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JDF能登支援センター日報 2024年11月7日 [2024年11月07日(Thu)]
2024年11月7日(木) 曇り
支援スタッフ人数計 5

T.支援活動の概況
■1日の活動のまとめ
・個別支援と事業所支援の実施
・来週の個別支援の確認
・支援車両の車検手続き、ガソリン代支払い、小口現金管理、引継ぎ資料作成、ほか

U.具体的な支援活動
■個別支援
対象者 七尾市にお住まいの方
支援時間 9:50〜17:00

活動内容・概要
 身体障害のある方の、入浴施設等への移動支援を行った。
 本日は、ご自宅から入浴施設、市役所、被災した元のご自宅(古新聞や衣類を廃棄場所へ廃棄)への移動を支援した。
 温泉で出会った人や地域の方と話をするのが楽しいと言われていた。

■事業所支援@
事業所名 ゆうの丘(七尾市)
支援時間 9:00〜12:00

活動内容・概要
 現場支援を行った。
 朝礼等のあと、花麩椀の包装用箱の組立て作業を、利用者の方と一緒に行った。
 30人近くの利用者の方が集まっていたため、様々な障害を持った方と交流できた。一緒に作業をする中で、それぞれの性格や特徴にあった役割分担がなされていて、責任感ややりがいをもって仕事に取り組んでいる様子が感じられた。元気と活気のある現場での支援に加え、施設長による施設紹介や就労継続支援B型事業所を運営するうえでの理念をお聞きすることができた。

■事業所支援A
事業所名 一互一笑、および、あすなろふたばぱいんの会(輪島市)
支援時間 10:00〜17:00

活動内容・概要
 一互一笑では、脳性麻痺で車いすを利用される利用者の方の生活介護の支援を行った。この方は、事業所のエレベーターが地震で壊れているため、2階の生活介護グループの部屋に行けず、1階の放課後等デイサービスの部屋で過ごさなくてはならないとお聞きした。ベッド・車椅子の移乗や食事介助を職員の方の説明を受けながら行った。ご本人は人と関わるのがとても好きな方で、言葉や本、童謡を一緒に歌う等で楽しんだ。放課後等デイの職員の方は事務作業も行うため、JDFの支援でその時間が確保できているとのこと。
 夕刻には、ほかの利用者の方の帰りの送迎支援も行った。

 あすなろふたばぱいんの会では、包装の作業を利用者の方に教えてもらいながら行った。仕事に差し支えのない範囲で会話もした。震災前から通所している方は、震災後も比較的早く事業所が再開してくれてよかった。仲間が減り、作業時間も短くなり、工賃があまり稼げなくなったが、日中に仕事に来れることが体調を整えることになっている、と話され、私の作業した製品を検品してくれた。
 製品の納品にも出かけ、同行してくれた利用者さんとは、道中じっくり話をした(片道20分程度)。この方は、以前は10分程度で通所していたが、車道が復旧せず、今は迂回路を2時間かけて通所されているとのこと。仮設住宅にご両親とともに暮らしておられるが、物音を立てるとトラブルになるので、じっと黙って耐えているとのこと。入居期間は2年で、家族には更地にした土地しかなく、今後が不安であるとおっしゃっていた。
 その後利用者の方の送迎も行った。