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藤岡喜美子のブログ

これまで細分化されてきた日本のサードセクターを横断的に再構築し、政府・行政セクター、企業セクターといった
従来のセクターに、イノベーティブで力強く活動するサードセクターが加わることで、3つのセクターが一体的に変化し、多様な主体者が社会問題を解決していく未来に日本に変えていきます。


日本版コンパクトNO2 [2011年03月02日(Wed)]
 日本では公共サービス改革が進んでいます。このまま、サードセクターを対等な
パートナーと位置づけることなくすすむと、それこそサードセクターは行政の下請けとなります。今こそ、正面から公共サービス改革に取り組む必要があります。

3月1日午後7時より10時近くまで日本版コンパクトについて緊急集会を開催しました。
2月28日という直前の呼びかけにもかかわらず、16名のみなさまにお集まり頂きました。
ありがとうございました。

3月4日は名古屋で開催します。お近くのかたはぜひお越し下さい。
京都、九州も調整中です。

 どのようなプロセスをへて、日本版コンパクト(仮称)が姿をみせてくるのか。それとも埋没してしまい、体裁だけ整えたものに終わるのか、各論のわかりやすい議論だけ進んでいくのか。今なら、方向を変えることができると思います。私はサードセクターの経営者であり、理想ばかりのべる評論家でもなく、課題ばかりぐちゃぐちゃだしていくのではなく、必要なことは課題解決の意志をもって、工夫と努力にて進めていきたいと思います。

 2009年9月JACEVO設立、その準備に1年半をかけてきました。そして設立後1年半経ちました。JACEVOのプロジェクトの柱は「つなぐ」「のばす」「提言する」それは広範なサードセクターという輪郭を捉え、孤軍奮闘の経営者がつながり自らの成長し、次世代を育成、その人材をもってして成果を生み出すことができる力強いセクターを形成をしていきます。そして、公共サービス問題を核心に捉え公共サービス改悪を「提言」していきます。そのような戦略をもって設立した組織です。

 昨日の集会の内容をご報告します。
 今後も引き続き議論をさせていただきたいと思います。
1.最初に、私から、政府と市民セクター等との公契約等(仮称日本版コンパク
ト)のあり方等に関する専門調査会が設置された経緯と現状を報告いたしました。

2.次に公益法人協会理事長の太田達男さんよりご意見を伺いました。
日本の場合は主務官庁制により非営利組織が分断されている。このことを課題と
捉え、JACEVOは設立まで、1年半、設立後1年半になるが、先頭に立ってサード
セクターの形成の必要性を唱えてきた。
また各組織の情報公開が重要であり、公益法人は90%ぐらい、NPO法人は40
%ぐらい、社会福祉法人は5%ぐらいかもしれない。非営利組織は情報開示が重
要である。

3.次に専門調査会のこのままの進めかたでよいのか、藤岡より問題提起をしま
した。
●日本版コンパクトをどのようなプロセスで策定するのか。
現状は、専門調査会の委員の意見を取りまとめ素案をつくる方向である。
それではコンパクトとはいえないのではないか。
政府とサードセクターが対等な関係となるために、まずは協議をすることが重要
であり、その後文書にしていく、文書をつくってから協議ではない。コンパクト
は出発点であり、その後改訂をしていく。ただし、出発点が大事である。
●どういう性質、内容のものにするのか
政府とサードセクター組織が対等な関係となるために、それぞれの姿勢と責務を記載す
るのがよい。

4.意見交換、質疑応答
・イギリスのコンパクトに対しての批判についての反論は準備しているのか。
⇒課題としてあがっているのは、コンパクト策定後の実効性が問われていること。ローカルコンパクトは広域の活動者に対し参入障壁があるなどである。
イギリスの場合はチャリティ法の改正をしていることが大きな変化である。また
コンパクトのあとにチェンジアップという政策を実施しており、フロントライン
のNPOの力量拡大のために、インフラ組織を強化している。日本の中間支援組織
は総合型であるが、イギリスの場合は、ガバナンスやマネジメント、ボランティ
ア・コーディネート、ICTなどさまざまな専門性を有すインフラ組織が育ちフロ
ントライン組織をサポートしている。
また、フロントライン組織は補助から契約(委託)へと移行し、NPOは公的資金
を自らの活動の資源としている。
コンパクト策定後、フルコストリカバリィーなど契約のあり方などの報告書もだ
され活用されている。(藤岡)

・資料にあるように基本法を策定していくのか
⇒コンパクトは紳士協定のようなもので拘束力はなく、政府の姿勢や責務は基本
法もしくは関連法などで整備をするのがよいと思う。(藤岡)

・日本とイギリスの違いは、サードセクター側がタテ割りだけでなく、政府側も
タテ割りということである。イギリスの場合は、サードセクター局をつくり、内
閣府のなかで一元的に進められている。

・コンパクトはわかりにくい。わかりやすく伝えることも考える必要がある。

・十分な時間をかけて議論していただきたい。コンパクトは協働を促進するもの
ではなく、協働でよりよい社会を促進するものと理解している。

・イギリスのサードセクターとは圧倒的に力の差があるが、それでも進めていく
必要がある。

・メンバー構成をみると井上さん以外は、政府との関係の議論とはあまり関係の
ないかたではないか。また、資料4の市民セクターの構成をみても政府との契約
に関係するような法人は少ない。契約型の法人が議論に乗ってこなければならな
い。

・イギリスの場合は補助金から契約に移行しているので、自由な対等な関係とし
ての契約と理解されている。サードセクター側も対等な関係である。
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