作業を行う。
11:50 昼食休憩。天皇陛下が輪島を訪問したニュースを見て盛り上がる。ある利用者の方は、「今年の大晦日はなにして過ごそうか」「次の正月は地震がきたら絶対イヤだ」「今年の正月を返してほしい」とおっしゃっていた。
12:55 午前中の作業を続ける。午後から気温が下がり、手が冷たいという利用者の方もあった。作業室は天井が高く、浸水被害で床をはがした後コンクリートにブルーシートを敷いただけ中で、石油ストーブ一つで作業をしている。
13:50 午後の休憩。全員でお茶を飲む。
14:10 コキアの作業が終了。早く終わったので作業場周りの掃除をして14:20まで待機。
14:20 作業室、トイレ、廊下等の掃除を行う。
14:30 終礼。防寒着寝袋のサイズ合わせを行い終了。
14:45 帰宅される利用者の方を玄関で見送る。
15:00 支援終了。帰路に就く。

■事業所支援A
事業所名 あすなろふたばぱいんの会、一互一笑(輪島市)
支援時間 9:50〜16:00

活動内容・概要
(1)あすなろふたばぱいんの会
 10:00より、災害センターの報告通信No.1〜3を輪ゴムで留める作業を利用者の方と行う。午後からは、その「通信」のポスティングを一人で行う。明らかに住んでいないところには入れなくて良いですよと言われたが、地図上の半数以上は入れられない状況だった。投函した住居も普通の生活ができているとは思えないほどダメージを受けている。
 作業所の利用者の皆さんは淡々と作業をされていたが、お話をすると好意的で、色々と教えてくださった。職員の皆さんは来訪者もあり忙しそうだった。

(2)一互一笑
 午前中は就労継続支援B型の作業として、市役所の女子トイレの清掃を行った。利用者の方2名、男性職員と私の4名で、初めは一通りの作業工程を見せてもらい、その手伝いと見守りをさせて頂いた。とにかく手際よく動き、そして丁寧な作業に徹していた。市役所の職員に出会うと積極的に挨拶をする姿はまさにプロだと感じた。昼食は一互一笑のレストランで日替わり定食を食べた。今日のメニューは鳥南蛮と高野豆腐煮、ポテトサラダ、茶碗蒸しで、豪華で最高に美味しかった。午後からは放課後等デイサービスと発達支援センターの支援を行い、お腹いっぱい昼食を食べた私は、子どもたちと動き回り、良い運動をさせて頂いた。
JDF能登支援センター日報 2024年12月16日 [2024年12月16日(Mon)]
2024年12月16日(月) 雨・曇り・晴れ
支援スタッフ人数計 7

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・奥能登の視察。輪島市街地から、沿岸部の249号線を通って白米千枚田、町野町に向かう。隆起した海岸に道路をつくり山崩れを迂回する形で車の通行が可能になっていた。
・個別支援(通院送迎支援)の実施

U.具体的な支援活動
■個別支援
対象者 輪島市にお住まいの方
支援時間 7:50〜16:20

活動内容・概要
 知的障害のある方の通院移動支援を行った。
7:50 ご自宅の仮設住宅にお迎えに行く。途中、ご家族(姉)のお宅に立ち寄り、同乗していただいて、内灘町の大学病院へ向かう。
9:40 病院着。複数の診療科を受診する。
14:40 病院を出発し、同乗のご家族をお宅までお送りしたあと、ご本人のご自宅までお送りし、16:20に到着した。
JDF能登支援センター日報 2024年12月15日 [2024年12月15日(Sun)]
2024年12月15日(日) 雨・曇り・晴れ・あられ・雷
支援スタッフ人数計 6

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・第31クールスタッフの到着、オリエンテーション、和倉温泉被災地視察。
・個別支援の方の送迎時間の調整。
・車の給油、振込手続。
・AARが企業から寄贈を受けた防寒具を、16日(月)の奥能登視察で訪問する事業所にお渡しし、必要であれば追加できることを伝えることで確認。
JDF能登支援センター日報 2024年12月13日 [2024年12月13日(Fri)]
2024年12月13日(金) 曇雨
支援スタッフ人数計 5

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・新規に個別支援の依頼があった方を訪問
・31クールの準備

U.具体的な支援活動
■個別支援
対象者 輪島市にお住いの方
支援時間 8:00〜18:30

活動内容・概要
 知的障害のある方の通院支援を行った。
 8:00にご自宅の仮設住宅に到着。車に乗りこんでいただき、金沢市内の大学病院まで向かう。9:30に病院に到着。検査前準備のあと、14:30より上部内視鏡検査、下部内視鏡検査を行い、休息後16:30に病院を出発。18:30にご自宅に到着。ケアマネにも連絡を取った。

■事業所支援
事業所名 あすなろふたばぱいんの会、一互一笑(輪島市)
支援時間 10:00〜16:15

活動内容・概要
(1)あすなろふたばぱいんの会
10:00 事業所に到着。午前中は利用者の方とコーヒー商品の袋とじとラベル貼りを行う。その後、みんなでコーヒーを飲みながら小休憩する。休憩中に、お金の使い方について話す。ある利用者の方はゲーム、他の方はDVD集めなど、趣味についても話してくれた。昼食後の自由時間では、皆さんの読んでいたファミ通(雑誌)と、遊んでいたsaga(ゲーム)を見せてくれた。
13:00〜14:00 アルミキャップ外しの作業を行う。
14:00〜15:40 利用者の方とアルミの納品をする。その間も、野球チームのソフトバンクが大好きなことや、ドラクエやアニメの話が分からない人に出会うと内心寂しいこと、新しい支援員が来るたびにどきどきしていることなどを話してくれた。

(2)一互一笑
 午前中は市役所で行っている清掃作業の見守りを行った。
 併設のカフェで昼食後、利用者の方と風船バレーをして過ごした。
 午後から、放課後等デイサービスでの支援を行った。利用者の方の送迎をしたあと、16:15まで皆さんと一緒に過ごした。
JDF能登支援センター日報 2024年12月12日 [2024年12月12日(Thu)]
2024年12月12日(木) 晴れ・曇り・雨・雪・あられ
支援スタッフ人数計 5

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・支援日程と時間の調整(キャンセル、変更など)
・新規の支援依頼への対応
・31クール受け入れの準備
・スノーワイパー購入、振込手続き等

U.具体的な支援活動
■個別支援@
対象者 輪島市にお住まいの方
支援時間 9:15〜12:00

活動内容・概要
 身体障害のある方の通院支援を行った。
 ご自宅の仮設住宅に迎えにいくが、道中降雪のため、予定時刻の15分遅れで到着すると、ご自宅前で傘をさして待たれていた。車に乗り込んでいただき、今日は病院への往路の送りだけでなく、復路の送りと買物もできることを伝え、ご本人と確認する。市内の病院に到着後、支援スタッフは病院内で待機。受診後に、ご本人が病院向かいのスーパーで買物をするのに同行し、また次週の通院予定についても確認する。買物終了後、ご自宅へ向かったが、途中、金融機関にも立ち寄る。車中では、最近までは元気だったのに、今は何もできなくなったと心情を話されていた。ご自宅到着後、あいさつをして支援を終了した。

■個別支援A
対象者 七尾市にお住まいの方
支援時間 10:00〜15:40

活動内容・概要
 ペースメーカーを付けている高齢の方を、入浴施設等に送迎した。
 朝、ご自宅にお迎えに行き、銀行に立ち寄ったあと入浴施設までお送りした。
 日が短くなったため、今日は移動訪問先に優先順位をつけていただくようご相談し、入浴後は、ご本人が要望された数か所(被災した元のご自宅、郵便局、市議の事務所等)にお送りした。その後ご自宅までお送りして支援を終了した。

■事業所支援
事業所名 あすなろふたばぱいんの会、一互一笑(輪島市)
支援時間 10:00〜16:15

活動内容・概要
(1)あすなろふたばぱいんの会
 事業所に到着後、利用者の方とアルミキャップ外しの作業を行う。午前、午後とも同じ作業をしたが、利用者の方とは、雪が降った話、タイヤ交換の話、アニメの話、小学生時代の話、事業所があすなろとふたばで分かれていた頃の話などをした。その後、倉庫にコーヒー豆樽を運び、棚や冷蔵庫の配置換えを行った。

(2)一互一笑
 10時から11時半まで利用者の方の昼食の盛り付け(あんかけ焼きそば)の見守りと手伝いを行った。午後は、1時半から1時50分まで、昼食の皿洗いやすすぎを利用者の方と分担して行った。また生活介護の利用者の方と一緒に過ごし、その後、放課後等デイサービス利用者の方を学校まで車で迎えに行き、4時15分まで一緒に過ごした。
JDF能登支援センター日報 2024年12月11日 [2024年12月11日(Wed)]
2024年12月11日(水) 曇り
支援スタッフ人数計 6

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・事業所支援の実施
・ニュース「やわやわと」の編集
・支援スタッフ1名が本日で終了のため懇親会実施
・1月の予定の確認

U.具体的な支援活動
■事業所支援@
事業所名 あすなろふたばぱいんの会、一互一笑(輪島市)
支援時間 9:50〜16:15

活動内容・概要
(1)あすなろふたばぱいんの会
 渋滞のため、利用者の方の送迎時間に間に合わず、事業所に電話したところ、職員の方に送迎いただくこととなった。事業所に到着後、アルミキャップ外しの作業を行う。最初は1つずつ行っていたが、利用者のお一人が3つまとめて外しているのを見て、「真似していいですか」と聞くと快諾いただけた。午前の作業が終わった後、お昼までスカットボール(ゴルフのようなゲーム)を何人かで行う。昼食後は、午前の作業でまとめた物を納品に行った。

(2)一互一笑
9:50 到着。カフェの厨房に入ってお弁当20個の盛り付け作業を行う。
11:30 カフェでランチを食べる。
12:15 利用者の方とテレビを見たり、絵カードで野菜や果物の名前当てをして過ごす。
12:45 利用者の方の外出支援に同行する。震災前からのルーティーンということで、穴水町の本屋さんに毎週発売のテレビガイドを買いに行く。無事に購入されると車内で「来週も楽しみだね!」言われ、スタッフと談笑した。
14:00〜16:15 室内にて皆で相撲や風船バレーをして過ごす。一人ひとり声を出して笑顔で楽しまれていた。

■事業所支援A
事業所名 やなぎだハウス(能都町)
支援時間 8:30頃〜15:30頃

活動内容・概要
 朝、利用者の方のご自宅(仮設住宅)まで送迎にいく。車の中で利用者へ「やわやわと」の取材依頼を行い、許可をいただく。
 9:30に事業所に到着。施設長も送迎に出ていたため、玄関で待機し、7:40頃到着された施設長と一緒に建物に入る。利用者の方が順次到着され、あいさつと検温を行う。作業の準備なども利用者の方と一緒に行う。職員より朝の会の説明があり、皆で体操を行う。体操後、各自の作業を行う。支援スタッフも昨日と同じ作業を利用者の方と行う。
 10:30に利用者の方を病院まで送迎する。送迎後、事業所に戻り作業を再開する。
 昼食休憩では、利用者の方や来訪者と話をして過ごす。
 休憩後、作業を再開し、午後の休憩を挟んで14:30に作業を終了。掃除と片付けを行い、終わりの会を行う。最後に支援スタッフからもあいさつさせていただいた。それぞれの利用者の方ともあいさつしたあと、朝と同じ利用者の方をご自宅までお送りし、支援を終了した。

■事業所支援B
事業所名 ゆうの丘(七尾市)
支援時間 8:50〜15:45

活動内容・概要
 8:50に到着。施設内を副施設長に案内いただいたあと、利用者の方とミーティングを行う。その後、お土産の箱を折る内職の作業を、利用者の方と一緒に行った。皆さんは黙々と作業に取り組まれていた。
 昼食時は、利用者の皆さんは笑顔で楽しく会話をされていた。
 午後も同じ作業を行う。終了後に掃除を済ませ、帰りのミーティングで一言挨拶をした。
 15:45に利用者の方が帰宅され、支援を終了した。
 施設長からは、外部の人間が一緒に作業に入り、支持してもらえることで、利用者の方のやる気に繋がっているとお礼を言われた。
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