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藤岡喜美子のブログ

これまで細分化されてきた日本のサードセクターを横断的に再構築し、政府・行政セクター、企業セクターといった
従来のセクターに、イノベーティブで力強く活動するサードセクターが加わることで、3つのセクターが一体的に変化し、多様な主体者が社会問題を解決していく未来に日本に変えていきます。


JACEVO設立までの動き [2009年09月22日(Tue)]
 私たちは、地域をよりよくしたい、社会を変えたいという思いから、サードセクター組織の力量拡大のための活動を実践してきました。今、私たちは、本当に成果を生み出すことができる組織となるために「経営力」が問われています。

2007年秋、
 私が事務局長を務める市民フォーラム21・NPOセンター(以下市民フォーラムという)は、組織となり10年をむかえ、2008年12月NPO施行10年を前にして、インフラ組織としての自らの10年を振り返りました。
「私たちは、ほんとうに社会を変える原動力になっているのか。」

2 005年私は市民フォーラムの事務局長に就任しました。まさしく自転車操業でした。市民フォーラムは今でも基盤が確立しているとは言い切れませんが、「組織」として結果をだし、成果を生み出す「努力」ができる組織とやっとなることができました。なかなか変わらない社会に「憤り」の拳を握りしめ、試行錯誤にて実践し、そして多くの失敗を重ね、その経験を糧にさらに、留まることなく、前へ前へと進み、些細ですが成功体験もあり、問題解決を可能とする「組織」と成長しつつあると実感しています。それは少ないながらも、恵まれた環境でもなく、高い志を有し、「よいことをしている」だけではなく、毎年の結果から成果を生み出すという、歯車をまわし続けている市民フォーラムのスタッフの原動力と理事や会員のみなさま関係者のみなさまのご支援に支えられています。ここに感謝の気持ちを込めてお礼を申し上げます。

 同じようにさまざまな工夫をして活動するリージョンレベルの中間支援組織である、特定非営利活動法人せんだいみやぎNPOセンターの加藤氏、社会福祉法人大阪ボランティア協会の早瀬氏、ナショナルセンターで事業型NPOの成長支援を実践している特定非営利活動法人NPO事業サポートセンターの田中氏と市民フォーラムの代表理事後が対談し、サードセクター形成とサードセクター組織の力量拡大に関し、問題意識が同じであることを実感しました。時を同じくして、市民フォーラムは訪英調査を行い、ACEVOというイギリスのサードセクターのインフラ組織の実態を知ることとなりました。

2008年1月
 せんだいみやぎNPOセンター、大阪ボランティア協会、市民フォーラムの3者にて、成果を生み出す組織となるため、サードセクター組織の力量拡大のためには全国のインフラ整備が重要であるとの認識から研究会を隔月で開催することにしました。
 これまでは、税制についての提案、NPOの啓蒙のためのイベント、新人・中堅スタッフのための研修が中心であった狭義のNPOの中間支援組織の活動について、それでよいのかと自らに問いただしました。必要性をとらえていなかったのか、なぜできなかったのか。研究会では、市民フォーラムの訪英調査を含めイギリスのNPO政策の流れとACEVOの役割などを共有し、議論しました。

2008年9月
 3者にてイギリスへACEVOの調査にいきました。初代の理事長、事務局長、会員に直接ヒヤリングを行いました。(サードセクター組織のCEO=ACEVOの紹介による)ACEVOのような組織が日本でも必要であることを確信し、同時に日本でつくっていくことの難しさを痛感しました。
 帰国の翌日、調査報告会を行いました。2009年3月に設立準備会を立ち上げ、9月1日に設立する覚悟をきめました。
 JACEVOの設立趣旨を意見交換し、その目的達成のためにどのようなことを行っていくのか、研究し、学び、意見交換し、プロジェクトの柱建てを行いました。
 その議論をまとめ、呼びかけ人への説明を始めました。研究会のメンバーの3者がこれまでに直接会い、「実質上の経営者である」と3者が自らの言葉で語ることができる経営者を一方的に、それぞれの主観にてお名前を挙げ、有名な組織だからとか、組織のバランスをとるということはしませんでした。法人形態、分野、地域、年齢などバランスをとり呼びかけ人としてお願いするみなさまのリストをつくりました。
 私は全国50名の人に会い42名の方に呼びかけ人になっていただきました。研究会のメンバーもそれぞれ短期間にもかっかわらず、日本全国奔走し、63名の方に呼びかけ人になっていただきました。呼びかけ人のみなさまには、乱暴なお願いにも関わらず、共感していただけたことに感謝申し上げます。また、共感はしていただけるも、なお、地域課題、社会課題に新たに挑戦し解決のためにご自身の全エネルギーを使いたいということで、辞退された方もみえました。そこで、事務局が信頼されること、事務局が機能することの大切さをひしひしと感じていました。

2009年3月
63名の呼びかけ人によりJACEVO設立準備会を立ち上げ、9月1日設立に向けて、半年間の事業骨子を承認いただきました。全国6地域にて会員拡大キャンペーンとして、呼びかけ人とJACEVOに関心のあるみなさまと幹事が直接意見交換しました。述べ393名のみなさまに参加いただき、JACEVOの必要性を伝えて議論を重ねてきました。また、子育て部会を設置し、子育て政策を提言するために研究会や勉強会を何度も開催し、提案をいたしました。名古屋では月1回勉強会と提言のための準備を毎月集まり開催しています。

2009年9月
設立時社員128名にて日本で初めてのサードセクターの経営者を対象とした組織を設立しました。1日から5日まで全国4か所にてACEVOの最高執行責任者スティーブン・バブ氏を招聘し総会記念イベントを開催、述べ333名のみなさんにご参加いただきました。

JACEVOが、ほんとうに社会を変えることができる組織になれるかどうか、奇しくも政権
交代の本格的メカニズムが始動した日本で、新たな全国インフラ組織の活動が始まりました。

明確な目標、熱い想い、確かで有効な計画、たゆまぬ努力が多くのみなさまの願いの吸引力となり、組織が力強くなっていくはずです。設立に至るまでに多くのみなさまのご支援、ご協力を賜りました。ほんとうにありがとうございます。事務局としましては、できない理由ばかりを述べるのではなく、自ら試行錯誤にて課題解決のために実践していきます。できたばかりの組織ですが、サードセクターという広い輪郭を捉え、日本における非営利活動の実践者、サードセクター組織の経営者が集まりつつあります。今後ともみなさまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

このブログでは今後の事務局長としての私の動きや、主張などをお伝えしていきます。
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