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18OCT2018 フェルメール、ああフェルメール、フェルメール [2018年10月18日(Thu)]
みなさんこんにちわ、きぼうときずな活動報告の(あ)です。

うっかりしていたら2週間ぶりの更新。。。
頭を丸めたこともあり、3日坊主ならぬ、3回坊主ですね。苦笑

それでも最近素敵な言葉を知ったんです。
「3日坊主、素晴らしいじゃない!3日坊主をずっと続けていれば、一年の4分の3は、それをやっていることになるじゃん!!」

というわけで、この言葉に出会ったのが、坊主になったあとという偶然もありますので、
3日坊主を極めますね!

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12日(金)は、筋質測定@山ノ入公民館(福島県いわき市)でした。
いわき市の小川地区の地域保健事業の一環として、お手伝いしてきました。

小川地区の保健師さんが血圧測定をする前に、(あ)が参加された皆さんの筋質測定です。
初対面の坊主保健師に対して、不思議なくらい暖かく迎えていただけました。

一通り済んだあとは、住民の皆さんとお茶をしながら世間話。
山ノ入地域でも、交流の場に出てこない住民の健康が心配、という自治会長さんの声をお聞きしました。

特に高齢の男性。
(あ)もそのうち同じことになりそうなので、人ごととは思えません。汗

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16日(火)は、筋質測定+健康講話@末続集会所(福島県いわき市)でした。
いわき市の四倉久之浜・大久地区の地域保健事業の一環として、お手伝いしてきました。

筋質得点をもとに、皆さんに「筋肉を保って健康生活」と題して45分くらいの講話をしました。

当日参加いただいた住民の皆さんは7名、全員筋質得点問題なし。
最序盤、何か運動をしていますか?の問いかけに対して、
「運動はしていない、ただ都会の人よりも家のことやらなんやらで身体を動かしている」
というお返事。

完璧なお答えに、もはやこれ以上お話する必要がないという状況。
もちろんしっかりとお話しましたよ〜。笑

普段の生活習慣を考えるときには、「努力」という要素は入っていません。
自然とそうしていること=身体をしっかり動かしていること。
こういうことを皆さんに伝えたいんだよなと、再確認いたしました。

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17日(水)は自律神経機能測定@鶴見坦団地集会所(福島県郡山市)でした。
毎月同集会所で行われている”絆カフェ”。
福島希望キリスト教会さんが主催しているところに、NPOみんぷくさんの紹介を通じてコラボしてきました。

初めての鶴見坦団地は、郡山市の市街地にある県営公営住宅です。
双葉郡から避難している方向けの団地の集会所は、(あ)にとっては初めての体験でした。
(個別にお部屋に伺ったことはありましたが)

来てくださった住民のお一人から、
「あなた(=(あ)のこと)の笑い方は、がん細胞を殺す笑い方だね。」
「頑固なひとと、頑張り屋は、がんになる。仕事とはいっても遊び心も持たなきゃね。」
というとても嬉しいお言葉をいただきました。

そんな事言われてしまったら、鶴見坦団地と絆カフェさんにまた会いに行きたくなっちゃいます。
(あ)は事業部長なんですもの、どんなことをしてでも行っちゃいましょう!

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本日18日(木)は、健康相談@砂子田団地集会所(福島県いわき市)でした。
フラワーアレンジメント教室ということで、参加された皆さんの表情は真剣そのもの。

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こういうお手本を見ながら皆さん取り組んでいました。
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瓶の中に思い思いの花を取り付けて、シリカゲルで埋めてから1週間後に完成ということで、
残念ながら参加者の完成品を写真に収めることはできませんでした。。。

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そして、活動の合間の休暇に行ってきてしまいました。

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まったく予備知識を仕入れず、音声ガイドも受け取らず、目の前の絵をじっくり見てきました。

最初に気づいたことは、
「フェルメール展といっても、フェルメール以外の作品が展示されているんだ!」
ということ。
常識が、かなりギリギリですね。笑

17世紀のオランダあたりの作品がほとんどだったと思うのですが(間違ってたらすみません)、
貴族と一般人では、髪型が違うんだなと感じたり。


光を描くために、影を描くことを選んだのか。
影を描くために、光を描くことを選んだのか。
どっちなのかなぁ?
いやいや、どっちかだと思うこと自体が、思い込みに支配されていないか??
ということを感じたり。

出口につく頃には、フェルメール画集を買っていたり。


芸術は、それ自体ではなく、それを感じた人を媒介にして、世界を変えて行くんですね!
05OCT2018 本質を、理解しなけりゃ、伝えられん [2018年10月06日(Sat)]
みなさんこんにちわ、きぼうときずな活動報告の(あ)です。

今週の福島県内の活動は打ち合わせでした。
予定されている活動の調整と、新たな現地活動の計画。
ひとつひとつ実現に向かう過程はとても楽しいです。

久しぶりに、2030年まで残したい話。

保健師として(あ)の考えるべき部分は、
WHAT => HOW
と再確認できたエピソードです。

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打ち合わせの中の雑談で、介護保険制度のお話になりました。
「介護保険の理念が、サービス提供者も受益者にも伝わっていない」
ということです。

介護保険法より抜粋します。

〜〜〜
第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。
〜〜〜

注目すべきは、赤字で示した部分です。

(あ)なりの解釈を表現をすると、

「介護サービスを必要とする人は、できること・できないことが人それぞれ違う。
その人のできること、できないことに合わせて、その人自身が望む生活を送れるように
必要なサービスを提供する」

ということだと思います。

しかし実態として、こんな事例があるそうです。

〜〜〜
同じ要介護2のAさんとBさん。あるデイサービスでの入浴の場面。

Aさんは、自身の手を頭まで持っていくことができません。
そのためスタッフが、Aさんの頭を洗うお手伝いをします。

Bさんは、自分で頭を洗うことができます。
そのためスタッフは、Bさんの頭を洗うお手伝いをしません。

Aさんが頭を洗ってもらっているのを見て、Bさんはスタッフにこう言います。
「Aさんばっかりずるい、自分の頭も洗ってくれ」と。

〜〜〜
(あ)がその場にいるスタッフだったら、どう対応するか考えました。
負担は増えますが、おそらくBさんの頭を洗うお手伝いをしてしまいそうです。
『Bさんの要望を叶えることが、最終的によりよい生活につながる』とも考えそうです。

この事例は、背景となる情報が不足しています。
それまでの経緯を考えると、この行動も間違いではないのかもしれません。

けれど、Bさんが理解しやすい表現で、介護保険法の理念を言うこともできるはずです。
それを伝えた上で、頭を洗うお手伝いをする、という方法もあると思います。


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最近真剣に考えています。
(あ)の持論は、健康は幸せを得るための手段の一つに過ぎない、です。

この考え方を前提とすると、保健師として次に考えるべきことは、
健康に生活するための方法を実践してもらうためには、どうやって伝えればよいか(=HOW)
だと思っています。

何をつたえるか(=WHAT)、ではなく、どうやって伝えるか(=HOW)。

介護保険制度に関する事例のお話は、HOWを考える上で良い刺激になっています。