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〔後房雄のブログ〕

現実関与型の政治学者が、日本政治、自治体改革、NPOやサードセクターの動向などについて話題を提供しています。一応研究者なので、面白かった本や論文の紹介もします。


衆院愛知6区補選 [2011年04月24日(Sun)]
減税日本の今後の帰趨を占うものとして注目された衆院愛知6区補選は、自民党候補が勝利し、減税日本の候補は河村氏らが必死にテコ入れしたにもかかわらず、ダブルスコア以上の惨敗でした。

これで、統一地方選前半戦の愛知県議会選挙で減税日本がほぼ名古屋市内でしか当選者を出せなかったことと併せて、河村台風は名古屋市内に止まることがはっきりしました。

全国で100人以上を推薦して全国進出を主な目的としていた河村構想はほぼ挫折したといってよいでしょう。

何よりも、東日本大震災の深刻な被害が、河村氏の政治ごっこの軽さを浮き彫りにしたということでしょう。

名古屋市においても、減税日本の新米議員たちが、1年目のボーナスが規定より少ない(4月から就任だから普通の社会人なら常識ですが)ことに抗議して内輪もめをしたり、委員会などでほとんど発言できない醜態をさらしたりしていることが報道されています。

今後、当分の間、河村氏の大好きな選挙ごっこの機会がないので、河村市長と減税日本の実態がどんどん明らかになっていくだけだと思われます。

***

東日本大震災復興NPO支援・全国プロジェクトの設立総会が、今日午後、200人以上の参加者で開かれました。湯浅誠内閣参与、渡辺衆・民主党国民運動委員長が挨拶し、その後も報告や討論をフォローされていました。


被災地からも7つの団体代表がシンポに参加し、今後の復興の課題やNPOの役割について議論しました。若い世代のリーダーが現れつつあることが頼もしかったです。

深夜のNHKテレビニュースでも報道されました。



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