被災地の「今」と「これから」を「食」と「職」で継続的に支援することを目的として、
被災地に雇用を生み出すことを目指して活動されている、TAKIBIカレープロジェクト。
--カレーに込めた想い
「東北は地域柄、カレーを外で食べる習慣はあまりない。
カレーならば地元事業者とバッティングしない!」
と、現地の人に助言をもらい--
「今」と「食」
温かいものをお腹いっぱい食べてほしい。
「これから」と「職」
3.11で職を失ったが、これから頑張っていこう!という人に
車と特製レシピを提供し、仕事ができる土台を広げたい。
そんな想いから、既存の東北経済を圧迫しない事も考慮し
スパイスたっぷりで、体の中からほかほかに
お腹いっぱい食べてもらえるスープカレーを被災地で提供しはじめたのだそうです。
--人との繋がり
TAKIBIカレープロジェクトは
大阪青年会議所の繋がりから、岩手県の山田町と繋がり、
地元のおじいちゃん宅に寝泊まりもさせてもらって、継続的に活動を続けている。
今も続けている原動力はやはり「人」だと、代表の女川さん。
一緒に活動をしている関西メンバー、覚えてくれている現地の人
そんな人がいるから続けていける、と。
前回11月6日の活動の際にあった、印象的なエピソードを聞かせてくれました。
6月はじめてのTAKIBIカレー提供の際に食べてくれた子どもたちが、
またうわさを聞きつけ、来てくれたのだという。
自分たちのことも、最初に出したカレーが激辛だった事も覚えてくれいて、
再チャレンジと改良したカレーを出したところ、、
「美味しい!」 と。
また山田町の方々に、「次はいつ来てくれるの?」
など、自分たちを待っているのだという言葉も頂いたり!
活動を中心に行っているのは、経営者や社会人の方々。
それぞれ仕事も持ち、家庭も持っている。
でもそんな、会話が楽しくて嬉しくて、現地に足を運ぶ
原動力になっていると、みなさん口を揃えて言っておられました。
これまではカレーの炊き出しボランティアとして、
被災地の人にお腹いっぱい食べてもらう事を目的としていた。
これからは次のフェーズ:職
山田町の人たちと歩調を合わせながら、カレー「販売」という形を浸透させていく。
そして、職を失った人たちに、車と特製レシピを提供し
「仕事」が出来る土台を広めていきたいと、今後についてお話して下さいました。
「辛いことはいっぱい経験した、来てくれる人には明るくいてほしい」
そう現地の人から言われた事をきっかけに、
「楽しくボランティア」をモットーとして、被災地の雇用創りに大阪の経営者が立ち上がっている。
岡あゆみ