ノボ ノルディスク ファーマが、注射針「ペンニードルプラス 32G 4mm」を発売中! [2017年05月22日(Mon)]
第60回日本糖尿病学会での製品レポート第2弾は、インスリン注射針に関する情報です! どんどん細くなる注射針競争も近年は落ち着いてきたかと思いましたが、インスリンメーカーのノボ ノルディスク ファーマ株式会社は昨年12月5日から発売開始されている「ペンニードルプラス 32G 4mm」を展示していました。 4mmの注射針が既に数社から発売されている中に従来品「ペンニードル32G テーパー」の後継品として登場した本製品の特徴を紹介します。 @ 針基の形状 針の根本がの形状が変わったことにより、下記の3点が期待されているそうです。 ・点ではなく面で肌に触れることによる圧力の分散 ・安定感による痛みの軽減の可能性 ・垂直に穿刺しやすくなったことによる皮内注射のリスク減少 A 針折れ防止 構造を見直し、針の曲がる角度を従来の90度から60度へと改善することで、針折れが生じにくくなり、体内残留のリスクを軽減しているとのこと。 B 注入抵抗 注射針の管壁を薄くすることで、外形の太さは32Gのまま内径を広げることに成功し、流入速度、流入圧が改善されています。 C 取り付け/取り外し 針ケースに大きな羽が付いており、回しやすくなっていました。 また針キャップも大きくなり、つまみやすい形状へと改善されていました。 実際の使用感は、会場で針を使用することができたわけではないので上記の特徴を全て感じれたわけではありませんが、使用者の側に立ち工夫された製品であることは感じました。 この「ペンニードルプラス 32G 4mm」の発売に伴い、従来品「ペンニードル32G テーパー」が来年2月頃で発売終了になるのは寂しい気もしますが、早めに試してみたい製品の1つだと感じました。 (大村詠一) |