気仙沼にある及川デニムさんに株式会社ロックオンの岩田さんと訪問しました
ここ及川デニムは高台にある為、震災直後から避難所となっていました。
「つなプロ」で宮城県北のエリアマネージャーを務めていた山中さんが、
及川デニムさんの企業としての姿勢・人間性に魅せられた事が
このプロジェクト立ち上げのきっかけでもあります
及川さんは、震災から一週間後、あの混乱の中で
ハローワークに「何人でも雇用します」と、求人を出していた。
気仙沼の失業率はなんと70%。
しかし、これまで応募された方は1名のみ。
失業率と雇用を求める人の間のギャップに、
震災がもたらした、問題の深さを知った。
私たちは、雇用創出を目指して活動しているが、
現地がまだそれを受け入れるだけの余裕を持てていない状況があるのかな。
でも、産業振興はこれから絶対必要、
そしてまた復興への道は始まったばかりだ。
現地の人が雇用を求めた時に、それを受け入れるだけの雇用の場を作っておきたい。
そのためにも、私たちが関西と東北の企業を繋ぐ役割を
今からしっかりと作っていきたい。
さてさて、及川デニムさんはこれまでOEMを中心とした事業を展開されてきた。
近年では、独自ブランドのスタジオゼロを立ち上げ、
海外で確かな評価と販路を獲得している。
及川デニムさんは、地産地消こだわっており、
国内のほとんどの繊維産業が海外研修生を受けて生産をしている中、
「及川デニムは気仙沼の人が作って初めて及川デニムだと」
1人も外国人研修生を入れないいない。
独自ブランドのスタジオゼロ
及川デニムさんの作業所の風景
そして大量生産の時代にあって、システム化をしておらず
アナログにこだわって手作業での生産を行っている。
その技術力から、あの誰もが知っている大手ブランドにもOEMを行っているそうだ。
OEM先をさらに開拓していきたいとの事で、
関西でのOEM先を探すお手伝いやネット販売展開のお手伝いを、
ロックオン岩田社長とともに手伝っていきたいと考えている。
ロックオンさんは、大阪に本社を置くEC関連事業を強みとし
独自商品のシェアは国内トップであり、確かな信頼をもった企業だ。
及川デニムさんの確かな技術力とロックオンさんの強みで
繋がることで、良い方に向かうといいな。
まだまだ、どんな動きになっていくかは不透明だが、
これがうまくマッチング出来、及川デニムさんの業績があがり、
被災者の一人でも多くの雇用を生む事となれば、いいな。
今後の動きについてもまた発信していきます!
ではでは、岡あゆみ@宮城でした。
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