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〜ギャラリー展「はそう −須恵器の前方後円墳?!」会期残り1か月!〜 [2017年02月23日(Thu)]

開催期間:平成29年1月11日(水)〜3月20日(月)
観覧料:無料

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 現在開催中のギャラリー展「はそう −須恵器の前方後円墳?!」は、ご好評によりたくさんの方にご観覧いただいています。

 これまでブログでは、出雲、石見、伯耆、隠岐のそれぞれの「はそう」の特徴を紹介してきました。今回のブログでは、時代とともに用途が変わる出雲の「はそう」についてご紹介します。

 古墳時代に作られはじめた須恵器「はそう」は、飛鳥時代の7世紀後半になると石見や伯耆では作られなくなってしまいます。同じ形をしていた近畿地方や山陽地方も同じように作られなくなります。両手で捧げながらお酒を注ぐ丸底の「はそう」は、全国的に飛鳥時代に消滅し、その役割を終えたようです。
 ところが、出雲では奈良時代の8世紀にも「はそう」は残ります。出雲の「はそう」は7世紀になると平底になり、机の上でも安定して置けるため、墨を磨るための水差しへと転用されました。時代の変化に対応してその用途を変えながら使い続けられていったのです。
 役所で文書作成にあたる役人の必須アイテムとして奈良時代まで使われ、出雲国府(松江市)では、奈良時代の8世紀前半まで使われていたことがわかっています。


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 ギャラリー展の会期も残り1か月となりました。
 ぜひ、この機会にご観覧ください。