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第97回船長教養講座 [2024年12月13日(Fri)]
講演日時:2024年12月13日(金)15:00〜17:00
講 演 者:古城 達也氏 (公益財団法人 海難審判・船舶事故調査協会 理事長 )
講演内容:「青木瀬戸で貨物船と掃海艇が衝突した事故で行政(運輸安全委員会、海難審判所)と司法(東京高等裁判所、尾道簡易裁判所)が示した4つの異なる判断について」

==<講演内容>===================
海難審判・船舶事故調査協会が、日本海事センターからの補助金を受けて毎年作成している「船舶事故事例集」の中から、行政と司法が異なる判断をした事例を取り上げ、同じ行政機関でも、運輸安全委員会と海難審判所では、その法目的が異なるため、事故を調査する視点も異なることなどを紹介します。「失敗から学ぶ」実務に役立つ内容です。
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<講演風景>
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来年3月頃、叢書発行予定
2023年「船長教養講座」 [2023年11月17日(Fri)]
講演日時:2023年11月17日(金)15:00〜17:00
講 演 者:白木 毅嗣 (UK P&I Club : トーマス・ミラー株式会社Claims Manager)
講演内容:トラブルの初期対応―P&I保険の観点から船長への助言


==<講演内容>===================
海難事故に限らず航海ではトラブルがつきもので、万一事故が発生した場合、ベテランの船長でもパニックになる場合があります。このような状況下でP&I保険から見た船長が取るべき対応(何を記録して、何をしなければならないか)等について、実務的な観点から解説して戴く。
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<講演風景>

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2023年「船長実務勉強会」 [2023年09月01日(Fri)]
講演日時:2022年9月1日(金)15:00〜17:00
講 演 者:日野 岳彦 (Skuld Japan Assistant Vice President)
講演内容:リチウムイオンバッテリー・海上輸送の問題点について


==<講演内容>===================
近年、EV車の普及に伴い 自動車船での輸送が増加している。
また、欧州においてはカーフェリーでEV車と搭載する機会が増えてきている。
そのような中でリチウムイオン電池と思われる火災が発生している。
保険会社で集計されたデータを基に、リチウムイオン電池による火災の発生、
メカニズム、消火方法について解説して戴く。
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<講演風景>

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2022年「船長実務講座」 [2022年11月25日(Fri)]
講演日時:東京開催2022年11月18日(金)15:00〜17:00
      :神戸開催2022年11月25日(金)14:00〜16:00
講 演 者:南 健吾 (日本大学 法学部 法律学科 教授)
講演内容:自動運航船の登場により船舶衝突の民事責任の責任原則はかわるのか?

==<講演内容>===================
自動運航船と現行法の責任原則について確認した上で、特に完全自律運航船による衝突事故に関する損害賠償責任をどのように考えるべきか、現行法の過失責任原理を厳格責任原理に変容させる必要はあるか、について説明がされた。
現行法における衝突責任原理では、商法690条の要件として
@「船長その他の船員が」
A「その職務を行うについて」
B「故意又は過失によって」
C「他人に損害を加えた」
があり、自動運航化船では 特に@が問題となっている。
さらにサイバー攻撃や船舶保険との関係で、サイバー攻撃により自動運航船が攻撃され、衝突事故を起こされた場合に、船舶所有者は被害船社に対して責任を負うのか、船舶保険において油濁損害賠償保障法のような厳格責任原理を採用できないか、など 多くの問題点に踏み込んで解説がされた。
今後、厳格責任原理を採用するにしても、過失責任原理を維持するにしても、それぞれ問題点を抱えており、更なる議論が必要となってくる。
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<講演風景>
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オンラインにて弥富市立矢富中学校/尾道市立高西中学校/福岡市立席田中学校への講演を行いました [2022年09月16日(Fri)]
株式会社キャリアリンクが主催するオンラインキャリア教育プログラム「キャリアチャレンジデイ On-line-Meets」に
参加して、上記三校の二年生に対し講演を実施しました。
同イベントは掲題の三中学校をオンラインで結び、4つの企業団体が講師として講演ブースを設け、3校の生徒達がそれぞれ希望する講演を2回聴講するという形で実施されました。今回参加した企業は金融/鉄道&不動産/マーケティングそして当協会という様々な業種が選ばれました。
同イベントでは、主催者側より提示された講演テーマに沿った内容が求められますが、一般的な企業と当協会は成り立ちや仕組みが異なる為、先方の想定とは合致しない部分は有りますが、出来るだけテーマに沿うように、従来とは変更したものとし、且つ、20分と非常に短い手持ち時間の為、限定した内容としました。 常務理事 長田
2022年「船長実務勉強会」             [2022年09月02日(Fri)]
講演日時:2022年9月2日(金)15:00〜17:00
講 演 者:真山 全 (大阪学院大學 国際学部 教授)
講演内容:露のウクライナ侵攻と海洋法・海戦法規・海上中立法規−海上通商妨害はどう規律されるか−

==<講演内容>===================
ロシア軍によるウクライナ侵攻に対して、武力行使・武力紛争に関する国際法からみた場合の論点を整理して、ロシア軍による武力行使の評価-戦争の正当な原因の追究の問題、敵対行為等の評価-武力紛争法(国際人道法))の問題、第三国の対応における中立法の問題、違法な武力行使の法的帰結、ロシアとウクライナが交渉して合意した場合の効力、国際的な裁判機関による紛争処理及び個人の刑事責任の追及を解説した上で、黒海やトルコの海峡における海戦及び海上通商妨害についての説明がされた。
この中で武力紛争非当事国(ここではトルコ)における海洋法の領海やEEZの境界、海峡の通行制限措置(モントルー条約)、海戦における対艦船攻撃、紛争当事国商船の乗組員の地位、紛争当事国の商船に対する捕獲と封鎖等説明があり、日本が同様の立場になった場合の海上において適用される条約や規則を分かりやすく解説されて講演である。
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<講演風景>
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練習船大成丸船上で講演を行いました [2016年01月19日(Tue)]
1月17日(日)午後、鹿児島港に停泊中の練習船大成丸の船上にて、講演を行いました。今回は、海洋少年団の皆様が参加され、上は高校生から下は小学生と幅広い年齢の方が講演と見学会に参加されました。当初予定されていた45名が、都合で10名に減ってしまったのが残念でしたが、普段見ることのできない練習船の見学もあり、楽しんでもらえたのではないかと思います。今回のように幅広い年齢層ですと、講演内容をどうするかが難しいのですが、昨年後半よりとり入れたクイズ形式で講演したため、内容は小学生低学年でもある程度は理解できたと思います。今回の講演が、今年度最後の講演となりますが、来年度も引き続き活動を続けてまいります。
広島県音戸小学校で講演を行いました [2015年12月11日(Fri)]
日本中小型造船工業会殿が開催する「進水式見学」の案内を見た校長先生より講演の依頼があり、今回は、講演のみ実施いたしました。
この学校では、「総合」の授業で、生徒の保護者や町の方に、職業に関して、子供たちに話をしているとのことです。このような取り組みは子供たちに、それぞれの職業が、どんな仕事を知ることができる上、将来の職業選択のヒントにもなるのではなり素晴らしい取り組みだと思います。前回は助産師さんが講演し、次回はフライト・アテンダント(CA)の方が講演されるとのことでした。多くの学校で、このような取り組みを取り上げてもらえれば、海運のみならず、いろいろな職業に対する理解も拡がり、業界の活性化につながっていくのではないかと思います。
講演は、今回も船の種類と特性(大きさ、速さなど)、日本海運の重要性、船内の組織、船員の生活、船員になってよかったこと、つらかったことなどを、クイズ形式にしてお話させていただきました。
協会では、無料で学校での講演を行っています。興味のある方は、ぜひ、日本船長協会まで、お問い合わせください。
津久見高校海洋科学校で講演を行いました [2015年11月26日(Thu)]
11月24日、生徒の進路指導の一環として、在学生向けの講演依頼があり、専攻科生徒を含め55名を対象に内航海運の実情や職業選択についてお話をしてきました。同校は、水産系の高校ですが、水産業に就職する生徒も年々少なくなっており、就職先も内航海運や地元企業が中心になっているとのことでした。講演は、前半は内航海運が国内で果たす役割を輸送シェア等を例にとり説明したほか、(ここ数年は落ち着いてはいますが)内航海運の船員数が減ってきている上、年齢層のばらつきが大きく(50歳以上が全体の半数を占めます)、人材確保と育成が求められていること、後半は、就職後のキャリアプランの立て方やモチベーションをどう培うかということを話しました。少々難しかったかもしれませんが、進路を決めるうえで参考になれば思います。
船長協会では、これまで小中学生を中心に講演を行ってきましたが、今後は、高校生も対象としていきたいと思います。
船長、母校へ帰る講演 [2015年11月26日(Thu)]
11月12日、内海水先人竹内船長と弊会会長小島茂が、愛知県半田市立亀崎中学校にて、講演を行いました。亀崎中学校は、竹内氏の母校です(講演は、基本的に同じですが、講演者の母校で行う場合は、「船長、母校へ帰る」、その他の場合は「子供たちに海と船を語る」と分けています)。
講演は全校生徒553名を前に体育館にて行われ、竹内船長が水先人の仕事について、会長が船の種類、船員の役割について動画を見せながら説明を行いました。ちなみに、学校の先生によると、半田は『ごんぎつね』の作者、新美南吉が生まれ育った土地だそうです。
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