2012年04月20日
べこっこMaMa
神戸に避難されている福島のママたちと、神戸旧居留地 美侑が繋がり生まれた
べこっこロール販売を取材に伺いました。
この繋がりを生んだのは、神戸のたくさんのママ達です。
その一人である、子育て支援NPO法人ウィズネイチャー代表西森さんがお話しして下さりました。
はじまりは4月に神戸に避難してきたある福島のお母さんが、神戸の産婦人科に受診した事。
2011年3月11日の震災発生時、外出先から着の身着のまま、
お腹の子を守るため、西へ西へと非難されてきたお母さん。
診察をうけもった産婦人科の方から、西森さんに「手助けできないか」とお声がかかり、
NPO法人ウィズネイチャーで繋がりのあったママネットワークから衣類や育児・生活用品を提供。
この支援の輪が、神戸に避難されてきた多くのママ達を支えるものへと広がってきたのだという。
福島の特色ある言葉として、子牛を「べこっこ」と呼ぶこと、
神戸で暮らす人のことを「こうべっこ」と呼ぶことに何か縁を感じ、
神戸の地で愛する子供たちを守るためにやってきたママグループ「べこっこママ」が結成された!
「支援されるばかりでなく、ママたちが自立して避難先での生活を送れるように」
と、スイーツ販売から収入を得ようと、企画が持ち上がり、
美侑さんの一ファンであった神戸のママがFacebookで美侑代表の方に連絡を取ったところ、
快く商品開発を受けてもらえ、赤をキーワードとしてべこっこロールが生まれたのです。
NPO法人ウィズネイチャー代表西森さんは、「子どもはお母さんありきで育つ」と言います。
お母さんが毎日、笑顔で楽しく過ごしてこそ、子ども達の豊かな生活につながると。
べこっこMaMaの集まりが回を増すごとに、福島のママ達の表情も変わってきたそうです。
お化粧をして、お洒落をして外に出る機会が出来たとにより、表情がイキイキしていたと、
ママになっても女性はキレイでいる事で、輝くのだと教えて頂きました。
今後は雑貨やかばんを製作・販売することで、
さらなる収入に繋がるように、べこっこママのグループを支えていきたいと、西森さん。
阪神淡路大震災の際は、自身も被災を受け
自分の子どもを守ることで精いっぱいだったといいます。
周りからの支援に本当に助けられたたからこそ、今、自分に出来る事をしたいと、お話ししてくださいました。
神戸で大人気の洋菓子店 美侑さん とのコラボ商品
べこっこロールは毎週日曜日限定16本の販売です。
子育て支援NPO法人ウィズネイチャーの軒先で販売しています。
(神戸市長田区二葉町5丁目1-1-110)
お近くにお立ち寄りの際は、愛する子ども達を守るべこっこMaMaのもとへ
美味しいロールケーキを買いに行ってみてください。
岡あゆみ