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シンポジウム「『古代山陰道』を考える」を開催しました!〜その@〜 [2015年02月18日(Wed)]

 2月15日(日)、シンポジウム「『古代山陰道』を考える‐杉沢遺跡道路遺構発見の意義‐」を開催しました。

 斐川町直江の会場には、出雲市内外をはじめ、なんと東京や九州方面からもご来場いただき、来場者200名近くという大盛況となりましたexclamation×2

観客.JPG


 ご来場いただいた皆様、大変ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)

 報告が長くなりそうなので、3回に分けてシンポジウムの様子をじっくりお伝えしていきたいと思います。

 第1回は、山陰両県の「古代山陰道」発掘調査成果の報告についてです。

 報告のトップバッターは、出雲市文化財課の江角健が務めました。
 「杉沢遺跡と島根県内の道路遺構」と題して、シンポジウムのメインとなる杉沢遺跡の道路遺構の発掘調査成果を、写真を交えて報告しました。杉沢遺跡の道路遺構は、丘陵の上を約1qにわたって縦断しており、尾根を切り開いたり盛土をしたりして、大規模な造成が行われていることをご紹介しました。また、島根県内では道路遺構の発見数が少なく、規模も小さかった中で、杉沢遺跡の道路遺構は規模、構造ともに「古代山陰道」にふさわしい道路であることを示しました。

江角.JPG


 続いての報告は、鳥取県埋蔵文化財センターの森本倫弘氏による「青谷上寺地遺跡検出の道路遺構」でした。
 青谷上寺地遺跡は、鳥取県東部の青谷町にあり、弥生時代には大規模集落がつくられ、精巧な木製品などが出土した「地下の弥生博物館」と呼ばれる国指定史跡です。近年は、道路遺構をはじめとする古代の遺跡としても注目が集まっています。ご報告の中では、水が湧き出る低湿地に造られた道路遺構について、具体的な調査成果をご紹介いただきました。青谷上寺地遺跡の道路遺構は、低湿地に粗朶(そだ)と呼ばれる木材を敷き詰めた上に盛土をし、道路が造られたことが報告され、尾根上にある杉沢遺跡との工法の違いが分かる貴重な事例をお示しいただきました。

森本.JPG


 次回は、第2弾!木本雅康氏、近江俊秀氏によるご講演の内容をお届けします。お楽しみにひらめき

パネル展.JPG
パネル展示のようす