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2011年11月18日

命を守る防災袋『なまずん』と石巻に笑顔をもたらす『やっぺすちゃん』


オルウィン株式会社 なまずん事業部
谷 優子さんを取材してきました!



お見舞金付防災ぬいぐるみであり、イザという時に役に立つ防災グッズが入っている
防災袋「なまずん」を製品ととする事はもとより、防災の啓発活動に取り組んできて1年半。
なまずんHP



この事業を通して、地震の現状、日本人の意識を知れば知るほど
『防災』を広めなければいけないと使命感を持つようになり、
今では『生涯をかけてやり通したい仕事』だという。



楽しく防災について学ぶなまずんジャンボカルタ大会の様子



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防災事業に意気込んでいた矢先に起こったのが、東日本大震災


あの大惨事を目の当たりにし
「これまで自分がしていたことが、本当に役に立つのか」
被災された方に対して何も出来ない無力さに、自問自答を繰り返していた--


『それでも日本人は備えなければいけない。
日本に住む以上、地震と共生することが必須だから。』


と、悩みながらも答えをだし、
何か自分たちの防災事業で東北のために出来ることはないかと思うようになったという。

そんな際に、盛和塾の震災復興創造ツアーに参加し
石巻を訪ねた際、石巻復興支援ネットワークとオルウィン株式会社は出会う。



「当団体がみんなが笑顔になれるようにと、デザインした
                やっぺすちゃんでなまずんを作れないか?」



と、現地の方からお声を頂き
オルウィン株式会社と石巻復興支援ネットワークのコラボ企画がはじまった!


「やっぺすちゃん」を「なまずん」が伝えたかった想いに
被災された方の想いや経験を+して、
より日本の方々に「命の大切さ」を伝えるシンボルにしたい。

「忘れないで欲しい」そう切に願う、被災者の方々の
想いを目に見える形でずっと残して行く存在にしたい。

と、谷さん。


今後も繰り返し巨大地震がやってくるといわれる、日本。
それに対して、オルウィン株式会社は『やっぺすちゃん』を広めていくことで、
『今後一切の地震の際に死者をゼロにする』という目標を掲げ、
なんと、販売目標個数は27,122個
(※東日本大震災における負傷者,行方不明者,亡くなられた方の合計人数 2011.8..7時点)




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防災というと、なんだかカタイなと感じてしまいがちですが
インテリアとして生活に違和感なく入り込むなまずんやっぺすちゃん

何より3.11以後、防災という言葉が注目を受けている中
オルウィン株式会社は3年前から防災事業を創造し、2年前から形にしようと着手してきた。
『今後一切の地震の際に死者をゼロにする』そんな強い想いが
石巻の方々と繋がって、新たなシゴトが生まれている。

岡あゆみ