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DVD字幕作成 [2012年09月24日(Mon)]
ただ今、後期講義の真っただ中です。

聴覚障害者の「教育を受ける権利」を保障するため、各担当の先生からDVDの字幕作成(テープ起こし)の依頼件数が増えてきています。聴覚障害学生にとって字幕はなくてはならないものです。字幕がなければ音のないテレビを観ているここと同じです。字幕があってこそ、きちんとした授業が受けられるのです。

こうした事を理解している支援学生たちは自ら積極的に文字起こしを買って出てくれています。本当にみなさん御協力ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。(H)
Posted by 社会事業大学PT室 at 10:28 | 情報保障 | この記事のURL | コメント(0)
iPhone遠隔通訳の活用について [2010年09月21日(Tue)]
本学でも後期が始まりました。
手話通訳の他、一部の授業でiPhone遠隔通訳も実施しています。ちょうど他大学からも「iPhone遠隔通訳に切り替えたいが・・・」という問い合わせがあり、ソフトバンクと筑波技術大学が共同開発されたこの新システムへの関心の高さがうかがえます。

実際にiPhone遠隔通訳を数回経験してみて感じたことは、現地の通訳で対応できる場合は現地通訳がベターではないか、という当たり前のことを実感しています。
キャンパスツアーや工場見学等で歩き回るというような今まで通訳が厳しかった部分への対応を可能にした画期的なシステムであり、その手軽さは目を見張るものがあります。一方で、資料の多い授業やパワーポイントなどの映像を伴う授業は、やはり現地での通訳が勝ります。

他の手段と同様にiPhone遠隔通訳にも長所と短所を持ち合わせていて、すべてをカバーできるわけではないことや、いきなり全講義をiPhone遠隔通訳に切り替えるよりは、何度か「お試し」を繰り返して部分的に取り入れていくほうがよいのでは、ということをお伝えしました。

ところで、多少気になるのは、「通訳者との人間関係が・・・」という声が聞かれることです。今まで自らの要求を口に出すことのなかった聞こえない人が声をあげるようになったという意味で、前進したという側面もありますが、iPhone遠隔通訳は人と接する必要がないか、というとむしろ、画面の向こうで汗水流している見えぬ人に対する配慮が求められるように思いますが、経験者の方から見ていかがでしょうか?

支援機器が進歩する度に、聞こえない人の活動の場が格段に広がっていくことを、そして、手話通訳などの他の通訳手段にもよい刺激をもたらしていることを感じています。当事者や関係者にはぜひ上手に各手段を使い分け、使いこなしていってほしいですし、それによって全体としての情報保障の質が上がっていくことを願っています。
Posted by 社会事業大学PT室 at 10:07 | 情報保障 | この記事のURL | コメント(0)