未来の党
[2012年11月28日(Wed)]
嘉田滋賀県知事を党首に、卒原発の未来の党が結成され、小沢グループなど第三極Bチームが即座に合流を決めたようです。
これで環境派が初のまとまった議席を得る結果になればそれ自体はいいことだと思いますが、小沢氏が無原則に合流したことで、小沢氏の政局判断でいつでも分裂する運命を抱え込むことになりました。民主党と同じ轍ですね。それを承知で環境派が議席を取りにいったのならいいですが。いずれにしても、はやめに小沢氏から自立する戦略をもたないと途方に暮れることになるでしょう。
総選挙全体への影響を考えると、Bチームが以前よりは議席を多く取れる可能性が出てきた反面、Aチームとのバッティングで自公を利する危険も増えたといえます。
Aチーム内でも、維新とみんなは、合流が決裂しただけでなく、かんじんの候補者統一もできないまま、ここでも潰しあいになる小選挙区がかなり出そうな状況です。
このままいくと自公で過半数を優に超える結果になることは確実で、そうなれば、維新と合わせて衆議院3分の2を超えた場合(再議決可能)には維新の発言力がある程度確保されるか、あるいは参議院でかなり議席を持つ民主党が7月までは多少の発言権をもつパターンか、どちらかです。安倍と橋下の関係からして、前者でしょう。
こうしたできた政権(安倍・石原政権!)はタカ派のイメージが強くなりすぎて不評を買う可能性も高いし、何よりも自民と組んだ橋下のイメージは大きくダウンするでしょう。維新は下り坂です。
いずれにしても、自公の天下再来で、そうした予想される結果に気づいて、投票日までの一か月で有権者はもう一度か二度、揺れることでしょう。
そこで伸びるのがAチームなのかBチームなのかは演出次第でしょう。
そして、仮に自公政権再現への疑問が高まった時に、AチームとBチームはそれでも共倒れに向かって突っ走るのかどうか。
自民党分裂という最後の課題が残っている以上、それをターゲットとして見据えている唯一の政治家としての小沢氏の存在意義は残ります。
未来の党を仕掛けてここまでは来たわけですが、さらにどこまでかき回せるのかを見てみたい気もします。
ところで、民主党もマニフェストを発表しましたが、まだ与党の可能性があるかのような踏ん切りの悪いマニフェストで、いさぎよく負ける覚悟ができていないようです。かえって議席をさらに減らすことになるでしょう。
自民も、本当は第三極が怖いのに、あたかも民主党が主敵であるかのようにふるまって逃げ切ろうとしています。民主党も都合がいいのでそれにのったふりをしています(党首討論ごっこ。こんなもの誰が見たいでしょう)。こんな茶番があと一か月ももつわけがありません。
自公民をひとまとめにして否定する動きが投票日までに一度は高まると予想します。
その瞬間に、第三極がそれを生かした行動がとれるかどうかですね。
小選挙区の候補者を調整するだけのことですが・・・。
これで環境派が初のまとまった議席を得る結果になればそれ自体はいいことだと思いますが、小沢氏が無原則に合流したことで、小沢氏の政局判断でいつでも分裂する運命を抱え込むことになりました。民主党と同じ轍ですね。それを承知で環境派が議席を取りにいったのならいいですが。いずれにしても、はやめに小沢氏から自立する戦略をもたないと途方に暮れることになるでしょう。
総選挙全体への影響を考えると、Bチームが以前よりは議席を多く取れる可能性が出てきた反面、Aチームとのバッティングで自公を利する危険も増えたといえます。
Aチーム内でも、維新とみんなは、合流が決裂しただけでなく、かんじんの候補者統一もできないまま、ここでも潰しあいになる小選挙区がかなり出そうな状況です。
このままいくと自公で過半数を優に超える結果になることは確実で、そうなれば、維新と合わせて衆議院3分の2を超えた場合(再議決可能)には維新の発言力がある程度確保されるか、あるいは参議院でかなり議席を持つ民主党が7月までは多少の発言権をもつパターンか、どちらかです。安倍と橋下の関係からして、前者でしょう。
こうしたできた政権(安倍・石原政権!)はタカ派のイメージが強くなりすぎて不評を買う可能性も高いし、何よりも自民と組んだ橋下のイメージは大きくダウンするでしょう。維新は下り坂です。
いずれにしても、自公の天下再来で、そうした予想される結果に気づいて、投票日までの一か月で有権者はもう一度か二度、揺れることでしょう。
そこで伸びるのがAチームなのかBチームなのかは演出次第でしょう。
そして、仮に自公政権再現への疑問が高まった時に、AチームとBチームはそれでも共倒れに向かって突っ走るのかどうか。
自民党分裂という最後の課題が残っている以上、それをターゲットとして見据えている唯一の政治家としての小沢氏の存在意義は残ります。
未来の党を仕掛けてここまでは来たわけですが、さらにどこまでかき回せるのかを見てみたい気もします。
ところで、民主党もマニフェストを発表しましたが、まだ与党の可能性があるかのような踏ん切りの悪いマニフェストで、いさぎよく負ける覚悟ができていないようです。かえって議席をさらに減らすことになるでしょう。
自民も、本当は第三極が怖いのに、あたかも民主党が主敵であるかのようにふるまって逃げ切ろうとしています。民主党も都合がいいのでそれにのったふりをしています(党首討論ごっこ。こんなもの誰が見たいでしょう)。こんな茶番があと一か月ももつわけがありません。
自公民をひとまとめにして否定する動きが投票日までに一度は高まると予想します。
その瞬間に、第三極がそれを生かした行動がとれるかどうかですね。
小選挙区の候補者を調整するだけのことですが・・・。