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藤岡喜美子のブログ

これまで細分化されてきた日本のサードセクターを横断的に再構築し、政府・行政セクター、企業セクターといった
従来のセクターに、イノベーティブで力強く活動するサードセクターが加わることで、3つのセクターが一体的に変化し、多様な主体者が社会問題を解決していく未来に日本に変えていきます。


幻のマニフェスト [2010年11月22日(Mon)]
 11月14日、年次大会に鳩山前総理をお招きし、「新しい公共」の今後の行方、公共サービス改革とその担い手をテーマにお話をお聞きしました。
 そこで幻のマニフェストをみせて頂きました。このマニフェストは世の中には出ませんでた。表紙は鳩山氏がすごい形相で走ろうとしている絵コンテでした。絵コンテの写真を6月4日に撮ることになっていたそうですが、鳩山氏は6月2日に退任されました。
このマニフェストの精神といったものをもっと大事にすることが、こらからの政権あり方として適正ではないかという思いも込めて、あえて残してみえました。




民主党が目指す社会像として
官を拓く
国を拓く
未来を拓く
とあります。

 民主党政権が目座す社会像は、未来へ、参加する社会へ、社会の主役が代わる社会です。

 そして鳩山氏は政治というものがそんなでしゃばる時ではない、皆様方が主役になってもっと社会を柔軟に動かしていく、その動かしていく主体が皆様であり、政治の役割というものが、それをうまく見えないような形、あまり気が付かれないような形でサポートをするのが政府の役割ではないかと、政治の役割ではないかといってみえました。
 政治ができることは、市民の皆さんやNPOが活発な活動を始めた時に、それを邪魔するような余分な規制、役所の仕事と、予算を増やすためだけの規制を取り払うことだけかもしれません。しかし、そうやって市民やNPOの活動を側面から支援していくことが、二十一世紀の政治の役割と考えていますとお話されました。

また、わたしの記憶に残っているのは、困っている人を助けるのはその人に一番近い人が助けるのがよく、できない場合に補完していく。人は一番近い人に助けてもらうのが幸せだとお話されていたのが印象的でした。

地域でできることは地域で、
そして地域でできないことを政府・行政が補完していきます。

鳩山氏はサードセクターと控えめにいわないで、ほんとうは皆さんがファーストセクターであるともおっしゃってみえました。

 大きな変革のために必死で走り、つまづきもありましたが、軸をぶらすことなく、推し進めることができる信念を貫いたマニフェストだと思いました。

 jacevoは現在内閣府の委託事業にてiSB公共未来塾を実施しています。
 私は、事業の責任者として、この名前にこだわりました。
社会起業塾ではなく、公共未来塾です。

社会を変えるのは、私たち社会企業であり、市民です。

その変革の原動力は「ひと」です。
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