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第1回 『教員の卵フェア』 を開催しました! [2006年06月26日(Mon)]

こんにちは!ブログでは初めまして。
教員を目指す方を応援する、日本教員アカデミーの
リーダーをさせて頂いております、池田です。

先日、6月24日(土)に
第1回「教員の卵フェア」を開催させて頂きました。

現場のプロ教員、大西先生、糸井先生をお招きしての
パネルディスカッション、特別モデル授業(30分×2)
そしてワークショップを通じて、

「私はこんな教員になりたい!」(Want)
「こんな教員が求められている!」(Need)
「目指す教員になるために、できること」(Can)

この3点を明らかにしていきました。

当日は、定員いっぱいの41名の方にご参加頂き、
大盛況のうちに終了することができました。

ご参加くださった皆様と
この企画に関わってくださった全ての方へ、
心より感謝申し上げます。

ここで、参加者の声をいくつかご紹介します☆

>目からウロコの連続でした。
 やっぱり現場のプロはすごい。

>糸井先生のお話で、『仮に自分がすごい人になれなくても、
 すごい人と一緒に仕事ができる人脈や人柄があったらいいんだ」
 というお話が最も印象的でした。

>今日、この場に来ていた様々な熱い想いを持った人と話せたり、
 気持ちを知れて、本当に勇気づけられた気がしますし、新たな
 エネルギーをもらいました。

>最近、いろいろな悩みなどから、モチベーションが下がり気味だったのですが、
 今日ここにきて、またがんばろうと思えました。ありがとうございました。 

ワークの様子

=======================
☆現場のプロ教員の授業を実際に体験する、
 考え方を知る、教員の醍醐味を知る!

☆同じ志を持った仲間と意見交換、情報交換する!
======================

このニーズの高さに驚くと共に、
これからも、この期待にもっともっと応えていきたい!

そんな使命感が、私の心の奥底から
ふつふつと沸いてくるのを感じた1日でした。

なぜなら、何を隠そう、
実は私も教員を目指している1人。
今は、Jaeeで外側から日本の教育改革に
取り組んでいますが、将来的には、1人の
教員として、1人1人の子どもとじっくりと関わって
いきたいと考えています。

この企画はまさに、
「私の学生時代に、こんな企画が欲しかったな」
そんな想いをカタチにしたものでした。

しかし、想いをカタチにすることは、簡単なことではありません。
この1ヶ月半は、想いをカタチにするための苦労の連続でした。

私にとっては、初めてづくし、ないないづくしなことばかり。
まさに限界への挑戦の日々でした。

≪初めてづくし≫
NPOで働くことが初めてならば、
プロジェクトリーダーをするのも初めて
(学生時代に、サークルのサブリーダーや副会長は
何度か経験があるけど、リーダーはなかった。)
ほぼ毎日終電で帰ることも、終電を通り越して
始発で帰ることも初めて。ついには
マンガ喫茶デビューしてしまった日もありました。
そして極めつけは、フェア前日の人生初の完徹!

≪ないないづくし≫
このプロジェクトのメンバーは私を含めて3名。
それぞれに他のプロジェクトと兼任のため、
時間がない!そして、必然的にこのフェアの準備に
割ける時間も多くは取れないため、重なる業務に
人手が足りない!

そんな状況の中、やっと宣伝用のチラシが完成し、
本格的に広報を開始できたのは、6月に入ってから。
フェア開催1ヶ月前を切っても、申し込みは一桁。

本当に開催できるの?と不安とプレッシャーの日々。

それでも頑張ってこれたのは、
メンバーそれぞれが熱い想いを持っていたから。

同じ志を持つ、教員志望の仲間が、力を貸してくれたから。

そして、家族が、Jaeeメンバーが全力で支えてくれたから。

こうして、初の試みである「教員の卵フェア」は
6月24日に元気な産声を上げ、
参加者の笑顔と共に次のステージへと向かい始めたのでした。

それでは最後に、このプロジェクトの
メンバーの想いをご紹介して、
私の初のブログを終えようと思います。

卵フェアでは、時間の関係で未公開だった、
日本教員アカデミーメンバー3人の隠された熱い想いとは・・


■サブリーダー 中村憲和の想い

大学3回生の夏、連れから聞かれる質問に対して、
答える質問はいつも決まっていた。

 「就活どうすんの?」

 「俺、先生めざしてるからいいねん。」

就活時に考えていたのは教師だった。


しかし、「なんで、先生なん?」と聞かれて、

「子どもが好きやねん。」と答えたものの

いつも心の中では、不安や葛藤があった。


それは、「本当にこのまま先生になっていいのだろうか??」

 「社会を何も知らない。善悪の判断もおぼつかない俺が、本当に先生になって、子どもたちに何を教えることが出来るのだろうか。。」

そもそも、俺は「何を伝えたいのか?」

 「教科書の内容か?」「自分の深みのない過去か?」


教育実習に行った私は更にそのことを実感した。


 「経験のない知識だけの話だと、口から出る言葉が浮ついてしまう。。。

  ましてや世の中の仕事のことを聞かれても、実感のないことに対しては何も答えられない。

  そして、教師として一番の醍醐味だったはずの、子どもの疑問に正面から向き合うことができない。」
 

そんな教育実習で社会体験の必要性をまざまざと知った私は、すぐに教員になることを辞め、一旦社会に出ることを決意した。


『社会が楽しい!』こんなに楽しいなんて、想像もしていなかった。

社会に出た私は、自分の価値観の幅を大きく広げてくれる多くの社会人と出会い、

自分のいた世界の狭さに驚くほど、多様な価値観を吸収して成長する楽しさを実感した。


みんなにもそんな経験を通して、色々な価値観を持った人に出会ってほしい。

そして、成長する楽しさを味わってほしい。


そんな想いを伝えたくって、私は今、日本教員アカデミー創りに携わっています。


今日という日(※教員の卵フェア当日)が皆さんにとって、自分の価値観を広げるきっかけになれればと考えています。

記念すべき日になることを心から願っています。


**********************

■事務のスペシャリスト 高桑 佑季 の想い

地域を元気にしたい!!!
そんな想いを持って小中高校そして大学に行っても
地域の人と地域を元気にする活動をしてきた。

私が中学の頃、部活をサボってでもやっていた
地域活動

「高桑は地域で頑張っている。それを優先しなさい。」

と先生は言ってくれた。

先日、私の育ったまちの人がこう言っていた。

「最近、学校側が地域に生徒が出て行くことをあまりよく思ってくれないんだよ。」

そこのまちで育った若者がまちを見つめる機会が減っている。

そう感じた。

地域と学校が一緒にできることをする。
それは日本を元気にすることだ!

学校だけではなく、地域や社会と一緒に生徒を育てていく先生が増えて欲しい。

そんな想いで私は日本教員アカデミーを創っています。


**********************

■リーダー 池田直子 の想い

私も、もともと教員志望だった。

しかし、中高の英語の免許は取得したものの、
英語自体を教えることに、どこか違和感があった。

教育実習も踏まえた上での実感としても、

学校の閉鎖された空間のなかで、
実社会との接点はほとんどなくて、

例えば定期テストや受験のために、
英単語や文法を覚えるだけの授業は

生徒にとっても面白くないだろうし、
何よりも、自分がおもしろくないなぁと感じていた。

そして、もっと根本的なところで、

「なぜ、何のために勉強するのか」

そういった価値観の部分を伝えていく必要があるのではないか、

そうすれば、生徒は自発的に勉強するのではないか、

そのためにも、もっと学外の人と交流できるような、

そんな授業をしたいなぁと思っていた。

しかし、この想いを実現するためにも、
大学を卒業してすぐに、教員になる自信がなかった。

人脈もなければ、自分自身の人生経験も浅い。

自分には何ができるか。

そこで、まずは自分自身が社会に出て、
社会で働くいろんな職業の方と出会い、
お話を聞かせて頂く中で、ネットワークを作り、

自分が将来的に教師になる時には、
その人的ネットワークを使って、
社会人のゲストをいっぱい招きながら、
授業をしよう、と考えた。

そして私は、いろんな人(特に経営者)と出会える仕事を探し、就職した。

仕事は意外と楽しかった。
そこでは、本気で働く社会人、特に熱い経営者との出会いがあったからだ。

彼らは、生活のために仕方なく働くのではなく、
夢を実現するために、本気で人生をかけて仕事をしていて、そのことを喜びとしていた。

しかし、その素晴らしい事実を知る一方で、
企業の組織の一員として働くことの限界も感じた。

企業は生き残っていく上で、各個人に数値目標が課される。時には、自分の納得のいかない目標を課されることもある。

自分は何のために、働いているのか。

悶々とした日々の中で、休みの日には、興味のある
勉強会やフォーラムにできる限り参加し続けた。

その中で、Jaeeの活動を知る機会があった。
Jaeeでは、私が理想とする授業を既に実践していた!

私も一緒に活動したい!
気付けばJaeeに転職していた。
今はこうして、自分と同様に教員を目指す方のための
プログラム企画に携わらせて頂いている。


こんな経験をした私だからこそ伝えたいメッセージがある。

これから教員を目指す方には、広い視野を
身につけるためにも、是非社会体験を積んでほしい。

しかし、できれば、学生のうちに、
その体験をしてほしい。

教員になる夢を、できるだけ早く実現するためにも・・

**********************

こんな熱い想いを持ったメンバーが
これからも教員を目指す方を応援する企画を
どんどん開催していきます!お楽しみに♪
ドリカムスクール出張講座INキッズプラザ大阪(大串恵太) [2006年06月13日(Tue)]

ここでははじめましてですね。
ドリカムスクール担当者の大串です。
やっとブログの更新体制が整いましたので、一本目です。

タイトルの通り、11日(日)に、扇町のキッズプラザ大阪さんで出張講座をおこないました。
テーマはコンビニ。
ドリカムスクールでは、「知る」「考える」「形にする」「伝える」という順で授業を行っているわけですが、
今回はキッズプラザでの講座という事でいつもと少し趣向を変え、コンビニについて「知る」の部分で寸劇を行いました。

お客さんが来なくて困っているコンビニエンスストア。
コンビニはとってもたくさんあるから、他の店と同じ物ばかり売っていたのではダメ。
ただし何でもかんでも売ればいいってわけじゃない。
コンビニの特徴も考えなきゃ・・・
さあ、みんなで新商品を考えて助けてあげよう。

といった流れ。
目指せ吉本新喜劇です。(あの人たちがNHKでやるテンションのイメージ)
実際にやってみるまでは若干の不安がありましたが、たまにはこういうのもいいなと思いました。
もうちょっと、台本やワークシート、全体の監修を修正して、また実施できればなと思います。


それにしても・・・


いつも思うことながら、子どもたちのパワーはすごい。
発想の奇抜さというより、勢いがすごい。まさしく堰を切ったかのように次から次へとアイディアが出てくる。
内容のいい悪いなど、どうでもいいのだ。
そんなものは大人の視点であって、大切なのはこの「あふれ出てくる」感。小学生あたりならば特にそうだ。
実現可能性とかなんとか、そんな物は大人になるとき/必要なときに考えればよろしい。
あ、社会性は必要だけれど。

そういえば、エジソンの話でこういうのがあった。
アル(エジソン)は、成績がめちゃくちゃ悪い上に、変な質問ばかりしつこくしていたため、小学校を早々に追い出されてしまった。
そんなアルの教育を担ったのは、実はお母さんだった。
別にお母さんは学校の先生でもなければ、学者でもない。当然、発明家でもない。
ただ、お母さんは、アルの事を一番理解していた。そのことでは、彼女が世界一だった。
例えばアルが、「風はどこから来るの?」と質問すれば、一緒になって風の来る場所を探し続けた。どこまでもどこまでも、アルが納得するまで、一緒になって探し続けた。
そのようにして、アルの『なぜ?』は大切に磨かれていった。
結果、エジソンは生涯、子どものような柔らかな発想を保ち続け、発明王として歴史に名を残した。

この、エジソンのお母さんに学ぶ事は大きい。
私たちが出来る事、すべき事は、子どもの”堰を切る事”や、『なぜ?』を受け止めて一緒になって世界をかけずり回る事、『すごい!』と思えることに出会う手助けをしてあげることではないだろうか。


少々話が飛躍した感があるが、とにかく、あれです。
面白いこと考えてる君たち、ぼくらのとこにきてねと。
ずっと付き合うから。
面白くないなと思ってる君たちも、ぼくらのとこにおいで。
少なくとも、ぼくらが面白いと思う物、たくさん知ってるから。

キッズプラザの出張講座の報告でした。
                           (大串)