みなさんこんにちわ、きぼうときずな活動報告の(あ)です。
今週は、今年度の活動の下準備をかねて、いわき市内をうろうろしておりました。
(あ)にとって、初めての民間助成金の獲得ができまして、
その事業を実施するための調整を兼ねた挨拶回りというのが1つ目の目的です。
そして、学生時代の恩師が監修した「虐待を防ぐ保健師訪問」という本を、
いわき市の保健師さんたちにお渡しするのが2つ目の目的です。
今回の助成金で実施する事業は、本当にやりたいことに近いのですが、
成功のためには、計画段階でどれだけ時間をかけ、考え抜けるかがポイント(*1)です。
最近はまっているプロジェクトマネジメント、思う存分活用しております。
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そんなわけで活動報告もあまりできないので、前回の続きをいたします。
<人生は7勝8敗>
人生で起きる出来事に対して、全勝とは行かない。
敗が必ず起こってしまうなら、楽しんでしまった方がいいじゃない。
では、辛い時、どうやって楽しむのか?
というお話でした。
原点を振り返ってみると、こんなエピソードがあります。
(あ)は高校生のとき、入学早々登校拒否(*2)をしておりました。
心配した中学時代の担任が、我が家を家庭訪問しました。
担任
「(あ)よ、お前このまま登校拒否してどうするつもりだ?自分で行きたいと思った高校だったんだろ?」
(あ)
「高校なんて大学に行くまでの通過点、行く必要はないから退学して大検受けて大学に行きます。」
担任
「そうかわかった、でも高校はただの通過点で、行っても行かなくても良いのだったら、行ったっていいだろう?」
(あ)
「そう言えばそうですね、どうせ同じことなら取り敢えず高校に通ってみて、本当に必要なければ辞めればいいですもんね」
という出来事がありました。
最終的には高校も無事卒業して現在に至る、という流れになって行きます。
大学に入り、社会人になってからのことです。
アルバイトをすぐ辞めたり、お酒の席で失敗したり、留年したり。
年に一度は完全に気持ちがダメになって、適度に引きこもるのです。
そのとき、必ず周りの人が(あ)を引っ張りあげてくれました。
高校の時よりも自我が芽生えているせいか、あっさり復帰はできませんでしたが、
周りの人が絶対に(あ)を見捨てることはありませんでした。
そしてきぼうときずなに関わるようになります。
震災で大切なものを失ったり、その後の避難生活で辛い経験をしている人たちとお話するようになりました。
支援に対し温かい言葉をかけてくれる方、悲しい心情を話してくれる方、どうしようもない怒りをぶつけてきてくれる方。
嬉しいことも、辛いこともありました。
自分がいかに無力か気づかされ、ちょこちょこ涙も流しました。
でも、なぜだか「辞めたい」とは思いませんでした。
被災された皆さんとのお話を通じて、(あ)がどんなに恵まれた環境で、
ぬくぬくと過ごし、周りから大きな愛情をもらっていたのか。
改めて実感したからです。
そんな幸せ者の(あ)は、とことん人生を楽しまなきゃいけない。
大変な経験をした方々が、ちょっとでも笑ったり、安心できる瞬間を作るためにも、
まずは自分自身が楽しまなきゃいけないんだ、と。
幸せ者は、とことん幸せに生きなきゃ、バチが当たっちゃいますからね。
・少なくとも、自分より壮絶な体験をした人を知っている。
・その人がどうにか乗り切って、笑顔を見せることができることを知っている。
・そういう人を、結構数多く知っている
・乗り切れなくて困っている人たちも、自分をねぎらうような言葉をかけてくれる。
こんな状況ですよ?
(あ)に限らず、
「こりゃどんなに辛いことも楽しむしかない!そういう姿を体現しなくてはいけない!!」
ってなりますよ。
過去に起こったことは変えられません。
その過去と一緒に、”今”どう生きるかは変えられます。
辛い出来事は避けられないかもしれません。
でも、その出来事を捉える視点は変えられます。
<人生は7勝8敗>
どんなに才能があって努力しても、トータルではちょっと負け越すんだと思います。
負け越すとしても、楽しい人生か、つまらない人生かどうかは別問題です。
今まで出会ってきた人から、そのことを教わりました。
客観的には負け越すけれど、主観的には楽しい人生。
これを絶対に実現できると思わせてくれる、(あ)にとってとても大切な言葉です。
*1
高校時代のエピソードを読んでいただければわかるとおり、
(あ)は無計画の行き当たりばったりで何とか切り抜けてきた節があります。
それなので、計画を身につけると鬼に金棒、というわけです。
*2
そもそも、なぜ高校を拒否していたのか。
それは、公立の中学校から進学した高校は私立中高一貫校だったのですが、
クラスに自分と同じ中学の人がいない状態(=知っている人がいない状態)に耐えられなかったからなんです。
そのとき気づいたのですが、(あ)は自分から主体的に友人を作る行動をとったことがない、
友達づくりが全くできない奴だったのです。
そして、それは現在まで続いております、また別の機会にいたしましょう。。。苦笑