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2010年09月14日

平成22年度「文化財保存修復専門家養成実践セミナー レベルT開催報告」

平成22年8月30日〜9月10日まで、東京国立博物館との共催で、「文化財保存修復専門家養成実践セミナーレベルT・Bコース」を開催しました。
同セミナーは、複数の財団から助成を頂いて、平成20年度から開催しています。
年間10日間の講義を2ヵ年継続で受講することにより、ひとつのレベルを修了します。
今年は去年からの受講生18名と、新規に応募してきた15名、そして聴講生若干名を加えた約35名の受講生が10日間に渡る講義を受講しました。
これら35名の中には、学生有り、社会人有り、22歳から67歳まで、多彩な人材が集まりました。
内容は文化財全般にわたる基礎講座で、「環境保全概論」「基礎修理設計」「基礎材料論」「特講」などに分類されたカリキュラムに分かれています。

主な会場は東京国立博物館ですが、外部の美術館のバックヤードを見学させてもらったり、建造物保存に取り組むNPOの協力を得て、谷中の町並み保存現場見学などを織り交ぜ、盛りだくさんの内容となっています。

東京国立博物館では、展示室を利用して実物を前に講義を受けたり、普段は茶室として活用されている応挙館において虫害の予防を学んだり、座学だけではなく実践的に体験することが本セミナーの特徴です。
最終日前日の懇親会は、市田邸というNPOが保存している民家を借りて行い、大いに盛り上がりました。

学生にとっては、社会で実際に文化財を相手に働いている人たちの声を聞く事ができ、社会人にとっては最新情報を仕入れることができる、民間ならではのセミナーです。
彼らの中から、明日の世界遺産の保護を担う人材が輩出されることを願っています。
posted by JCP at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | report
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