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JDF熊本・活動日誌 2016年7月27日(水) [2016年07月27日(Wed)]

JDF熊本・活動日誌 2016年7月27日(水)

スタッフマネージャー:2名
事務スタッフ:1名、支援スタッフ:10名、合計人数 13名

主な活動地域:ワークセンターやまびこ、にしはらたんぽぽハウス、 被災地障害者センターくまもと、就労支援センターくまもと

活動・巡回した場所:避難所(4ヶ所)、福祉事業所(4ヶ所)

 

7:30〜 朝の打ち合わせ
7:40〜 支援チーム随時、支援先へ出発。
9:00〜 益城町役場において熊本大学准教授と調査活動について意見交換
10:00〜 益城町応急仮設住宅説明会参加
10:30〜 事務局:銀行及び買物
13:00〜 事務局打ち合わせ
18:30〜 全体ミーティング
20:30〜 日報、体制表、ミーティングメモ等作成

 

行き先と支援スタッフ 取り組み内容
ワークセンターやまびこ《2名》 ●タオルの袋詰めを行った。初めての作業だったので、職員と確認を行いながら作業を始めた。 昨日、一昨日と比べいつもの顔ぶれが通院などで休みだったが、その分初めて見る利用者が4人みえた。 午後から除草の活動を予定していたが、いつも除草に参加している利用者が休みのため中止となる。 暑い時期なので、活動を行うとなれば職員や利用者、支援員も熱中症には十分気をつける必要がある。 ある男性利用者が女性利用者を叩いたのかトラブルとなる。その後、男性職員が対応した。
●今週初めてきた女性利用者といっしょに活動を行う。昼休み中に通所し、私たちにとてもテンションが高く自己紹介を行う。職員より発作があるからちょっと落ち着こうと声をかけられていた。先週に大きな発作があり、今週は今日が初めての通所であった。作業中、落ち着かなくなるが、他の作業を終えた男性利用者が隣に座ると、その人は仲がいいようで少し落ち着きを取り戻す。
●広島から来た支援員に対して利用者が「広島に行ったことがある」など、広島についていろいろと興味をもって話をしてくれた。
●この事業所の給与体系は時給180円で、ケーキづくりをした人は+30円となる。
就労支援センターくまもと
《2名》
●午前中ドリンク箱詰め、下請け資材の詰め込み、納品。 午後から箱組み立て、納品作業今日は利用者といっしょにドリンクの箱詰めと土産品箱の組み立て作業を行った。初めて室内の作業を支援したが、とても混雑しており、そういった場所が苦手な利用者は、多弁になるなど落ち着けない様子。午後からは会議用の部屋が空き、パニックを起こした人は、自ら中に入って一人で作業をしていた。
●午前中びん類の納品作業を行う。納品リストをもとに、利用者も手伝う様子が見られた。 事業所から運び出し、業者への搬入作業は汗だくになる作業であり、スタッフ一人と利用者で行うには大変な作業だと感じた。午後は箱製品の納品を行った。当日になって納品数の追加があったが、対応できる在庫を持っていた。日頃から、急な追加に対応できるようにしておくことをスタッフと確認し合っていた。
被災地障害者センターくまもと
≪3名≫
●益城町で、震災により倒壊した倉庫にブルーシートを取り付けた。 周囲を瓦で固定しロープで結び、終了した。その後震災時の話を聞く。前震の揺れで古い建物のため全壊に近い状態になり車中泊をしていたとのこと。本震は車がひっくり返るくらいの大きな揺れだった。近所の人は本震で亡くなったとのこと。最後に「話を聞いてくれたありがとう」とお礼を言われる。
●仮設住宅へ引っ越しするための支援を行った。自宅は古い建物で震災の影響で生活用品が散乱している状態であった。家の中はカーテンも閉められ薄暗い状態で2階にある大きな衣装ケースや洗濯機、段ボール20個くらいを運ぶ。別の場所に洗濯機がもう1台あり、何に使うのかと聞くと母が使うとのこと。仮設住宅には本人自身しか入居できず、母は自宅で生活すると聞き、なぜなのか疑問に思った。
●避難所から自宅への引っ越し支援。ライフラインを確保するため電気、ガス会社に連絡する。 水道は通っている。荷物自体は段ボール2箱程度だったので、比較的スムーズに進めることができた。ライフラインの確保ができていなかったため、各会社に連絡し、電気は通してもらった。 ガスは後日、本人立会いのもと通すことになった。その後、友人と会う約束があるとのことで、市役所まで送迎し依頼を終えた。聾の方なので、コミュニケーションが筆談と手話であり、筆談でのコミュニケーションは時間がかかり、深く本人の様子や状況を知ることができなかった。
にしはらたんぽぽハウス
《3名》
●昼食メニューは鳥のみぞれあんかけ、切り干し大根、野菜サラダ、高菜漬け、豚汁。 夕食メニューは厚揚げのカレーあんかけ、野菜サラダ、高菜漬け、ひじき、豚汁。
●午前中はボランティア2名といっしょに食事づくりを行う。食数がはっきりせず提供に戸惑いが出た。
●衛生面に注意をしながら食事づくりを行った。

 

【引継ぎ・特記事項】
@助成金の申請
そよかぜ福祉作業所、にしはらたんぽぽハウス、 ゴースローより申請書や見積もりがあがってくる。

 

A熊本大学准教授と仮設住宅全戸訪問調査について懇談
●益城町役場もマンパワー不足で、熊本大学、JRATと連携して調査。
●聞き取りの主な目的は仮設住宅での生活の困りごとなどの把握ではなく、 町の復興計画づくりや、災害高江住宅の建設に向けての情報収集だった。
●しかし、自由記述欄では仮設受託での生活の困りごとや不便を感じることが多数書かれているとのこと。 その都度、町につなげているが、人手不足から対応は追いついていない。
●調査にかかる人員が不足しているとのこと。
●調査時間帯は様々で、日中に会えなかった人には夕方に再訪問するなどの工夫をしているとのこと。

 

B益城町による仮設住宅入居説明会の見学
●准教授の勧めで仮設住宅入居説明会を見学できた。
●全体で40分の説明は、以下の流れ。
*益城町担当者より入居にあたっての注意事項の説明
*准教授より全戸訪問調査への協力の依頼。
*保健師より健康訪問調査への協力と事前質問事項への記入の依頼や部屋のカビ対策等についての説明。
*益城町担当者より仮設住宅の改修についての説明。
・「段差がある」「スロープを付けたい」等生活上の不便や変えたいことがあったら、益城町復興課に申し出てほしい。
・復興課より熊本県リハビリテーションセンター(県医師会内)につなげる。
・リハビリテーションセンターが訪問し、本人にあった設備等を提案する。
・その後、改修となる。
*益城町担当者より仮設住宅への引越しボラについて、依頼先として以下の2団体を紹介した。
・災害ボランティアセンター(社協内)が生協と一緒に引っ越しボランティアを行う。
・一般社団法人チーム熊本という団体も引っ越しボランティアに取り組んでいる。
*益城町担当者より生活物資についての情報提供
・日用品や布団1組は全仮設住宅に置いた。
・8月5〜7日に各仮設住宅である企業が食器の配布と青空市を開催するとのこと。