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2007年11月07日

第18回月例会に参加して


10月27日、第18回月例会「油彩画修復の変遷―修復家の視点から見た過去・現在・そしてこれから―」に参加いたしました。

ご講演いただいた山領まり先生は、絵画修復家として日本における絵画修復の発展を実際に経験された方であり、
お話の端々からそのときの熱気を感じることができました。

さらに、その後の質問時間では、会場に集まっていらした多分野の専門家の方々もまじえ
美術館・博物館など資料を所有する施設と修復家の連携の強化や、
今後の修復のあるべき姿などについて熱く議論が交わされ、
傍で聞くことしか出来なかった身ではありますが、大変刺激的な経験をいたしました。

台風が接近するあいにくの天気でありながら、本講演会は大変盛況であり、
文化財保存を学ぶ学生として、大変勉強となる時間でした。

このような会に参加できたことを深く感謝すると共に、
山領先生をはじめとして、参加された皆様に改めて御礼申し上げたいと思います。


筑波大学大学院修士課程
芸術研究科世界遺産専攻
下村香代子
(JCPインターシップ生)
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2007年09月14日

徳島県切幡寺へ行って来ました

徳島県阿波郡切幡寺は、四国霊場八十八箇所の第十番札所にあたります。
当機構では、同寺仁王門の建替工事を担当している鴻池組より、仁王門に安置されている木造金剛力士像2躯の修復について相談を受け、登録会員の横川耕介氏に施工を依頼しておりましたが、今年8月、無事完了してお納めし、去る9月1日落慶法要の運びとなりました。


9月1日は落慶法要のあと祝賀会が催され、当機構は鴻池組四国支店と共に、高野山真言宗管長名で褒賞状を授与されました。関係各位には大変ご苦労をおかけしましたが、四国霊場を代表するお寺の玄関口にて巡礼をお迎えする仁王様が、これでまた命脈を保つことになり、お手伝いをした一人としては本当に嬉しいことでした。この褒章状は、修理関係者をはじめとして、当機構を支えてくださる会員全員のものです。ほんとうにありがとうございました。
閑話休題:
翌日、「うだつ」の町で有名な脇町に足を延ばしました。



200mほどの町並みが保存地区になっており、古くは宝永年間からある建物が現存しています。お昼は保存家屋で経営している茶店で、そば米雑炊をいただきました。デザートにすだちジュースもついて800円!!とても美味でした。

保存地区から少し離れたところにある「オデオン座」は、明治期から続く芝居小屋でしたが、最近取り壊されそうになったところ、山田洋二監督の「虹をつかむ男」のロケ地となり、息を吹き返しました。現在では地元の劇団公演や歌舞伎の解説などが行われ、市民活動の場として大事に保存されています。公演がないときは、200円で内部を見学できます。
posted by JCP at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | report