前代未聞 民主主義破壊の暴挙に市民から怒りの声! [2018年06月27日(Wed)]
仙台市議会 共産党 花木市議に自公などが懲罰動議を強行可決 前代未聞 民主主義破壊の暴挙に市民から怒りの声! 共産、社民、アメニティー仙台が団結して反対の論陣 断固たたかう
13日の仙台市議会本会議で、自民、公明などが日本共産党の花木則彰議員に対する懲罰動議を強行に可決し、花木議員に対して議会が作成した陳謝文を読み上げさせました。 正当な理由なく議員に懲罰を科すという、仙台市議会史上かつてない民主主義破壊の暴挙です。 これに対し、郡和子市政の与党である共産、社民、アメニティー仙台(旧民主系会派)は、「民主主義破壊の暴挙だ」と結束。 3会派は反対討論し、採決に反対しました。
今回の件は、2月27日の市議会予算委員会で、自民党のわたなべ拓市議(太白区)が、共産党を「暴力革命政党」だと決めつけ市長に異常な質問を繰り返したことが発端。 花木市議による議事進行動議、のちの共産、社民によるわたなべ市議への懲罰動議提出に対抗、自公などが理由をこじつけ花木市議に対する懲罰動議を提出、強行したものです。
議会終了後、共産党市議団は、「不当懲罰だ」と抗議の記者会見を開きました。
本会議では、多くの市民が傍聴席で見守るなか、花木議員が「私に陳謝文を読み上げさせることはできても、私の内心を変えることはできない」と弁明申し立て。 「議会のルールにのっとっており懲罰を科す理由がない」と主張しました。
反対討論に立った共産党のふるくぼ和子市議は、「花木議員が質問を妨げておらず、内容も問題ないことは、懲罰委員会で録画等を確認して明白。 結局、花木議員に懲罰を科すことが目的だ」と批判。 「可決することは議会の民主主義破壊であり、歴史に大きな禍根を残す」と否決を求めました。
社民党の相沢和紀市議は「懲罰委員会で花木議員に問題がないことが明らかになったが懲罰が可決された」「数の力で白を黒とすることは断じて許されない」と取り下げを要求。 アメニティー仙台の村上一彦市議は「これまでの事例とどう違うのか発議者に聞いたが示されず」「気に入らなければ懲罰。とても民主国家で起きていることとは思えない」と反対しました。 自民党は賛成討論に立たず、公明党の佐藤幸雄市議が簡単な討論を行いました。
【参考】8日の懲罰特別委員会は、夕方5時から深夜1時過ぎまで及ぶ異例の事態。 動議提出議員11人の代表の自民・菊地崇良市議に、共産・すげの直子市議や社民・小山勇朗市議が、懲罰動議の提出経過を確認すると答えられず。 また当日のビデオと録音を全員で視聴すると懲罰理由の事実は確認されず。 すげの議員は「数の力が正義となる怖い状況」「正規の議事進行動議への懲罰こそ言論封殺」と否決を強く求めましたが、最終的に自公などの賛成で可決されました。
|
|