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来原岩樋(くりはらいわひ)が土木遺産に認定されました [2015年06月22日(Mon)]

 来原岩樋(大津町上来原)が、昨秋(平成26年9月26日)に日本土木学会による「土木遺産」に認定されました。これを受けて、地元の大津町では6月26日に記念式典と記念講演会が行われました。
 来原岩樋は、約300年前の元禄13年(1700)に工事が完成したとされ、その12年後、高瀬舟を通すために3段のゲート(閘門:こうもん)が再掘削されました。「閘門式構造」としては日本最古級の土木施設です。
 そして、この工事および樋門の維持管理を「本田家(もと本多家)」が300年来、一貫して世襲されていることでも、稀有な施設です。
 卜部忠治先生の記念講演会では、岩樋開削時、松江藩は最悪の財政状況の中、民間資本だけで工事がなされたこと、この来原岩樋は樋守の本田家なしには300年間も維持できなかったこと、などを話されました。
 15代樋守・本田晴夫さんの談話では、「ナマズの尾」(取水口への土砂流入を防ぐための盛土)が、放水路事業でなくなってから、樋門の維持管理が難しくなっていること、300年つづいた世襲による管理方式が、今後どうなるのか、話をされました。
 出雲平野の西半分の農地を、300年に渡って潤し、かつては奥出雲の産物などの流通に大きな威力を発揮した岩樋。弥生の森にも近いので、ぜひ、行ってみてください。

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説明看板の除幕式

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表彰される本田晴夫氏

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来原岩樋