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藤岡喜美子のブログ

これまで細分化されてきた日本のサードセクターを横断的に再構築し、政府・行政セクター、企業セクターといった
従来のセクターに、イノベーティブで力強く活動するサードセクターが加わることで、3つのセクターが一体的に変化し、多様な主体者が社会問題を解決していく未来に日本に変えていきます。


社会を変える起業家 [2021年04月18日(Sun)]
岡部さん.jpg














認定特定非営利活動法人パンドラの会
設立時代表 岡部芙美子さんが
本を出版されました。
頂きましたので、読ませていただきました。
日本のNPOの地域における成長過程、その工夫と努力がひしひしと伝わってきます。
これぞ、日本のNPOの成長の記録だと思います。
今後福祉分野で活動されるかたが、何が大切なのか
どのように事業性と社会性のバランスをとっていくのか
参考になると思います。
我が子が、生後7か月で重責痙攣を引き起こし、知的障がを被らせてしたっまた。
お子さんの障がいを受け入れ
この子をなんとか良くしたい、よかれと思うことはなんでもやる
1996年ひととの出会いがあり、仲間と任意団体をつくる
障がいのあるこどもが御世話になる施設はほぼ満員、わたしたちのこどもは入所できない
そこで、資金調達し、地域資源を引き寄せ
2000年お菓子工房パンドラスタート
そして、
2001年組織となり、試行錯誤にてNPO法人化する
2002年企業との協働(パートナーシップ大賞受賞)
どのようにして企業との協働事業がはじまったのか
2003年制度の活用(愛知県第1号就労支援A型事業所)
2009年全国ソーシャルビジネス55選に選ばれる
2012年経営は悪化傾向へ
2012年愛知県認定第1号認定NPO法人となる
事業が軌道にのってきたときの挫折
(ガバナンス、マネジメントを含む)
そこからの出口がみえない再出発
(私もNPOの経営者の端くれですので、よくわかります)
2020年つぎの代表へのバトンタッチする。代表を退く
(後継者問題)
岡部さんとは、ある居酒屋さんで、別の経営者のかたと私の3人で、NPOの経営者の悩みや愚痴をさんざんぶちまけた記憶があります。
あー。それ私もとか
そうだそうだとか
ありえないよねーとか
なぜに、その場ができたのかはよく覚えていませんが
すっきりしたことは覚えています。
若いNPOの経営者のかたも、本を読んでいただいたり、話を聞いていただいたりしてほしいと思います。
出版記念会の御案内がありましたら、またご案内します。
特定非営利活動法人半六コラボ [2015年11月09日(Mon)]
 しばらく、ブログをお休みしていました。
 思うことあり、再開します。
 NPO法施行15年
 NPO法人の数は増え、一般社団・財団も急増しています。
 自発的に活動する組織の数は増えましたが、ほんとうに社会の期待に応える組織となっているのか。
各自治体にNPO支援センターができ、法人化、会計支援、助成金の獲得、寄付文化の醸成、プロボノの促進などのNPO施策が展開されています。
しかし
自治体のNPO政策もNPO支援組織もすべてがその支援の在り方を見直すべきではないでしょうか。
もともと対価を得にくい活動であり、起業の覚悟をきめたリーダーに寄り添う経営支援、コンサルティングが有効であると考え実践してきました。
地域にしっかり足をつけ、地域を変えつつある、変えている組織があります。
今日から、起業支援、経営支援させていただいたサードセクター組織の経営者をご紹介していきたいと思います。

特定非営利活動法人半六コラボ

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理事長の杉浦明巳さんとの出会いは15年以上前
半六プロジェクトの話を聞いたのは2011年
iSB公共未来塾を受講頂き
ビジネスプランコンペに応募いただきました。
審査項目は社会貢献性、事業性、経営者としての資質
当時、事業性には乏しく、なんとか採択
採択された方にコンサルティングしますが
行政に対し、建物の取り壊しの見直しの提案のためのサポートから始まる支援です。
目標達成のための、いくつものハーヂルがあるプランです。
だからこそ、応援をしたいのです。
ひとりでできることはひとりでできます。
当時半六亭は取り壊しがきまっていました。
歴史ある佇まいがまちから消えていくのは忍びない
市民グループが立ち上がりました
熱い思いはありましたが
最初は行政への憤り、批判・要望が多かったと記憶しています。
しかし
だんだん、意識や姿勢に変化が現れました。
多様な主体者と連携・協力し
目標を達成するというあきらめない信念と真摯で適正な行動により
半六亭復活です。
私もとてもうれしいです。
土地は行政が所有、庭は行政が整備
土地代は当面は無償貸与
建物の耐震工事、改修、維持管理はNPO法人が行う
これも全国的に珍しい、市民と行政との協働のスタイルだと思います。
復活までは、ワークショップを行い
寄付を集めてきました。
市民が公共施設の利用者から主体者へと意識が変わっていきます。
これからは、半六亭を活用し、地域がどのようになっているとよいのか
目標をさらに明確にし、事業を考え、仕事をつくっていくことが大切です。
イベントや行事のアイデアはでてきますが
「事業を創る」必要があります。




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