JDF能登支援センター日報 2024年10月10日 [2024年10月10日(Thu)]
20024年10月10日(木) 曇り・晴れ 支援スタッフ人数計 5 T.支援活動の概況 ■1日の活動のまとめ ・個別支援、事業所支援の実施 ・輪島市内の仮設住宅に、障害のある方を訪問した。ご本人のニーズを確認し、今後の支援につなげる。 ・珠洲市の避難所から仮設住宅までの移動について、新規の依頼があった。 U.具体的な支援活動 ■個別支援@ 対象者 七尾市にお住まいの方 支援時間 9:50〜16:00 活動内容・概要 身体障害のある方の、入浴施設等への移動支援を行った。 朝から午後にかけて、入浴施設への送迎を行ったあと、被災した元のご自宅へ同行し、ビニールシートや日よけシート、資源物の片付けのお手伝いをした。 リサイクルステーションに行ったあと、ドラッグストア、100円ショップ、スーパーで買い物をして、現在のご自宅までお送りした。ご自宅のある3階まで、購入したものと、元のご自宅から持ってきた椅子を運んだ。 今クールの支援は今日で終わりであるが、あんたたちに来てもらってほんとに助かっている、すぐ行っちゃうからな……と寂しそうであった。 ■個別支援A 対象者 輪島市にお住まいの方 支援時間 8:30〜12:00 活動内容・概要 輪島市内の仮設住宅に住む障害のある方3名を訪問した。 ナビの通り行くと道が崩落して受け通行止めになっている箇所があった。地震からやっと通った道路がまた土砂で通行止めになったりしていた。地震で倒壊した家屋の回りに土砂が堆積して凄まじい光景で、近辺の豪雨被害の大きさを実感した。 会えたのはお一人で、もう一人にはご自宅の前に支援物資を置かせていただいた。 お会いできた方のお話を聞くと、豪雨前は配食サービスを受けていたが、豪雨災害により休止し、移動スーパーも休止したため、民生委員にパンを買ってきてもらって食べているとのこと。1.5次避難所の時は回りに人がいたけれど、ここでは1人なので寂しいと話してくださった。JDFの訪問をとても喜んでくださった。身体の障害から、お一人で料理することは困難と思われるため、明日も訪問することとした。 ■個別支援B 対象者 珠洲市にお住まいの方 支援時間 14:00〜19:00 活動内容・概要 精神障害のある方の、通院の移動支援を行った。 14:00 ご自宅に迎えに行き、病院までお送りした。移動中は、通所先のことや家族のことを色々話してくださった。 17:00 受診が終了し、ご自宅まで送りした。 19:00 支援センター着 ■事業所支援 事業所名 あすなろふたばぱいんの会(輪島市)、および、個人宅の土砂の掻き出し作業への参加 支援時間 9:30〜12:00、13:00〜15:00 活動内容・概要 午前中は、あすなろふたばぱいんの会の支援を行った。 図書館に新聞、ダンボール、古本の回収に行き、事業所にて新聞を10キロにまとめる作業を行った。 図書館も被災しており、新聞などがおいてある場所に台車を付けることができない状態であった。 スロープも段差が発生している状況で、一部人力で運ぶ必要があった。 事業所入口から、作業を行う2階まで、利用者の皆さん総出でスムーズに運搬した。 新聞くくりは、重さ10キロをJDFスタッフがまとめ、利用者の皆さんが紐くくりを行った。 作業は午前中で全て完了となった。 午後は、今日も個人宅の土砂の掻き出しボランティアに参加した。 受付指定場所にて登録を行い、複数名のグループを編成して掻き出し希望者のご自宅へ伺う。 1階部分はいたる所に土砂が入り込んでおり、泥をバケツに入れる人、泥入りバケツを入口まで運ぶ人、入口にある泥を庭に捨てる人に状況に応じて担当し、処理を行う。 土に水が大量に含まれている関係でバケツによっては半分の量で持ち運べる限界になる。 泥を外に捨ててもバケツに張り付いているため残りの重みも加わるため、運ぶ回数が増えることになる。 (掻き出しは全力で行うと途中で体力切れになるため、あえて速度をコントロールしながら作業を行うのが良い。現場でそのような指示もあり) 現場到着時、開始段階での量はかなりあったが、人海戦術でそれなりの量の掻き出しはできた。 家電製品、生活品がまだ泥の中に埋もれている状態のため、確認しながら行った。 |