鰐淵寺−鰐淵寺川南地区−速報展始まりました! 2月18日(月)まで行ないました新春企画 速報展「2013出雲市所在 新指定・登録文化財」には、多くの方々にご覧いただきありがとうございました。
本日、2月20日(水)より、鰐淵寺の調査速報展が始まりました。この展示は、昨年6月から10月まで発掘調査を行なった鰐淵寺川南地区の調査の成果を展示しています。
展示の様子
調査の結果、中世の瓦や柱跡から僧坊があったことがわかり、また戦国時代(16世紀)を中心とする遺物が多く出土しました。そのなかでも中国から輸入された染付けの
碗・皿、青磁、白磁、天目茶碗(破片)など、また
「天王」(てんのう)など文字を刻んだ中世土師器・備前焼・硯(すずり)・瓦などの貴重な品々を選び、展示しています。
また、洪水の痕跡も確認できましたので、
実物大の土層剥ぎ取り標本も展示しています。
剥ぎ取り展示の様子
普段見ることのできない鰐淵寺の出土資料をぜひこの機会にごらんください。4月22日(月)まで展示しています。