サードセクターの岐路にたち
[2011年09月17日(Sat)]
市民フォーラムは1997年の設立から14年目を迎えます。2005年に「中期ビジョン2005」、2007年には設立10年を迎え、私たちインフラ組織はNPO施行後どのような成果を生み出しているのか、自らに問いただし「中期戦略2007(2007−2010)」を策定しました。中期戦略2007−2010の柱は、下記のとおりでした。
1.公共サービスを担い改革するNPOを支援する
2.市民が主役となる新しい政府・行政像を創出する
3.重層的で社会的存在感のあるサードセクターを構築する
2008年12月公益法人改革3法の施行後、約半年で1万をこえる一般社団、財団が設立されています。2011年6月15日NPO法人への寄付を税制面で後押しする「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律案(NPO法改正案)」が全会一致で可決、さらに世界に類をみない税制改正が行われました。税を免除されることにより、NPO法人は、これまで以上に社会的使命を果たすという責任を負いその経営力が真に問われることになります。NPOをめぐる状況が重大な岐路にたっていると認識しています。そして私たちインフラ組織も重要な転換を迎えることになると考えます。
中期戦略2011−2014においては下記のことを重点目標として、実行していきたいと思います。
第1に狭い意味でのNPO(特定非営利活動法人や任意団体)だけではなく、それ
以外のさまざまな非営利法人(社団、財団、社会福祉法人、学校法人、医療法
人など)、協同組合、社会的課題への取り組みを優先する株式会社、地縁組織など)
を広く包括する「サードセクター」として、広範に捉え、相互の交流を促進し、重層的なサードセクターを日本において形成していきます。
第2に、サードセクター組織が公共サービスを担い、効率的で質の高い公共サー
ビスを実現できるように、サードセクターの力量強化と行政のシステム改革を支援していきます。
第3に、サードセクターの強化のためには人材問題が決定的に重要であるという
認識に立って、セクター間の人材の流動化やサードセクター組織における雇用条
件の向上などによってサードセクターの人材の確保と育成を支援していきます。
上記のような問題意識にたち、東海地域の若手サードセクターリーダーとサードセクターの行方を語ります。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特定非営利活動法人市民フォーラム21・NPOセンター
第14期通常総会 記念シンポジウム
「NPOセクター」から「サードセクター」へ
サードセクターの重大な岐路に立ち、重要な転換を
ゲスト:早田吉伸さん
慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所 研究員
東海地域の若手サードセクター経営者が語る
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■日時
9月25日(日)13時〜16時
■会場
ウインクあいち 1003会議室
〒450-0002愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38
■定員
50名
■プログラム
13:00〜13:10 開会挨拶
13:10〜13:30 趣旨説明
13:30〜14:30 基調講演
「NPOセクター」から「サードセクター」へ
早田 吉伸さん
(慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所 研究員)
14:30〜15:50 パネルディスカッション
【テーマ】
・サードセクターの経営力の向上
〜フルコスト・リカバリーの把握と活用〜
・サードセクターの人材確保と育成
●パネラー
秋元祥治さん(NPO法人G-net 代表理事)
重徳和彦さん(一般社団法人くにおこし@愛知 代表)
三矢勝司さん(NPO法人岡崎まち育てセンターりた 事務局長)
毛受芳高さん(NPO法人アスクネット 理事)
渡邊潤平さん(NPO法人外国人就労支援センター 理事)
●コメンテーター
早田 吉伸さん
藤岡喜美子(公益財団法人日本サードセクター経営者協会)
●コーディネーター
後房雄(名古屋大学大学院法学研究科 教授)
15:50〜16:00 閉会挨拶
■登壇者プロフィール
早田吉伸さん(慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所 研究員)
大学卒業後、大手ITベンダー入社。パブリックせクター向け情報化プロジェ
クトに従事。地域情報化・電子政府・自治体におけるコンサルティング、事業
計画・開発を担当する2005年4月と2011年2月より、内閣官房に出向、地域活性
政策(地域再生・特区)、IT政策に従事。
毛受芳高さん(特定非営利活動法人アスクネット 理事)
1972年愛知県生まれ。名古屋大学工学部情報工学科卒業、名古屋大学大学院人
間情報学研究科修了。1999年『愛知サマーセミナー』にITを導入する「ASK-NET
プロジェクト」に参画し、2001年にNPO法人化、代表理事に就任。学校と地
域の間にたち、様々な地域の教育資源をコーディネイトする事業を全国に先駆
けて立ち上げ、学校における「教育コーディネーター」の先駆者としての実績
を積んでいる。
重徳和彦さん(一般社団法人くにおこし@愛知 代表)
愛知学泉大学客員研究員、愛知工科大学客員教授、一般社団法人防災新技術協会
専務理事。1970年愛知県豊田市生まれ。平成6年自治省(現総務省)入省。
山形県、青森県、広島県に出向。総務省消防庁にて、新潟県中越地震の崖崩れ現
場での男児救出活動に従事。3男児の父として、各地でおやじの会活動。「大間
・超マグロ祭り」開催をサポート。
NPO法人「青森ITSクラブ」を設立NPO法人「ひろしま創発塾」を設立。官民ネッ
トワークで複雑な問題を抱える人の自立就労を支援する「パーソナルサポート」
に取り組む「地域に飛び出す公務員ネットワーク」を設立(現在、全国の国・地
方の公務員1700人が参加)
平成22年6月、一般社団法人「くにおこし@愛知」を設立し、東日本復興支援
ボランティア「くにおこし隊」5回の派遣で、のべ140人が参加
秋元祥治 氏(特定非営利活動法人G-net代表理事)
1979年12月15日生まれ。岐阜高校、早稲田大学教育学部/政治経済学部にて学
ぶ。97年にはディベート全国一を受けて、岐阜県民栄誉賞を受賞。01年10月、
地域からよのなかを変えていきたいと考 え、G-netを設立。04年には、経済産
業省の進める「チャレンジ・コミュニティ創成事業」に全国最年少のモデルプ
ロデューサーとして選出される。傑出した取り組みに全国的な注目を集め、テ
レビや新聞、雑誌など各種目メディアに露出。経済産業省「地域産業を創り出
す33人の演出家たち」のうちの一人として、また雑誌「AERA」で日本の主な若
手社会起業家の一人として紹介されています。
三矢勝司 氏(特定非営利活動法人岡崎まち育てセンター・りた事務局長)
1975年愛知県岡崎市生まれ。名古屋工業大学建築学科卒業、名城大学大学院を
経て、千葉大学大学院建築デザイン専攻修了。岡崎・名古屋を中心に、中部地
方の市民参加型まちづくりを支援。名古屋学院大学政策大久手計画工房・東京
事務所(99年)、千葉まちづくりサポートセンター(00〜02年)、チームネッ
ト(03〜04年)を経て、現在NPO法人岡崎まち育てセンター・りた事務局長。学
科非常勤講師、(株)チームネット客員研究員。メールマガジン「週刊まちづ
くり(第1回都市計画家協会賞大賞受賞)」にてコラム執筆多数。特技のファシ
リテーショングラフィックスを武器に「絵になるまちづくり」を実践中。共著
に『まちに森をつくって住む』(OM出版)がある。
後房雄 氏(名古屋大学大学院法学研究科 教授)
1954年富山県生まれ。専門は、政治学・行政学・NPO論。福祉国家と非営利セク
ター、自治体改革論などが研究テーマ。特定非営利活動法人市民フォーラム21
・NPOセンター代表理事、公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表
理事ほか。主な著書に「政権交代への軌跡―小選挙区制型民主主義と政党戦略」
(花伝社2009年)、「NPOは公共サービスを担えるか」(法律文化社、2009
年)、「オリーブの木」(木村書店1998年)など。
藤岡喜美子(公益社団法人 日本サードセクター経営者協会執行理事)
1954年愛知県生まれ。東京海上を退社後、福祉のボランティア団体を複数立ち上
げる。町会議員を1期務める。2003年より特定非営利活動法人市民フォーラム21
・NPOセンター事務局長。2009年9月、JACEVO設立の中心メンバー。市民、行
政、企業の3つのセクターに身をおいた経験から新しい社会システム構築に向け
ての提言や活動を行う。内閣府「新しい公共」推進会議委員。
■申し込み
下記連絡先に、お名前、ご所属(役職)、連絡先を明記の上、お申込みください。
【連絡先】
1.公共サービスを担い改革するNPOを支援する
2.市民が主役となる新しい政府・行政像を創出する
3.重層的で社会的存在感のあるサードセクターを構築する
2008年12月公益法人改革3法の施行後、約半年で1万をこえる一般社団、財団が設立されています。2011年6月15日NPO法人への寄付を税制面で後押しする「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律案(NPO法改正案)」が全会一致で可決、さらに世界に類をみない税制改正が行われました。税を免除されることにより、NPO法人は、これまで以上に社会的使命を果たすという責任を負いその経営力が真に問われることになります。NPOをめぐる状況が重大な岐路にたっていると認識しています。そして私たちインフラ組織も重要な転換を迎えることになると考えます。
中期戦略2011−2014においては下記のことを重点目標として、実行していきたいと思います。
第1に狭い意味でのNPO(特定非営利活動法人や任意団体)だけではなく、それ
以外のさまざまな非営利法人(社団、財団、社会福祉法人、学校法人、医療法
人など)、協同組合、社会的課題への取り組みを優先する株式会社、地縁組織など)
を広く包括する「サードセクター」として、広範に捉え、相互の交流を促進し、重層的なサードセクターを日本において形成していきます。
第2に、サードセクター組織が公共サービスを担い、効率的で質の高い公共サー
ビスを実現できるように、サードセクターの力量強化と行政のシステム改革を支援していきます。
第3に、サードセクターの強化のためには人材問題が決定的に重要であるという
認識に立って、セクター間の人材の流動化やサードセクター組織における雇用条
件の向上などによってサードセクターの人材の確保と育成を支援していきます。
上記のような問題意識にたち、東海地域の若手サードセクターリーダーとサードセクターの行方を語ります。
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特定非営利活動法人市民フォーラム21・NPOセンター
第14期通常総会 記念シンポジウム
「NPOセクター」から「サードセクター」へ
サードセクターの重大な岐路に立ち、重要な転換を
ゲスト:早田吉伸さん
慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所 研究員
東海地域の若手サードセクター経営者が語る
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■日時
9月25日(日)13時〜16時
■会場
ウインクあいち 1003会議室
〒450-0002愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38
■定員
50名
■プログラム
13:00〜13:10 開会挨拶
13:10〜13:30 趣旨説明
13:30〜14:30 基調講演
「NPOセクター」から「サードセクター」へ
早田 吉伸さん
(慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所 研究員)
14:30〜15:50 パネルディスカッション
【テーマ】
・サードセクターの経営力の向上
〜フルコスト・リカバリーの把握と活用〜
・サードセクターの人材確保と育成
●パネラー
秋元祥治さん(NPO法人G-net 代表理事)
重徳和彦さん(一般社団法人くにおこし@愛知 代表)
三矢勝司さん(NPO法人岡崎まち育てセンターりた 事務局長)
毛受芳高さん(NPO法人アスクネット 理事)
渡邊潤平さん(NPO法人外国人就労支援センター 理事)
●コメンテーター
早田 吉伸さん
藤岡喜美子(公益財団法人日本サードセクター経営者協会)
●コーディネーター
後房雄(名古屋大学大学院法学研究科 教授)
15:50〜16:00 閉会挨拶
■登壇者プロフィール
早田吉伸さん(慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所 研究員)
大学卒業後、大手ITベンダー入社。パブリックせクター向け情報化プロジェ
クトに従事。地域情報化・電子政府・自治体におけるコンサルティング、事業
計画・開発を担当する2005年4月と2011年2月より、内閣官房に出向、地域活性
政策(地域再生・特区)、IT政策に従事。
毛受芳高さん(特定非営利活動法人アスクネット 理事)
1972年愛知県生まれ。名古屋大学工学部情報工学科卒業、名古屋大学大学院人
間情報学研究科修了。1999年『愛知サマーセミナー』にITを導入する「ASK-NET
プロジェクト」に参画し、2001年にNPO法人化、代表理事に就任。学校と地
域の間にたち、様々な地域の教育資源をコーディネイトする事業を全国に先駆
けて立ち上げ、学校における「教育コーディネーター」の先駆者としての実績
を積んでいる。
重徳和彦さん(一般社団法人くにおこし@愛知 代表)
愛知学泉大学客員研究員、愛知工科大学客員教授、一般社団法人防災新技術協会
専務理事。1970年愛知県豊田市生まれ。平成6年自治省(現総務省)入省。
山形県、青森県、広島県に出向。総務省消防庁にて、新潟県中越地震の崖崩れ現
場での男児救出活動に従事。3男児の父として、各地でおやじの会活動。「大間
・超マグロ祭り」開催をサポート。
NPO法人「青森ITSクラブ」を設立NPO法人「ひろしま創発塾」を設立。官民ネッ
トワークで複雑な問題を抱える人の自立就労を支援する「パーソナルサポート」
に取り組む「地域に飛び出す公務員ネットワーク」を設立(現在、全国の国・地
方の公務員1700人が参加)
平成22年6月、一般社団法人「くにおこし@愛知」を設立し、東日本復興支援
ボランティア「くにおこし隊」5回の派遣で、のべ140人が参加
秋元祥治 氏(特定非営利活動法人G-net代表理事)
1979年12月15日生まれ。岐阜高校、早稲田大学教育学部/政治経済学部にて学
ぶ。97年にはディベート全国一を受けて、岐阜県民栄誉賞を受賞。01年10月、
地域からよのなかを変えていきたいと考 え、G-netを設立。04年には、経済産
業省の進める「チャレンジ・コミュニティ創成事業」に全国最年少のモデルプ
ロデューサーとして選出される。傑出した取り組みに全国的な注目を集め、テ
レビや新聞、雑誌など各種目メディアに露出。経済産業省「地域産業を創り出
す33人の演出家たち」のうちの一人として、また雑誌「AERA」で日本の主な若
手社会起業家の一人として紹介されています。
三矢勝司 氏(特定非営利活動法人岡崎まち育てセンター・りた事務局長)
1975年愛知県岡崎市生まれ。名古屋工業大学建築学科卒業、名城大学大学院を
経て、千葉大学大学院建築デザイン専攻修了。岡崎・名古屋を中心に、中部地
方の市民参加型まちづくりを支援。名古屋学院大学政策大久手計画工房・東京
事務所(99年)、千葉まちづくりサポートセンター(00〜02年)、チームネッ
ト(03〜04年)を経て、現在NPO法人岡崎まち育てセンター・りた事務局長。学
科非常勤講師、(株)チームネット客員研究員。メールマガジン「週刊まちづ
くり(第1回都市計画家協会賞大賞受賞)」にてコラム執筆多数。特技のファシ
リテーショングラフィックスを武器に「絵になるまちづくり」を実践中。共著
に『まちに森をつくって住む』(OM出版)がある。
後房雄 氏(名古屋大学大学院法学研究科 教授)
1954年富山県生まれ。専門は、政治学・行政学・NPO論。福祉国家と非営利セク
ター、自治体改革論などが研究テーマ。特定非営利活動法人市民フォーラム21
・NPOセンター代表理事、公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表
理事ほか。主な著書に「政権交代への軌跡―小選挙区制型民主主義と政党戦略」
(花伝社2009年)、「NPOは公共サービスを担えるか」(法律文化社、2009
年)、「オリーブの木」(木村書店1998年)など。
藤岡喜美子(公益社団法人 日本サードセクター経営者協会執行理事)
1954年愛知県生まれ。東京海上を退社後、福祉のボランティア団体を複数立ち上
げる。町会議員を1期務める。2003年より特定非営利活動法人市民フォーラム21
・NPOセンター事務局長。2009年9月、JACEVO設立の中心メンバー。市民、行
政、企業の3つのセクターに身をおいた経験から新しい社会システム構築に向け
ての提言や活動を行う。内閣府「新しい公共」推進会議委員。
■申し込み
下記連絡先に、お名前、ご所属(役職)、連絡先を明記の上、お申込みください。
【連絡先】