本日12月3日から、
「平成26年度杉沢遺跡発掘調査速報展」が始まります!
出雲市文化財課では、(仮称)出雲斐川中央工業団地の開発に伴い、平成24年7月から今年の8月まで
杉沢遺跡・杉沢U遺跡・杉沢横穴墓群(出雲市斐川町直江)の発掘調査を行ってきました。
これまで、3回の速報展で調査成果をご紹介してきました。今回の展示では、
平成25年度後半から平成26年度に実施した、杉沢遺跡の発掘地調査成果をお届けします!
杉沢遺跡は、平成25年度調査で
「古代山陰道」が発見されたことが話題となりました
そのほかにも、
弥生時代中期(約2,000年前)の
集落跡と、
太平洋戦争末期(1940年代)の戦争遺構が検出されています。そこで今回は
、「弥生集落と昭和の戦争遺構」にスポットを当て、写真パネルと土器や石器などの遺物を展示します
弥生集落は、約2,000年前の弥生時代中期に営まれました。丘陵の斜面にまるで住宅団地のように建物や加工段(人工的に造成した平坦面)が築かれています。また昭和の戦争遺構は、丘陵尾根で発見したタコ壺(個人用の塹壕)を中心に、周辺の関連遺構を紹介します。
速報展は平成27年3月2日まで、博物館ショップ横で開催します。ぜひ、ご覧ください
弥生時代中期(約2,000年前)の竪穴建物跡
出土した弥生土器・石器