創業明治40年。盛岡の地で、そば料理店を営んで104年
東屋専務の高橋さんを訪ねました!
わんこそばの「あの」掛け声は、東屋さんが発祥だそうです。
お蕎麦は勿論の事、カツ丼が絶品との事で頂きました


わんこそばは観光客をを中心に食べられているもので、
地元の人は、親戚が集まった時など特別な時にしか食べないもの。
そのため震災により、観光客が激減し、売り上げにも影響を受けているそうです。
また震災直後は、わんこそば=食べ放題ということで
盛岡市内にも避難者が多い中、自粛した方がいいのではないかと考えていたそうです。
しかし、避難者の人が「わんこそば下さい」と、食べに来て下さったり
地元の青年たちが、東屋が大変らしいという事で
大人数でわんこそばを食べに来てくれたりと
「地元の人から、わんこそばをやっていいと教えられた」と、
震災後営業再開が出来た3日目から自粛することなく、提供されているそうです。
その他にも、高橋専務からたくさんの心温まるお話を伺いました。
ここで皆さんにも共有したいですが、、、、、割愛。
そんなこんなで、東屋さんの先代が始められた「全日本わんこそば選手権」というものがあります。
これは、昭和61年に全国の麺が盛岡に集まった「日本麺サミット」の開催記念イベントとしておこなわれたことが始まりでして
「麺サミットは」一度の開催を持って、なくなってしまったのですが、
「全日本わんこそば選手権」は、絶えづ続けられ、今年で第26回を迎えるイベントです。
これまで、盛岡市を中心とした大会で、地方予選をしてきませんでした。
しかし、観光客激減の歯止めともなるように、
11月の本選と合わせて全国から観光客を呼び込もうと地方予選を開催しようという動きがあります。
これを関西でも出来ないか。
ということで、関西予選に向けて動いていこうと思います。
3.11から津波をかぶった沿岸部にのみ、視点がおかれがちですが
観光客が来ない為、内陸部の事業者も影響を受けています。
ここにアプローチしていくためにも、東屋さんと出会えてよかったなと、感じました。
というにも、高橋専務はじめ、東屋スタッフの方々の温かい事と言ったら・・・
ここでは表す事が出来ません。
たくさんの震災後のエピソードを伺って、今後の考えを伺って、
1人の人として、高橋専務は出会えてよかったなぁと、心から感じています。
高橋専務が震災に向けて決意を崩さない為にしたためた、
「いくべ!いわて、いわてで会おう!」
是非、いつか、何か機会があれば、高橋専務と出会われた方は、読んで頂きたい。
震災を忘れない為に、自分が今何のために動いているのか忘れてしまわない為に
書かれたということで、未来への想いが詰まってます。
そして、私たちがなぜ岩手の内陸、盛岡市へ活動をしていくのか
その後押しともなる言葉が沢山でした。
ここ3カ月東北を回っていて、いつも感じてしまうのが
私たちの方が、元気や温かさをもらっているなぁーっていうこと。
出会いに、感謝。
そして、この出会いを次に繋げて、さらなるものを生み出そう。

長くなりましたので、この辺で。