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大土地神楽 出雲の文化財〜Part20〜 [2012年05月30日(Wed)]

 ”古事記編纂1300年”
 最近良く耳にされる言葉だと思いますが、各地でそれにちなんだ行事が開催・予定されていますイベント
 県内では神話博しまねが島根県立古代出雲歴史博物館を主会場に7月21日から11月11日までの114日間にわたりに開催されます演劇
 
今回、出雲市の文化財Part20ということで、出雲大社のお膝元、出雲市大社町で250年以上民衆によって受継がれている
大土地神楽(おおどちかぐら)を紹介いたします目

 大土地神楽は古くから大土地荒神社の注連職によって神事(神楽)として舞われていましたが、寛政10年(1798)に記された「祷家順番帳(とうやじゅんばんちょう)」等の記録によると1750年頃から民衆によって神楽が舞われたいたことが確認でき、その頃から子どもによる神楽も舞われていたようですexclamation×2今では多くなった子ども神楽の草分けですねぴかぴか(新しい)
出雲大社の門前町として早くから芸能としての部分も影響を受けたと思われ、観る人を喜ばせるような演目も多数ありますわーい(嬉しい顔)
250年以上前から民衆(若衆・子ども)による神楽”素人神楽”が舞われ、今日でも同じように継承されている事が認められ、平成17年には国の重要無形民俗文化財に指定されていますひらめき 
 毎年10月第3or4土曜日には午後6時から夜中の3時まで大土地荒神社へ神楽が奉納され、前日の金曜日には”本ならし”とよばれるリハーサルが同じ時間帯で行なわれ、2日間とも約20演目が明け方近くまで奉納されます(大変あせあせ(飛び散る汗)

@八戸(前素尊)3.jpg


 また、平成18年からは神楽(伝統芸能)の素晴らしさ・大切さを少しでも多くの皆さんに伝えようと、自ら企画した
稲佐の浜夕刻篝火舞(いなさのはまゆうこくかがりびまい)を毎年開催雲南市の深野神楽保存会さん等を招待し共演しておられますわーい(嬉しい顔)
P1020207.JPG

 今年で7回目となる稲佐の浜夕刻篝火舞は6月2日(土)午後5時30分から9時まで、”国譲り神話の舞台稲佐の浜で篝火を焚き、他地域の神楽団体も招待して4演目が上演されますイベント
 神話の舞台稲佐の浜で開催される夕刻篝火舞、大土地荒神社で奉納される大土地神楽を観に行かれてはいかがですかexclamation&question
 時を越えて神話の世界へタイムスリップするかも知れませんよ目
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